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エレキギターはアンプまで含めて楽器
今回も楽器ネタで。
前から気になっていた本「ギター・アンプの真実」を読了。幸いKindle Unlimitedで読めたのはありがたや。
著者はアキマツネオさん。自分世代としては、イカ天キングのマルコシアスバンプのギタリスト。アンプビルダーとしてもご活躍とは知らなかった。
書籍の内容はタイトル通り。「ギタリストは常にマイアンプを使いましょう、だって音の出口までが楽器ですよね?」というお話。
ここのところの自分の課題が、スタジオや会場に(たいてい)置いてあるRoland JC-120でどうやって自分好みの音色を作るか、だったから砂漠に水を巻くように一気に読み進んでしまった。
おっしゃる通り、自分もずっとそう思っていたし、いつもマイアンプで演奏できればそれに越したことはないことに反論する人はいないはず。「ただ」たいていのアンプは「大きい、重い」という運搬に対する物理的な課題を抱えているもの。「それでも持っていきなさい」ということなのだが…
幸い自分はまだ車の運転に支障はないし、公共交通機関でないと行けない場所でライブすることもほとんど無いし、アンプを持っていくことができないわけではないが、それでもいざ出掛けようと思うと躊躇してしまう。
「だってスタジオにも現場にもJCあるし、それ使えばいいじゃん」
それゆえ「アンプシミュレータ」という最近流行りの道具に投資したわけだし。
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忘れていけないのが、アンプというのは音の出口であるスピーカーまで含む、ということ。ラインで出してPA卓へ送るとかならシミュレータ内のキャビネットシミュレータを使えば良いけれど、そうでなければリアルのスピーカーから音出しするわけで、そうなると「パワーアンプ+スピーカーキャビネット」が必要。
JCのリターンに入れて使うというのはまさにそういうことで、JCのパワーアンプとスピーカーを借りて音を出すということ。となれば「JCのパワーアンプとスピーカーの特性に影響を受ける」。
どの現場にもJCが置いてあるといっても、すべて同じ状態では無いから、「JCのリターン差しさえすれば同じ音が出る」ことは厳密にはあり得ない。
結局、マイアンプ(アンプ+キャビネット)を常に使わない限り、自分の音は出せない、ということになってしまう。
「この本読むとアンプが欲しくなるよ」と言われてたが、案の定そうなった。
ということで、軽くて音の良い真空管アンプが欲しくなってます(爆)
ま、しばらくはJC-120とアンプシミュレータでの音作りに専念しますけどね。あ、JC-120をマイアンプにすればいいじゃんという話は無しです。とても自宅で鳴らせるサイズじゃないし、やっぱりギタリストというのは真空管アンプを好むのですよ。
ってなことです。
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