#60 2022年最初のレッスン(レッスン1月1回目)
あっという間にお正月休みが終わりました。休みの間、ピアノに関しては特に今年の目標も定めることもなく、いつもと変わらず、習っている曲をただ練習するだけで過ごし、休み明けにレッスンへ。
ツェルニー30番 No.9
左手のスケールがテーマですが、転びまくっています。ただ弾いただけでは上手くならないので、冒頭の1~8小節をその場でリズム練習をしました。
タータはともかく、タターのパターンが難しいですね。先頭に休符があったりするので余計に難しい。。。今回はそれを自宅で練習してくるということで終了です。
バッハ/シンフォニア 5番
今回は装飾音がたくさん付いている版の楽譜で見てもらいました。
1つ1つ装飾音の弾き方チェックしてもらいましたが、
と指摘されました。
私が持っているシンフォニアの参考書はすべての倚音(アポジャトゥーラ)を16分音符の音価で弾くように書いてありました。IMSLPから引用した以下の楽譜も形式は違うけどほぼ同じ。
でも、使っているヘンレ版は、以下の赤線とオレンジ枠の部分が8分音符の長前打音になっています。で、先生が言うには赤線の部分の音価は8分音符、オレンジ枠の部分は16分音符で弾くということです。
勝手に参考書のようにすべて16分音符で弾くと思い込んでいたのですが、違うようです。
おそらく正解というものはないんだと思うのですが、実際、先生の言う通りに弾いた方が、私は響きが面白いと感じるので、そう直すことにします。
ほかにも様々なパターンの装飾音がついているヘンレの楽譜。
しかも、同じ8分音符の長前打音なのに音価が異なるとか、装飾音を目で見て瞬時にパターンを判断して弾くのが結構大変です。脳トレをやっている気分になります。。。
暗譜してしまえばいいのだと思いますが、今はこの脳トレ状態が面白いので、楽しんで練習できそうです。
ベートーヴェン/ソナタ10番 1楽章
相変わらずうまく弾けていないソナタ10番。一応、最後まで通して弾きましたが、先生からのダメ出し・指摘は以下の通り。
41~46小節の32分音符が連続する部分のテンポが速すぎ。
逆に47~61小節までの部分は、テンポが遅すぎ。シンコペーションのリズムも弾けていない。
ラストの200小節のスタッカート。弾き方が子供っぽい、どころでなく幼稚。
曲全体の流れを考えていない。部分部分に集中して弾いているだけ。
次回、暗譜をするように!
音符が細かくなると速く、逆だと遅くなってしまうのは私の癖。なかなか治らないのですが、メトロノームを使ってじっくり直したいと思います。
ラストのスタッカートの弾き方が、幼稚と言われればその通りかも。
そもそも私は「指パッチンしたら、プツンと電気が切れて一瞬で舞台が暗転する」イメージでこの部分を弾いています(相変わらずとんでもないですね)。だから、刹那のように短く、軽く、でもエッジの効いた音で弾きたい。
一方、先生は2楽章につながるような弾き方をしてほしいそうで、やわらかく音を長めに弾くといったイメージなので、まさに正反対。
私が先生の真似をして弾こうとスタッカートを長めにすると、上から鍵盤を押さえつけてしまい、スタッカートでなくなってしまう。。。
この部分でこれ以上議論しても埒があかないので、好きに弾くことになりました。先生のいう弾き方も練習自体はやります。
全体を見ていないというのは、まだ通して弾けるようになったばかりなので仕方がないでしょう。あと、先生は、
と以前にも言っていました。そう簡単に暗譜できないでしょうが、暗譜の練習を通して、全体的にどう弾くかが意識できるようになるかもしれません。
グラズノフ/3つの小品より パストラーレ
パストラーレについては、まずはペダルの指摘。
踏み替えが乱暴だそうです。このため、アクセントペダルみたいになってしまい、6/8拍子のパストラーレのリズムが
|ターンタ・ターンタ|ターンタ・ターンタ|
と聴こえるそうです。
私がペダルなしで弾いて、代わりに先生にペダルを踏んでもらったりもしましたが、いまいち違いがわからず。。。ほんと、私はダメ耳なので。。。
先生がいうには、今回の場合、
とのこと。鍵盤を下半分で弾くとはよく注意されますが、ペダルもなのか。。。
うちのアップライトだと、もっとペダルを戻して踏み替えないと、音が濁ってしまうような気がしますが、グランドピアノだと確かにそこまで濁った感じがしません。
しかし、上半分だけ踏むような、軽くペダルを踏む場合とどう違うのかが、いまいちわからない。上半分だけのほうが若干音がクリアー?
家でどう練習したらいいかわかりませんが、とりあえず濁ってもいいので下半分で踏むことを練習します。
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