資格の時代
コロナの影響で、職を失ったり、働き方が変わってしまって生きがいをなくしてしまった人が多いと聞きます。
まして「家にこもっておけ」というお達しまであるのですから。
そこで意識の高い人々の中には資格取得に挑戦されるという向きも増えているとか。
私も若い頃には、そういう気にもなりましたが、たくさん資格をお持ちで、自慢していらっしゃるブログも散見します。
そこで考えてみましたよ。私が資格を創るっていうのはどう?
こないだ、久しぶりに見ましたね「ホームレス」。
ホームレス1級ってのはどうざんしょ?
この資格は「実技試験」のみの難関です。そして「1級」しか創設しません。
・あなたは真昼間にゴミ箱を漁れるか?
・生ごみの中から、食えそうなものを見つけて、食えるか?
・風呂に1か月入らないで平気か?
・衣服1着で通年過ごせるか?
・公然と往来で寝られるか?
・物乞いをすることができるか?
まあ、こういった実技試験を経て、晴れて資格を取得することができるのです。
どうです?難しいでしょう?国家資格として申し分ないハードルの高さですが、公序良俗違反的内容を含んでおり、違憲性も垣間見られるので、国家資格にはなり得ないのが残念!
まず「物乞い行為」は都市によって条例で禁じられていることが多いです。「迷惑行為」なのでしょう。「寸借詐欺」として立件されることもありますので、「100円でいいから恵んで」などと懇請してはいけません。
国家資格と言えば、不思議な資格があります。
「アマチュア無線技士」の資格です。
最難関の「1級」でさえ、プロにはなれない、まったく稼げない資格です。
「アマチュアは稼いではいけない」というアマチュアコードがあるくらいです。
もう趣味の世界ですね(当たり前です)。
いったい、何のために猛勉強して資格を取るのでしょうか?(お前が言うんじゃない)
趣味のために資格を取るという典型でしょう。(資格を取るのが趣味の人を除きます)
クレー射撃の鉄砲の資格もそうかしら?
猟銃のうち、散弾銃を使うクレー射撃のための資格と、猟銃のうち「ライフル銃」を所持する資格、競技用空気銃を使う資格と三つあると聞いたことがあります。
猟師さんは、銃を撃つことを生業としているのですから、プロで稼いでいるのでアマチュアではないですね。失礼しました。
そりゃね、書道とか、そろばんとか、生け花とか、ソムリエとか、合気道とか、なんだかんだと資格はあるようですが、あれはまた違いますよね。権威ってやつですかね。
「屁をこいて寝る」資格なんてのがあれば、私は免許皆伝ですよ。ほんと。
「セックスコンサルタント初級」あるかなぁ。あるかもしれない。
「四十八手」すべての実技に合格せねばいけません。
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