hoshichikaさんバースデー企画「みんなにおすすめ教えます」に寄せて
hoshichikaさんが挙げておられたこちらのノートに便乗して、「おすすめ」をお出ししてみます。
とは言え、hoshichikaさんもご自分のノートで書かれていたように、私も一つに絞るのは大変なので、以下の条件で制限して、一分野一人のみ例示することにします。
① あまりにもマイナー(入手困難)なものは避ける
② あまりにも人を選ぶものは避ける
③ 通気取りしないで、どメジャーでも偏愛しているものを素直に挙げる
④ 愛情度よりも「お薦め」度を優先させる
1. 音楽
Mike Oldfield “Ommadawn”(youtubeでは完全版がなかったので、ライブ版を貼っておきます)
<最愛のアーティストは、何回か投稿している通り、Peter Hammillです。>
さて、少し前にかーるさんが、「映画で泣く」というトークで、過去の追体験に近い、ただし音楽はまた別かも知れない、と仰っていました。その点、Ommadawnには大変にお世話になっています。学生の頃、自画像を描いて「Ommadawn」と名付けた恥ずかしい想い出がある程です。
ところでMike OldfieldのTubular Bellsが流れると、「あ、エクソシストだ」と言われるたびに、「違うんだよう!他のアルバムもいいんだから!」と心の中で叫ぶのは私だけではないと思います。
なお、音楽に関しては以前「▷▶別に誰の参考にもならない音楽関係マイベスト3」という投稿をしておりますので、ご参考までに(ならない、てば)。
2. 映画
スタンリー・キューブリック「博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか」
偉大なエンターテイメントでばかばかしくナンセンスかつ現実的な物語ですね。
ちなみに長い題名で言えば、「いかにしてマイケルはドクター・ハウエルと改造人間軍団に頭蓋骨病院で戦いを挑んだか」という映画があります。
付き合っていた頃の妻が、ヘビメタとスプラッターが大好きで、私は両方とも苦手(特に後者)だったのですが、まあ付き合いでこの通称「マイドク」を映画館で観に行きました。10分経過したところで、腹を立てて映画館を後にして、後から追いかけてきた妻と三時間ぐらい口を利かなかったという甘酸っぱい(?)想い出があります。
あ、博士の異常な愛情の方は、ご覧になっていなければとにかく面白いです、ということで。
3. 小説
筒井康隆「脱走と追跡のサンバ」
筒井康隆は、小学校のぼっちだった頃から読み始め、中学に入ってから見事に今で言う「厨二病」的な人格形成に役立ちました。これまでの人生で一番長い期間読み続けている作家です。
どの作品にするかなあ、と迷ったのですけど、やっぱりエンターテイメントでばかばかしくナンセンスかつ現実的な物語のこちらを挙げておきます。
どうもこうして改めて考えると、エログロ、感動もの、過度にシリアスなものは苦手ですけどナンセンスは大好物のようですね。経済を専攻していたのにニーチェを絡めた論文を書いたのと関係あるのかも知れません。
4. 演劇
劇団☆新感線「髑髏城の七人」(1997年版)
演劇は、下北沢の本多劇場やスズナリ、渋谷のジァン・ジァンで良く観に行っていました。ただ、何となく観るたびに「面白いのだけど、何か違う」という気持ちを拭えないでいました。
そんな時にサンシャイン劇場で観た「髑髏城の七人」には相当ショックを受けました。一緒に観に行った妻と、劇場を出た後、お互い興奮して「あうあう」と感想にならない感想を言い合ったものです。
何というか、それまでの人生で接したことのない体験で、とにかくそれまでの色んな「面白い」エンターテイメントが全部色褪せて感ぜられたほどです。あまりにも面白かったので、次の日も次の日も観に行きました。
すっかり劇団☆新感線のファンになったのですけど、この「髑髏城の七人」を超えるものはなく、今は家庭の事情もあって全く観に行っていません。
5. 絵画
ベルギーの画廊で観た絵
絵を描くのは好きな一方、いわゆる名画を観る趣味がなく、好きな画家は特にいません。かつては象徴主義のアルノルト・ベックリンが好きだったこともあります(今はそれほどでも。。。)。
知り合いが描いた絵は、どんなものでも観るのは大好きですけど、知らない有名人の絵を観ても、あまりピンとこないというのは、何かが欠落しているのでしょう。
で、相当以前ですが、ベルギーへ旅行に行った際、何となく立ち寄った画廊で目にしたこの絵画が今でも大好きです。画家の名前は覚えていません。個人画廊みたいな感じだったので、特に有名な方ではなかったのかも知れません(いや、私が知らないだけかも知れません)。
noterで好きな絵はたくさんあります。
6. その他
アニメは昔からあまり観ません。何となく、アニメ独特の「間」があまり好きじゃないのですね。
漫画はそれなりに読みました。好きな作品や作家は、そこかしこでコメントしているので省略します。
私自身よりも、hoshichikaさん同様、私も皆様のお薦めを拝見したいですね!