【レポート】伊勢市 クリエイターズ・ワーケーション 2020.11.24-30
2021年11月15日(月)、本レポートの滞在時に制作した楽曲「Song for 伊勢市」を使った音楽のインスタレーション「Music Tree Project for 外宮参道」をリリースします。
伊勢市事業のひとつ、伊勢市内に宿泊滞在して創作活動に取り組むプロジェクト「伊勢市 クリエイターズ・ワーケーション」。
アーティストインレジデンス
音楽レーベル「Vegetable Record」のThe Vegetables(Syotaro Hayashi、Ryota Mikami)が、2020年11月24日〜30日の期間、伊勢市で滞在しながら、伊勢の街から着想を得て、楽曲「Song for 伊勢市」を制作。音楽で市内を表現しました。
1日目、2日目
伊勢市の勢田川を境に、Syotaro Hayashiが内宮側、Ryota Mikamiが外宮側をリサーチ。
「伊勢市駅」「宇治山田駅」「しんみち商店街」「外宮」「宮川」「尾崎咢堂記念館」「御薗」「大湊」「河崎」「伊勢河崎商人館」「内宮」「神宮農業館」「神宮徴古館」「神宮神田」「倭姫宮」「二見」「賓日館」「夫婦岩」「伊勢シーパラダイス」「五十鈴川」「一色」「一月家」「ぎゅーとら エディース八間通店」など、伊勢市より無料提供いただいたレンタルサイクルなどを使い、実際に場所を体験しながらアイデアを蓄積。
3日目、4日目
伊勢市より無料提供いただいた宿泊施設「三交イン伊勢市駅前」、スタジオ「Triangle2nd Studio」にて制作とレコーディング。訪れた先でフィールドレコーディングした音素材「神社の玉砂利を掃く音」「大湊の貝殻の音」「伊勢河崎商人館の床板のきしむ音」「二見浦の波の音」や、場所やエリアから受けた印象を発展させ、音楽で表現。
Song for 伊勢市
今回、Syotaro HayashiとRyota Mikamiはそれぞれの曲を聴かないまま、調性のみ事前に合わせて互いに制作。そして出来上がった2曲を組み合わせる形で、10分弱のひとつの楽曲「Song for 伊勢市」を完成させました。
5日目、6日目
完成した「Song for 伊勢市」を「音楽を使ったエリアデザイン」として伊勢市内の様々なエリア/場所で、その場所ならではの方法で楽曲をリリース/インストールするための準備。伊勢市役所の担当者、各施設の責任者との打ち合わせや、リサーチの情報をもとに企画資料を作成。
音楽を使ったエリアデザイン
早くも賛同いただいたスーパー銭湯「みたすの湯」では、館内音楽として採用いただきました。
その他、候補に上がったエリア/場所での実施は申請などに時間を要するため、一度伊勢を後にし、再訪予定。プロジェクトは継続中です。今回ご協力いただいた、「伊勢市役所」「トライアングルセカンドスタジオ」「伊勢河崎商人館」「尾崎咢堂記念館」「BUD PALMS」「みたすの湯」「三交イン 伊勢市駅前」「伊勢市駅手荷物預かり所」の皆さま、ありがとうございました。
<2020年11月20日〜24日 三重県伊勢市にて>