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スバル系に多いという訳ではありませんが・・・。 スバル車用、中身の伴わない社外パーツ群。

我々ビークルフィールドに入庫するスバル車の中には
すでにアフターパーツがてんこ盛りの状態であるにも関わらず
なぜか遅いと言う状態の物もありまして

今では高額中古車ランキングに入るようになったGDBインプレッサも
お金を掛けた割には速くないと言うオーナー談。

ブーストを聞いてみると高回転は1.2kも掛からないと言うので

キャタライザーの中が詰まっていないかとバックエアーを吹いて見た物の
特に問題はなさそうでして、どうせキャタライザーまで外したのであればと

タービンのエキゾーストブレードやポペットバルブを確認するも
どっかのメーカーさんみたいにユルユルになっている事はなく・・・。

インテーク側は内視鏡で確認しますが

こちらも破損が見受けられるような事もなく、きれいな状態です。

タービンも問題なく、キャタライザーも詰まっていないのに
ブーストが掛からない・・・。

まさか・・・こっち???

メインサイレンサーの中がΦ55㎜ぐらいまで絞られてました。
脱着可能なインナーサイレンサーではなく・・・です。

軽自動車用・・・?笑

低回転ではブーストがある程度まで上がりますが
排気流量の大きくなる高回転では
排気が追い付かなくなりタービンブレードの回転が落ちます。
当然ブーストも落ちます。
原因はコレですね。

マフラーを購入する場合は、メインのパイプ径だけでなく
絞りが無いかの確認とメインサイレンサー内でパイプを交錯させたり
隔壁を何枚も入れたような造りでは無いかを必ず確認してください。

次に見せるのは、BRZ用のフロントPCD114.3用ハブユニット

元々購入した品物にガタがあったので、返品交換をお願いした所
海外で造っているから・・・という事で数か月待たされた末に届いたのは
絶対コレ、センターナット緩みますよね・・・。
と言う構造に変えられており

結局自分達で図面引いて造り直しました。

GDB系のPCD114.3ハブを流用し、4WDではないので
ドライブシャフトの代わりに
ダミーのシャフトをイン側から入れてナットで固定するのですが
首を長くして待っていた期待を大きく下回る製品でした。

ん~、スバル用パーツメーカーとしては
有名なお店さんなんですけどね・・・。
ちなみに今はもう廃版な様でして、逆に安心しました。

最後は、とある部品を装着したら
アイドリングの学習値がどんどんマイナス方向にオフセットしてしまい

コレって大丈夫なの?って言うBRZ・・・。

BRZや86は中負荷域までの学習値を高回転高負荷域に当てはめる
なんちゃって全域補正です。

R35GT-Rは全域でリアルな学習フィードバックを行っているので
A/Fセンサーがぶっ壊れるとエンジンまでぶっ壊れますが
BRZ&86は、そのリスクを回避する為か
リアルタイムな学習フィードバックは中負荷域までに留めておいて
そこで得た数字を補正値として使います。
まあ、結局補正値がバグっていればエンジンはぶっ壊れますけどね。笑

中負荷域の学習値が12.7~14.7のマイナス側と覚えこんだECUが
この数値を高負荷域に当てはめると
12.5ぐらいの空燃比で回っていたエンジンは
高負荷高回転で14.1ぐらいで回る事になります。

ってかLOGを診たら普通に14.3とか言う空燃比で回ってました・・・。

排気温度がかなり高くなっていた様で
遮熱で巻いていたバンテージなどもボロボロ。

その、とある部品とは?

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