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夜型生活や孤食は太りやすい?生活リズムと食事環境が健康に与える影響|食の大切さと身体への影響 #6

前回は、タンパク質の摂取量について軽く説明しました。
食事の内容や食べる順番だけでなく、生活リズムや食事環境など、さまざまな要因によっても身体は変化します。

※本記事は、ベジタブルテック(株) 代表取締役 岩崎の動画のリライトです。栄養学について解説しています。動画はこちら


昼夜逆転した生活が太りやすい理由

生活リズムは身体に大きな影響を与えます。

昼夜逆転した夜型生活は太りやすい

人間は日中に活動し、夜間に休息する「昼行性動物」なので、昼間にエネルギー消費が高くなります
夜は活動してもエネルギー消費が低いので、昼夜逆転した生活をしている人は、昼間活動している人に比べて、体重が増えやすいと言われています。

夜勤は睡眠中の消費エネルギーが半減する

さらに、昼夜逆転した生活では、睡眠中のエネルギー消費が半分に減少することが分かっています。
夜間に働いたり活動したりしている人は、活動時も睡眠時も消費エネルギーが減るため、食事の摂取量を控えめにしないと太りやすいということです。

食事はみんなで。食事環境の身体への影響

生活の時間帯だけでなく食事環境も、身体に影響を与えます。

家族と夕食を共にしない人ほど、肥満になりやすい

ある研究では、10~18歳の学生を対象に「家族と夕食を食べているか・食べていないか」を調査したところ、家族と夕食を共にしない学生ほど肥満になりやすいことが分かりました。原因にはさまざまな要因が考えられますが、別の研究では犯罪率とも関連があるという報告もあります。

家族と食事を共にすることは、身体だけでなく社会的な環境にも良い影響を与え、食事環境が重要であることが明らかになっています。

規則正しい生活を送り、みんなで食卓を囲むことが、健康にとっても大切だということが分かりますね。次回は、日本人がお米(糖質)を食べても太りにくい理由を解説します。お楽しみに。

P.S.日々の食習慣や生活は、身体に大きな影響を与えます。このような科学的な栄養学を知りたい方は、初めての方でも基礎から栄養学を学べる「栄養コンシェルジュ」がおすすめです。
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