編集中の研究日記⑤
今のところメルロ=ポンティ研究をしている哲学修士です。
自分の学部時代はピアエデュケーションの場が足りなかった欠乏感に苛まれています。
人によっては充分だったろうし、私が足りなかったと思っているだけかもしれません。そこは、大学側が実施しているアンケート調査の結果をまとめる方々が慎重に検討してくれていることを願います。
ただ、私は今や大学院生になり、場を作る微々たる権力を握り始めているので、「うそ太郎」が(寿司)を握るごとく、場づくりを進めていきたいと野心しています。
本日は大学ではなく、veloceに来てメルロ=ポンティについて勉強してきたことをまとめるという企図で過ごします。
以上、一旦宣言。帰ったら本日の結末という「続き」を書きたい。
「続き」
経過概要について
12時ごろから始め、コーヒーを1杯。13時に2杯目として紅茶を頼んだ際、13〜15時は90分制であるとのことで14時まで作業。
一人ならはしごするところでしたが、母が別の用事で近くで、帰りに合流したので作業としてはそこで終了。
さて、メルロ=ポンティという哲学者を語るにあたり、まずは事典→学部時代のレジュメやノートの振り返り、の予定でしたが、久しぶりに大学以外の環境という刺激が多すぎてたくさん考え2時間では無理でした。今のところ私はサルトルにはなれぬというべきかサルトルをしているというべきか。
事典で引いてみた
(重いけど)持ち歩き可能な事典
『コンサイス20世紀思想事典—第2版—』木田 元、栗原 彬、野家啓一、丸山圭三郎 編、1997、三省堂
『年表で読む—哲学・思想小事典』ドミニク・フォルシェー著、菊池伸二・杉村靖彦・松田克進 訳、2001、白水社
どちらも去年12月の古本まつりで古本屋で購入。¥1000くらいでした。コンサイスの方、年表の方と呼び分けます。
索引を見ると前は気づかなかったマイナー哲学用語があると、つい目移りしてしまいますが、なんとか持ち堪えて。
コンサイスの方は、編者が木田元ということで、メルロ=ポンティ関連ページが19件。ヘッダーです。多いです。
全部引くと1時間はかかりそうなので見出し語だけ書き出しました。明日から項目を順番に読む予定。多分一気に読むとつかれるので2個ずつかな。
年表の方を引くと、メルポン=『知覚の現象学』という印象を受けるようになっている。間違いではありません。
世界内存在、説明できない…おなかいたい。
ちょっと今日中にということでしたが、私はこれまでのようです。
今日のさいごに、ピア・エデュケーションの場、ですが、オリター団の集まりに初っ端から私がサボったんでした。学問だけが大学生活ではないのだった。自戒。
先生のおてつだいバイトも思い出したのでこれにて。「続きの続き」はまた明日。
「続きの続き」2025/02/03
コンサイスの方の見出し語だけ書き抜きました。ちらちら文章も見ながら。(読んではない。)作業時間30分くらい。
あいだ [独] Zwischen
カテゴリー的態度 [独] kategoriales Verhalten
ゲシュタルト理論 [独] Gestalt-theorie
現象学 [独] Phänomenologie
コミュニケーション理論 [英] communication theory
実存主義 [仏] existentialisme
身体論 なし
生活世界 独 [Lebenswelt]
生成 [独] Werden
世界内存在 [独] In-der-Welt-sein, [仏] être au monde
他我 [ラテン] alter ego
知覚 [英] perception 鯨岡
超越 [独] Transzendenz 木田
デカルト主義 [仏] cartésianisme
反哲学 [仏] anti-philosophie
命名 [英] naming, [仏] dénomination 丸山
両義性 [仏] ambiguïté, [英] ambiguity 滝浦
『レ・タンモデルヌ』 [仏] Les Temps Modernes