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数へ日(かぞえび)

数へ日となりたるおでん煮ゆるかな (久保田万太郎)

「数え日」とは、あと数日でお正月が来るという、年の押し詰まったせわしなさを表現する言葉だ。
官庁御用納めぐらいから大晦日(おおみそか)までが「数え日」だろうか?
もちろん師走の季語になる。
「おでん」は冬の季語だが、この句の場合「数へ日」が冬の「ある時候」をピンポイントで指しているのでこちらを優先する。「季重なり」が許される典型だろう。

「数え日」の献立を何にしようかと迷うものだけれど、「おでん」は確かに良い選択かもしれない。
ニ、三日間「つぎたし」で食べられるからだ。

最近はコンビニでおでんが簡単に買えるので、下ごしらえが大変なおでんを家で調理することがなくなった。
年の瀬くらい、家でおでんをつくるのも一興かもしれない。

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お正月の花を活けてみた。

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