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【ラジオ出演】Vegetable Record × J-WAVE STEP ONE SUPPORTER’S 2019.01.03

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写真左よりsuger meの寺岡歩美氏、Vegetable RecordのRyota Mikami、サッシャ氏。J-WAVE「STEP ONE  SUPPORTER’S」コーナーにRyota Mikamiが出演しました。

Vegetable Record / ベジタブルレコード 「音楽の新しい楽しみ方・価値観を創る」をコンセプトに掲げた、音楽レーベル。林翔太郎と三上僚太により設立。楽曲を空間やプロダクトなどを構成する「自立したひとつの要素」として制作し、その時/場所/物でしか成り立たない音楽「サイトスペシフィック・ミュージック」を目指している。「ONSEN RYOKAN YUEN SHINJUKU」の館内音楽、専門店と共同制作した「音楽付きコーヒー豆」「音楽付きビール」など、他多数。ワークショップやライブ、インスタレーションも多数開催。

サッシャ:このコーナーは、仕事をしながらJ-WAVEを聴いてくれている方や、J-WAVEを支えていただいている企業の方などが出演しています。

寺岡:ご自分で選んだ音楽にのって、あれこれPR。ということで、今日出演していただくサポーターはこの方です。自己紹介をお願いします。

三上:音楽レーベル「ベジタブルレコード」の共同代表、三上僚太と申します。

サッシャ:明けましておめでとうございます。よろしくお願いします。さあ、まずは楽曲から教えてください。

三上:明けましておめでとうございます。「Song for Exhibition "Eat Well, Play Well, Sleep Well"/Ryota Mikami」でお願いします。

音楽の新しい楽しみ方・価値観を創る

サッシャ:ご自分の曲ですね。どんな曲なんでしょうか?

三上:こちらは、ベジタブルレコードで制作している楽曲で、現在「銀座ファミリア本店」で開催中の展示に使用しているのでセレクトしました。

サッシャ:なるほど。だから、「Song for Exhibition」なんですね。では、PRする内容はなんでしょう?

三上:今回は、レーベルが掲げるコンセプト「音楽の新しい楽しみ方・価値観を創る」ということについて、PRできたらと思っています。

サッシャ:レーベルのPRではなく、レーベルのコンセプトですか。どういうことですか?

音楽の新しいメディア

三上:僕たちは商業空間やプロダクト、ブランドなどをCDやカセット、レコードに代わる、新しい音楽メディアのひとつとして捉えていて、空間やプロダクトに対して音楽作品をリリースするような感覚で「音楽を使った空間デザイン」「音楽を使ったプロダクトデザイン」「音楽を使ったブランドデザイン」などを行なっています。音楽を使って、見えない環境や空間、魅力などをデザインしているようなイメージです。

サッシャ:今まではカセット、CDときて、今、ダウンロードやストリーミングになってますよね。そういう「CDの中に音楽が入ってた」みたいな感じで「空間の中に音楽が入ってる」ということ?

三上:あ、そうです、そういうことです。

サッシャ:先ほど「銀座ファミリア本店」の音楽という話も出ましたが…、「銀座ファミリア本店」の展示の空間に音楽を提供しているということ?

その場所でしか聴けない音楽

三上:そうですね。なので、その空間に行かないとその音楽は聴けない(成立しない)ということです。

サッシャ:そうか、その場所でしか聴けないということなんだ。

寺岡:それで、そのイベント自体はどんなイベントなんですか?

三上:イベントはテキスタイルデザイナーYURI HIMUROさんがファミリアとコラボレーションした展示で、要するに、そこの会場音楽を担当しているということですね。 

サッシャ:他にもこういった例はあるんですか?空間ですとか。

三上:個人や企業、問わず手がけているんですけど、例えば、「NOHGA HOTEL」というホテルの個室トイレの中専用の曲とか、「Nui.」というホステルの共用部分の音楽、あとは朝ランしてビールを飲もうみたいな「モーニングランビアクラブ」っていう団体があるんですけど、そこのランニング用の曲とか・・・。

サッシャ:あ、そこで走らないと絶対聴けない曲っていうことですね。

三上:そうです。あとは「てとてと食堂」っていう招待制のホームパーティの食事中の音楽などを作ってきました。

サッシャ:普通は「空間の音のデザイン」というと、様々なありものの音源とか、あるものを色々なところで使うっていうのはあるけど、まさにその1ヶ所でしか、ワンシチュエーションじゃないと無理っていう事ですね。

三上:そうですね。

音楽を使ったプロダクトデザイン

サッシャ:それで、今のは空間の話でしたが、他にもそういったユニークなアプローチで、音楽作品を発表してきたんですか?

三上:はい、それが「音楽を使ったプロダクトデザイン」で、これまでにQRコードを使用して「音楽付きコーヒー豆」「音楽付きビール」「音楽付きおでん」「音楽付きイス」とか、そういったものをリリースしてきました。

音楽付きおでん

サッシャ:おでん?え、どういった仕組みになってるんですか?

三上:なんか要するに、おでんのパッケージにQRコードのシールが貼ってあって・・・。

サッシャ:あ、出来てるおでんじゃなくて、パッケージとか袋のところにQRコードが付いているんですね。

三上:そうです。それで、曲自体は味わいから着想を得て作った曲だったりして、QRコードをピって読み込むと曲が聴けて、ダウンロードも出来ちゃうみたいな、そういう感じですね。

サッシャ:例えば、作って食べてる時に聴いて、みたいな・・・、

三上:聴いてもいいですし、そこに関してはあえて言ってないので、かなり余白を残しているというか、単純にアート作品みたいに捉えても良いですし、おでん食べてる時に聴いても良いですし。

サッシャ:なるほど。商品を提供する側からすると、例えばコーヒーであれば、「コーヒーを飲む時の音楽を提供している」とも言えるし、「音楽が付いてるっていう付加価値」を提供しているとも言えますね。

三上:そうですね。パッケージングのビジュアルのデザインと同じように、商品の見えない部分を音楽を使ってデザインしているような感じです。

サッシャ:面白いね。

寺岡:音楽は自由な時代になりましたね。

サッシャ:どういう表現でもできるっていうことですからね。三上さん、ありがとうございました。

三上:こちらこそ、ありがとうございました。

<2019年1月3日 J-WAVEにて>