学生バレーボーラーの憧れは代々木だった話
時代の移り変わりというのは早いもので、バレーボールも年々進化してきました。ルールが変わり、ボールが変わりその時代時代でいろんな情景がみられた。
しかし、学生が出れる大会には変化がみられない。良くも悪くも学生スポーツがスタートした頃と変わらないわけだ。
そんな中大会の開催様式が変わった大会がある。
それは「春の高校バレー」。正式名称は全日本バレーボール高等学校選手権大会。
今年で72回を迎えた歴史ある大会です。
2010年を境に、日程と会場が変更となった。
元々高校3年生は日程的に出れない。※3月末開催のため
現在は1月の上旬に開催されている。そして3年生も出れるようになった。
日程変更の理由は、3年生が夏のインターハイ、秋の国体が終わった後
大学や社会人で活動するまでに時間があく。
そのため、受験には重ならないような日程で3年生も出れるようにしようといったものであった。(他にもいろいろあるはずですが)
会場については、基本的に代々木第一体育館をメインに近隣の体育館を使い開催されていた。
目指す場所としては代々木のオレンジコート。
これを目指してきたバレーボーラーは星の数ほどいたはずだ。
華やかな会場、あのオレンジコートには憧れを抱いたことを今でも思い出す。
都道府県によって出れるチーム数は変わってくる。
基本は各県1校であった。関東や関西など2校3校出れるところもあった。
県の代表になるには、狭き門を壊れるまで叩かないと入れない。
かくいう私も、狭き門には入れなかった人間だ。
高い高い階段の先には、さらに高い階段が。そして階段の先には分厚い門が。
今となってはその階段を少しでも登れたことが財産となっています。
あのオレンジコートに立てれば、もっと世界が変わっていたのかもしれませんが。
会場の変更後は、東京体育館やさいたまスーパーアリーナなどで開催され、第71回からは武蔵野の森スポーツプラザで開催されている。
サッカーの国立、野球の甲子園に並ぶ、スポーツの聖地として私は感じていたし、バレーボールをやっていた方なら、そう思うだろう。
今となっては過去の話。
しかし今一度聖地というものを作ってもらいたいものだ。
武蔵野の森スポーツプラザには訪れたことはありませんが、とてもいい体育館です。
第2のバレーボールの聖地として、バレーボーラーの憧れとして、あそこへ行くんだという気持ちが湧き出る場所になって欲しいですね。
代々木あるあると言いますか、出たことない私がいうのもなんですが
代々木第一体育館は天井がとても高く、遠近感が掴みにくい体育館だそうです。
そこで練習方法として、通常学校の体育館で練習するところ、グラウンドで練習したという話をよく聞きました。
代々木には魔物がおる。こんな話もちらほら。
学生たちの道筋は大人が作るもの。
これからもいい方向へ行くことを願って、地域の小さいところで活動していきたいと思います。