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TONEX ONE 買いました
まだ器材買うんかい!と当局からお叱りを受けるので、こっそりと話題のTONEX ONEを入手。
一言で説明するのが難しいが、あえて言うなら「アンプ・エフェクター キャプチャー」。世の中に数あるギターアンプや歪み系エフェクターが実際に発音したものを取り込んだシロモノ。いわゆるアンプシミュレータのようなもの、と言った方が理解が早いかも。
そもそもエレキギターはアンプとセットで音を作る楽器。同じギターでもアンプが変われば出音も全然変わってしまうから、できることなら自分のアンプを使ってリハもライブもやりたいのだが、ボーヤでも雇わない限りアンプを持参するってのは結構大変。20kgを超える真空管アンプなんて持ち上げただけで腰がやられる。
なので、リハスタジオやライブ会場にあるアンプを借用するケースがほとんどなんだけど、普段自分が使っているものがあるわけじゃなし、音作りに苦慮することもしばしば。
そこで考えられたのが「アンプシミュレータ」という器材。小型のペダルサイズに、Fender Twin Reverb とか Marshall とかのアンプを模した音色をセットしておいてアンプ代わりに使うもの。
その歴史は古く、若かりし頃使っていたことはあるものの、やはり似て非なるものという制限からは逃れられず、どうもイマイチ…という経験しかしてなかったが、昨今の技術革新は素晴らしい。片手に乗るほどのサイズに最新技術が詰められたその音は本物と区別できない仕上がり。
TONEX ONEは、デジタル技術で疑似的に再現する「モデリング」ではなくて実際の音を取り込んで処理する「キャプチャー」という方法を使っている。これによって本物クリソツの音色が出せるというわけ。
とはいえ弱点もあって、音色は「取り込んだ環境(スピーカーの種類、マイクの種類、マイクの置かれた位置 等々)に左右される」ので、上手にとりこまないとそれっぽい音が再現できないというところ。実際は○○みたいなキャプチャーデータにはめったに出会わないですけどね。
![](https://assets.st-note.com/img/1733539641-SjyFXHURW0bKtiuIdNcJBe1P.jpg?width=1200)
箱の中身は本体とUSBケーブルだけ。最近ありがちな「マニュアルはダウンロードしてね」状態。これ単体でも使えなくは無いが、正しく使うにはPCソフトが必要。PCとUSBケーブルで接続して、アプリで音色を作って本体にダウンロードして使う、という仕組み。
メーカーサイトでアカウントを作成登録して、アプリをダウンロードして…と一連の作業後にようやく使えるようになった。こういう作業はキライじゃないのでいいんですけどね。
ひとしきり触った感想としては、音は抜群。本物そっくり、とかどうでもいい。デジタル臭さはほとんど感じない。自分はライブでエフェクター扱いで使うつもりだがDTMならもうこれで十分でしょう。小さいがゆえの操作性に制限があるところは工夫で乗り切るとして、明日のライブが終わったらボードに組み込んでみる予定。しばらくは遊べそうだ。
今日も一日つつがなく過ごせたことに感謝。
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