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私のリアル

私が生活保護まではいかないけれど、生活できているのは、私の扶養になっている主人の障害年金と、私への加給年金、両親が遺した土地建物、市民税非課税世帯であることによる給付金と還付金があるからです。世帯所得が低いためにメリットもあるわけです。子供がいないし、人付き合いもないので、ひっそり引きこもれば、質素に楽しく暮らせるのですよ。

私は働いてはいますが、かなり不規則で、労働時間の少ない働き方です。とはいうものの「正社員」なので労使折半の健保・年金の恩恵はあります。これは障害者が家族にいる場合、大きなメリットです。

趣味は廃物利用の科学実験と自然観察そして幾何学。ほとんどお金がかかりません。故広中平祐先生が「数学は鉛筆と紙さえあればできる、お金のかからない学問」だとおっしゃってました。その通りだと思います。

そうそう、私と、生前の父母と叔父がせっせと集めた数千冊の古書を読むことです。たまに古書店で安い文庫を買うことはあります。

買い物にもほとんど行きませんし、食べ物に執着もありません。親譲りの煮物などを、ちまちま作ってしのいでおります。まったく、昭和の一汁一菜の食卓です。

一昔「清貧」という言葉が流行りましたが、まあ、あれですね。洋風のおしゃれな料理は食べたことがないのでお腹を壊すかもしれません。せいぜいバーモントカレーで作るカレーライスが数少ない洋食です。

唯一のぜいたく品で、心苦しいのがスマホです。こんなもの無けりゃ無いでかまやしないんですが、最低限仕事に必要なので持っています。

パソコンは会社の借り物を使っています。CADを使うので仕方がないのです。

憲法の保障する「必要最低限度の生活」は、私の場合、十分に与えられています。もちろん公的な扶助があってのことです。

65歳になれば、私は遠慮なく年金をもらって生活します。働きません。家事労働(介護労働含む)で十分働いています。

もう社会と関わるのも嫌なんです。このまま食べていけるのなら、何もいりません。数学の本を眺めながら、俳句でもひねって、屁をこいて寝ます。

クルマも免許も六十超えたら手放すつもりです。家族に障害者がいるからクルマは非課税なんですが、維持費がかかりますからね。病院は福祉タクシーで行ってもらいます。

この世の中が、末永く続きますよう…若い皆様のおかげです。合掌。

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