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【あれから10年】生理が戻るまでに試した5つのこと
2022年9月の記録です
中学2年の時から行き過ぎたダイエットによって生理が来なくなり、それ以来ずっと薬に頼り続けてきた私。
約10年たった今、やっと自然に生理が来るようになりました。
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これまでいろいろなメディアに触れる中で、私と同じような状況で悩んでいる10~20代の女性がたくさんいることを知った私。
それがほんとうに心の支えになっていて、
今度は私が何かを残せたらと思い、今このnoteを書いています。
摂食障害(オルトレキシア)が始まって生理が止まった中2~症状が改善してきた大学4~社会人1年目の頃の話は以前こちらに書きました。
今回の記事では、社会人2年目の今(2022年9月)、私がどんな気持ちでどんなことを経験して、どうやって生理復活に至ったのか、私がやってきたことを大きく5つに分けてまとめたいと思います。
※あくまでも私個人の経験なので、こういう人もいるんだぐらいに思って頂いただけると嬉しいです😊
①安心して食べられるものを食べる
ダイエットを始めて摂食障害真っ最中の頃から、症状が改善してきた今まで、このことは一貫して変わらずやってきたこと。
いい方向に変わるきっかけになったのは、ヴィーガンという私の心と体にベストマッチした食生活に出会えたこと。お陰で栄養をしっかりとれるようになりました。
◯動物性食材をとらないことで自然とカロリーと脂質がカットされる。
◯当時から食事の中心にしていた野菜と豆類をたっぷり食べ、良質な脂質・穀物類とシード類などをバランスよく組み合わせれば栄養を十分摂取でき、カロリーも脂質も過剰に気にしなくていい!
この食事なら満足いくまで食べても大丈夫なんだ、と素直にそう思えるようになれたのは、私にとってかなり大きなことでした。
②ストレスを減らす
特定の組織・団体に属することをやめてストレスを減らしたことが、私の見方をしてくれました。
この10年間、OFFがなかったと言っても過言ではないぐらいずっとONの日々を送って来た私。
言い換えると、属している組織で認められるために人目を気にして生きてきました。
HSP気質故に人の気持ちが読み取れてしまったり、あの人の機嫌が悪いのは私のせいかもしれないと余計な心配をしたり、それだけでとにかく疲労困憊の日々。
面白いことを言って人を笑わせたり、気さくに話しかけたりすることができない私は、勉強して高成績を取ったり、仕事を早く正確に終わらせたりすることでしか、周りから認められない。
そういう状況だったので、学校・団体・会社に属していたころは、わたしがやりたいこと、思っている事は無意識のうちにどこかへ消え去って自分というものがなくなっていました。(あの人が幸せなら、機嫌がいいなら、嫌われないなら自分を犠牲にしてもしょうがないという感じ)
それが適応障害やうつ病という形で表れ、生死をさまようような情況に。
思い切って会社や組織から離れ、仕事も短期・単発のアルバイトや、フリーランスとしての撮影の仕事をするようになると、どこかに縛られている感覚がなくなって、自分のやりたいことなども見えやすくなって、何より人生が楽しくなりました。
それもあってか疲れにくくなった感覚があって、
心と体は繋がっているとよく聞くけれど、やっぱりストレスを減らせると、体への負担の軽減に繋がるんだなと実感しました。
③体の声を聞く
自分の体が欲しているものに敏感になり、満たしてあげる。
社会人1年目でうつ病になって休職したのを機に、自分の体の声に耳を傾けることが私には必要だと気づきました。
うつ病と診断されて、精神ズタボロで何もしたくない時に、
「出勤しなくていいんだから大丈夫」
「何もしたくないなら何もしなくていい」
「今日も起きて生きてるだけで100点じゃん」
というような感じで、完璧主義の私ではあり得ないぐらい自分にとことんやさしく声を掛ける。
そして、寝る時間以外に寝そべったり、椅子の背もたれにもたれることはあり得ないと思ってしまっていた自分に、疲れたならそうするように促す。
という感じで意識的に自分をケアするようにしました。
2022年の目標はいつもと打って変わって「気の向くままに生きる」と自分をいたわるものに設定し、精神状態が落ち着いてきてそろそろ仕事をしようかと考えるぐらい元気になっても、無理のないように適宜自分にブレーキをかけて一休み。
また、栄養補給の欲求も無視しないようにしました。
時々、ホイップクリームのような脂物を無性に食べたくなる時があって、その時はそれが食べられるヴィーガンカフェを探して、行って食べて...と素直にその欲求を満たすようにしました。
心が満たされるのはもちろん、きっとその時は油分が足りていなかったんだろうから、体もちゃんと満たされたと思います。
体は正直なので、そのちょっとしたサインを無視せず、可能な限り応えてあげる事が元気になるための一つの大切な要素でした。
④悩みの相談をする
摂食障害に関する相談を当事者、そして気の許せる知人と話せたことが、私が変わるきっかけになっていました。
具体的なアドバイスが欲しいのではなく、ただただ話を聞いてもらいたい。
それだけで安心できるし、話した後は、自然と自分から”変わらなきゃ”と思えている自分がいました。
かつて中学生時代に、相談した友人から「食べられないなんて嫌味だよ」と言われて以来、自分の体についての相談は誰にもしなくなっていた私。
それでも、社会人になってから同じような悩みを持つ方や、よき理解者に出会うことができて相談できるようになり、気持ちがだいぶ楽になった気がしています。
一人で抱え込まず、適度に弱音や悩みを受け止めてもらう。それが私には必要なことでした。
⑤体の不調を根本から改善する
一度基本的なことに立ち返って不調の原因を自分なりに考えだし、効果的な運動を取り入れたことが、体質を変える一番の転機になったと感じています。
まずは、ピルの服薬をやめました。
休職して立ち止まったタイミングで、服薬を続けることへの違和感を感じ始め、2022年7月までの薬を最後にやめ、自力で生理を起こさせようと決めました。
私の場合は医師にも誰にも相談もせず自己判断で急にやめてしまいましたが、体の状態によっては服薬しないと危険な方もいるかもしれない(骨粗鬆症や他の病気に”急速に”発展するなど)ので、医師や専門家の方と相談することをお勧めします💦
そう判断した理由としては大きく2つあって、
①服薬自体は根本的な解決になっていない(薬なしでは生理が来ない・女性ホルモンが出ない体になってしまう)
②美味しくない物にお金をかけたくない(どうせなら美味しいものを食べて健康な体になりたい)
こういう思いが強くあって、自分から変わろうと決めました。
その後、私の体は栄養をとっていても栄養が吸収できていないということに気付き、腸にアプローチすることにしました。
きっかけは、あるご縁で、筋肉量や体脂肪に加え、タンパク質・ミネラルの栄養量も測れる体重計のったこと。
ショックなことに、栄養量がすべて不足しているという結果に。。。
計算上では、摂取している栄養量は足りているはずなのにどうして!?
便秘のべの字もないほど、便秘とは無縁の人生を歩んできたから、腸の不調はないはず!
、、、と思っていたのですが、毎日1日5回ぐらいは排便があることを思い返すと、食べた物が消化されてもほとんど吸収されずに外に出されてしまっていることが想像できました。
そうしてまずは腸そのものを見直そうと決めて腸の勉強を開始すると、
腸は体の中に浮いていて、周りの筋肉を鍛えてあげないと下に垂れてきて正常に働らかなくなる事を知りました。
腸の勉強に、と購入した本。なるほどポイントがありすぎて1日で一通り全部読み終えました(笑)
ということで、腸に働きかける筋トレとストレッチ(&ヨガ)をやろうと決めて、毎日欠かさず実行!
⇧脚やせと書いていますが、お腹も脚もどちらも鍛えられるメニュー。この方の動画は、筋肉や骨の仕組みからそれをどう使うとどういいのか、を分かりやすく解説してくださっているので、とても効果が得やすいと実感しています。(私の中で、”やせる=ガリガリ”になるのではなく”しなやかな筋肉をつけて健康的に引き締める”認識でいるので、そうなれるようにずっと追求しています)
動画はありがたいことにもっとたくさんあるので、気分や体調に合わせていくつか選んで取り組む感じです😉
Youtubeを見ながらの宅トレは、外出自粛期間が始まった2年前ぐらいから毎日欠かさずやってきていましたが(やったほうが体の調子がよかったので😊)
腸(&リンパの流れの促進)を意識したメニューは、今年の8月末から続けて、1カ月弱の短期間でもびっくりするぐらい効果があったように感じています。
まず、ずっと水っぽかった便の調子がよくなってきて、なんとなく栄養がちゃんと吸収されているような感覚が。
そして、まさにこの記事を書いた6月頃は、朝昼晩+おやつをしっかり食べても消化が早いのかすぐふらついて、「猛暑の中 重い荷物をもって山登りをする毎日」という言葉が相応しいような体がしんどい日々を送っていたのですが、
最近は、自分でもビックリするぐらい体力があって、半日の外出用事だけでも疲れ果てていた私が、朝から夕方まで複数の場所へ電車で向かって用事を済ませられるようになったんです。
そして何より、驚く変化は、おりものがでたこと。
生理復活までを時系列にすると、
2022年8月26日:腸(&リンパの流れの促進)を意識した宅トレスタート
9月4日:おりものがでる
7日:頭がぼーっとする・生理前の熱っぽい感じ
8日:無気力・涙が止まらない
10日:気持ちが落ち着き始める
13日:急に鉄分が欲しくなってプルーンを食べる(笑)
16日:生理復活
こんな感じでした。
何気なく日々の食事や運動を続けたり、美味しくないわりに高価な薬やサプリに手を出すのではなく、そもそも自分の体はどうなっているのかを分析して問題を見つけて、それの改善をしたことが、私にとっては生理が戻ってきた一番の要因かなと思っています。
これからもっと輝くために
今までの人生の半分以上が摂食障害との戦いで、今でも食べること(特に炭水化物や脂物を食べること)への恐怖はゼロではないです。
でも、「自分を変えたい」「健康で輝く女性になりたい」という気持ちになれて、無理せずストレスをかけず、自分に寄り添った生活を送ったら、
やっと自分の力で生理が来るようになりました。
生理が戻ったと言っても、そこまで量もないし、1日で終わってしまったので、もしかしたらまたしばらく来ないかもしれません。
なので、私はこれからもこの記事でまとめた5つのことを続けて、そして別な問題が見つかれば整えて、心も体も健康でいきいきした女性になりたいと思います。
追記:
この記事を書いて以降、積み重なるストレスからか、また生理が止まっていました。
ですが、毎日変わる体調や心情にとことん寄り添って、食べるものを選んだり、運動(骨盤矯正のような筋肉や骨を正常な位置に整えるものメイン)やリフレッシュを重ねたのが後押しになったのか、
2024年7月頭には、この記事を書いた時よりもちゃんとした量で生理が戻ってくることに。
「当たり前のようでとても大事な生活習慣(食事・運動・睡眠・ストレスをためない習慣や考え方)を整えることができれば、
薬に頼らなくても、失ってしまった体の機能を復活させたり、自分を心身ともに健康的にすることができる」
そのことをやっと、身をもって証明できたー
そんな実感がある今、残された人生の中で、一人でも多くの方に、私の経験を還元したい気持ちがあふれています。
生理が正常に来ている方、閉経後の女性、生理が関係のない男性でも、
それぞれの人にとっての「心身の心地よさ(=健康)」を追求して行くことは、生きていくうえではみな共通で大切なことー
そう思っているから、私の経験が何か少しでも支えになれることがあるなら、生きていてよかったと思えます。
あいり
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