#76 やっぱりロシアのワルツが好き
罪を憎んで、音楽を憎まず。
今のウクライナ情勢のニュースには心を痛めずにはいられませんし、チャイコフスキーコンクールが除名されたり、そのほかコンサート活動にも影響が出ているロシア関連の曲や音楽活動ですが、こんなご時世で言葉にするのも気が引けますが、実は私はロシアの作曲家の曲(ワルツ)が好きです。
やはり、小学生のときに音楽の授業で習った、あまりにも優雅で美しいメロディーなので驚いた記憶のある、チャイコフスキー/くるみ割り人形 「花のワルツ」の影響が大きいのでしょうか。。。
ただ、チャイコフスキーは、クラシック界最強のメロディメーカーだと個人的に思っているのですが、優雅で幻想的な半面、独特なネットリ感もあるよな、とも思っています(やはり、○○だからでしょうか。。。偏見ではないですよ!)。
グラズノフ/演奏会用ワルツ 第1番
そんな中で今、私がイチ押しのロシアの作曲家はグラズノフ(にわかですが)。特に好きなのは、この演奏会用ワルツ 第1番です。
ウインナワルツと違い、チャイコフスキーの影響を受けているようなロシアのワルツ! 日常が淡々と進んでいくような、素直で美しいメロディーながらも、チャイコフスキーよりも垢抜けたちょっと都会的な感じがして、それでいて少し陰もあるような雰囲気が大好きです!
指揮するのはピアニストでもあるプレトニョフですね。彼も○○で、いろいろとあったようですが、これも罪を憎んで音楽を憎まず!💣(私、プレトニョフのピアノ演奏も好きです)。
私でも弾けそうなグラズノフの曲(3つの小品)
しかし、どうもグラズノフは日本ではいまいち知名度がなく、今の教室の10年弱の期間のピアノ発表会のプログラムを見ても、誰も弾かないみたいでグラズノフの曲は見当たりません。(同じマイナーでも同時期の作曲家リャードフのほうが弾かれているかも。リャードフも好きです)。
自分でもピアノ曲でどんな曲があるか調べてみましたが、かなり難しそうで手に負えなさそうなものばかり。でも、何とか私でも手が届きそうな曲がありました! それがグラズノフ/3つの小品(op.42)。
ウクライナ侵攻の前から、すでに大のお気に入りの第1曲のパストラーレは先生に習っています。ただ、先生のレッスンでは、バッハやベートーヴェンに熱が入ってしまうので、グラズノフは放置され気味ですが。。。
なので、パストラーレはちょっとお休みして、GW明けから心機一転でグラズノフの新しい曲を習おうと決めました。それが、第3曲のワルツです。
これもやはりロシアのワルツ。こんなに音数が少ないのに、ピアノ曲なのに、何だかオーケストラの音がする! そこがショパンのワルツと全然、違う感じがしますね。
オーボエ、フルート/ピッコロ、弦楽器の内声やピチカート、シンバル、グロッケンシュピール、クラリネット、ホルンなど、各楽器がバンドのメンバー紹介のように変わるがわる登場するような感じがとても楽しい。
実際、音がちょっとイマイチな感じもしますが、オーケストラ編曲版もありました!。こんな感じでオケを指揮する気分でピアノが弾けたら最高ですね。
というわけで、満を持して、グラズノフ/3つの小品より「ワルツ」のレッスンがスタートします。
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