ロードバイクの種類は実は豊富!

ロードバイクはどれを見渡しても同じ様なフレームの形、同じ様なハンドルの形、同じ様なコンポーネントでどれも同じで違いがわからないという方の方が世間的に多いので今からご紹介します^ ^

1.オンロード型(舗装路)

主にアスファルトを含み舗装された道路を長く走れる様に設計される事が前提で、平らな道が得意とされてます。空気抵抗が低く、パワー伝達能力や直進安定性が高く、ハンドリングが滑らかで素早いコーナリングが可能。高い速度を維持しやすく長時間長距離を速く走る為に設計されています。ほとんどのロードバイクがこのカテゴリーで、レースからツーリングまで幅広く使用されてます。

2.オフロード型(舗装路以外)

先程のオンロードを含め、舗装されてない道をも快適に走りやすく設計されています。より凸凹の道でも安定し、泥や砂利道でも安心感のある走りが特徴です。しなりを活かすフレームやフレーム内蔵のサスペンションを搭載したものや、MTBみたいにペダルの位置が高く、より快適に振動が少なく、泥道でも安定するタイヤや、ギア比が小さく加速させやすいコンポーネントやフレーム思想等、悪路(ダート)でも楽しめ冒険心をくすぐるものが多いです。

大きく分けると2つのカテゴリーになり、更に分けると以下の様になります。

【オンロード】

・軽量・オールラウンド
・エアロロード
・コンフォート・エンデュランス
・タイムトライアル・トライアスロン(TT/Tri)

【オフロード】
・シクロクロス
・グラベル

その他・ツーリング/アドベンチャー

例外もありますが、大方こんな感じです(^_^;)
特にオンロードは同じく舗装路で走るものなのに何故これだけの種類があるのかと言うと、ツール・ド・フランス等のロードレースのコースに対応していたり、選手の脚質の好みに合ったものが作られたりしているからです。どちらかと言えば前者の方が大きいです。勝負の世界で勝つ為に作られてるので用途を分ける必要があります。なので、

まずは用途別にご紹介しましょう!

【軽量・オールラウンド型】

昔からのスタンダードなモデルですが、軽量型、オールラウンド型と呼ばれ、アップダウンの多いコースや山岳部での長距離のロードレースにステージに使用される事が多いのが特徴です。
2020年には軽量オールラウンドに加え、空気抵抗の削減を目的として"エアロ"が強化されたロードバイクが流行り始め、1台で何役も補えるのがこれから増えていくと予想出来ます。
今までは軽量でかつエアロ効果が少ないが故に平坦等の高速巡航で慣性の恩恵があまりなく、空気抵抗があった為、高速維持の為のスタミナ消費が大きかったが、最近ではエアロが強化されてきた為巡航速度を上げる事かつ維持がしやすくなってます。
設計思想はペダルを踏んだ時の反応が良く加速させやすい所です。縦にも横にも剛性を上げ、バイクを横に倒してもすぐに立て直せるようになってるものが多いです。軽量よりも踏んですぐ加速してくれるのが気持ちいい自転車です。

【エアロロード型】

名前の通り、空気抵抗の削減を目的としエアロ性能が高いロードバイクです。主に平坦での巡航を高速で維持する事に長けています。最近では軽量化も進み、アップダウンの多いコースでも楽々クリア出来る車種も増えてきています。軽量オールラウンドではキビキビとした加速感が売りなのに対して、エアロロードの美味しい部分は直線安定性が高い所とジワジワと巡航速度の維持しやすい所で、TTバイクを除き、ロードバイクの中では一番前傾が深く、より全身の力を出しやすく空気抵抗も少なく出来るポジションがとれるもので、空力学的に優れているロードバイクです。
ルーラーやTTスペシャリストやスプリンター等じっくりとスピードを上げるのが得意な選手にとっては最大の武器になりそうです。

【コンフォート・エンデュランス型】

いわゆる、舗装路を含め石畳みたいなガタガタの道でも衝撃の緩和力が高く乗り心地が良いロードバイクです。フレーム各所に工夫がされていて、しなりを活かしたり、衝撃緩和材やダンパーみたいなギミックをフレームに組み込んでる車種が多いのが特徴です。長距離を楽しみたい方や振動や衝撃が気になる方は選択肢に入ると思います。フレームもパイプが長めであったり、他のロードバイクより少しアップライドで前傾が浅いのも特徴で、身体全体への負荷が少ないのも良い所です。最近ではエアロ効果の高いものも出てきたので、レース志向に寄ってきたものの乗り心地は良く長距離で疲れにくい所が良い所です。エントリーグレードのアルミロードもこのエンデュランス型に近いジオメトリーが多く、初心者の方にも十分オススメ出来るカテゴリーになります。

【TT/Triバイク型】

タイムトライアルとトライアスロンを主に使用されるバイクで、空力に極振りした直線の鬼です。
TTバイクはその名の通り、タイムトライアルでのタイムを競う為のバイクで、空気抵抗を極力減らして高速の巡行速度を維持しやすくする為のロードバイクの一種です。前からの風を受け流す様な設計思想だけでなく、力の伝達効率が非常に高いのが特徴です。トライアスロン用バイクではUCIのルールから外れたものも多くあり、TTバイクより更に空力を意識した設計思想でありTTのポジションより少しだけ前傾が浅い事が多いです。(それでもロードバイクの下ハンドルポジションと同じくらいの低さです)
ロードバイクよりも重量が重いですが、慣性の法則が働き、更に空気抵抗の減少が抜きん出てる為に平坦では楽に速く走る事が可能になります。

【シクロクロス型】

シクロクロスはシクロクロスレース用に造られたロードバイクで、主に舗装路とオフロードミックスのコースを速く走る為の設計となってます。時にはバイクを担ぎ、バイクから降りて走る事もある為、降りたり乗ったり、スタートしたりストップしたりと忙しい競技です。その為、最初の初速をいかに素早くするようなカスタムになっており、フレームも踏み込んだら加速させやすい設計思想になっています。
泥の中を走る事も多いので、あらゆる所のクリアランスが広めにとってあり、タイヤも太めのものを装着出来る様な設計になっています。路面も荒れた路面を楽に走れる様にあえてしなりやすいフレーム形状になってる事が多いのと、担ぎやすくする為にフレーム前の三角が大きめになっており、MTBみたいにクランクの位置がロードバイクよりも高く設定されています。バイクバランスも鍛えられ、シクロクロスを手にしたお陰でロードバイクのコントロールが上手くなったとの声が多数見受けられるので、個人的には凄くオススメです!

【グラベル型】

先ほどのシクロクロスと対をしてオフロードを走る為のロードバイクです。イメージではシクロクロスよりも更にハードで難関な道をクリアしたい、もっと冒険をしたい、山の中森の中を走りたい人には最高に向いているものです。シクロクロスと違う所は、車幅(ホイールベース)が長く、アップライドで前傾が浅い所と、中にはフレームにサスペンションが組まれてる事も多いのが特徴で、よりクッション性のあるロードバイクです。最大の武器は最高の安定感とクッション性と走破性で、他のロードバイクとは違いりに幅広く走る事の出来る所が得意な所です。
最近ではグラベルロードやアドベンチャーロードみたいに旅や自由に走るロードバイクが流行し始めてるので、レース等で飽きてきたりもっとアグレッシブに走りたい人は是非グラベルロードを選択しても良いのかなと思います。グラベルも日本ではまだまだ進展中ですが、海外では既にグラベルレースもあるので、このグラベルロードも後々にレース機材として紹介される日も近いのかな?と期待しています。

他にも、アドベンチャーロード(グラベルにフェンダー(泥除け)やキャリア(荷台)をつけたもの。やツーリングバイク、リカンベント等様々な自転車はあります。一番はやはり、見た目と興味をそそられるものが一番です。自分が好きな色や形状美や機能美、一目惚れしたものを手に入れる事が最高の自己満足のスポーツ。それがロードバイクの楽しみ方の一つだと思います!
それだけではなく、もっとロードバイクの楽しみ方をこれからも伝えていきますので、どうぞ宜しくお願い致します( ´∀`)

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!♪(´ε` )


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?