悲願達成の喜びと感謝。
2023/2/23 宮城県新人決勝大会にて、私のチームである川崎アタッカーズが優勝を成し遂げた。
2020年度にチームを失くし、2021年度10月に再結成、再スタートをゼロから始めた。
去年の今頃は、子どもが5人だった。
もちろん試合に出ることもできずにいた。
そこからの1年で、県制覇。
よくやったと思う。
チーム再活動を決めた時に覚悟した。
この子たちと何がなんでも頑張る、と。
なんでもする、と。
川崎会場だけでなく名取市内でも練習を始めた。
私は毎日体育館を探し、親にも協力してもらいながら練習会場に通った。
ずっとボール、ボールカゴ、アンテナマーカーを車に積み、子どもたちと練習を重ねた。
子どもたちがいてチーム活動ができる、目標に向かえることが幸せだった。
ただ、子どもが増えなかった。
そこからの1年、
よくがんばった。
なんとか2022夏の県大会には出場できたものの、全くと言っていいほど子どもたちは力を発揮できないまま終わった。
予選1勝1敗の戦績、2日目に残れず予選敗退で終わった夏だった。
なによりも、私が作りたいチームではなかった。
子どもたちは、技術もまだまだだったけれど、自分勝手。不貞腐れた顔、人へのダメ出し、思いやりのないチームだった。
こんなチームを作りたくてやってるんじゃない!
そう思って切り替えた。
かなり厳しく、あいさつ、行動、声かけ、練習方法、親への指導、全て切り替えた。
多分、あの頃私のそばに来れる親はいなかったと思う。私自身も親のそばには行かなかった。
子どもたちには、
変わらないと強くなれない、11月の選手権大会で勝とう!と。
3倍速で上手く、強くするよ!
とうする?、、と。
子どもたちはついてきてくれた。どんなに厳しくしても、笑顔で私をいじってくれる。
親も辛かったと思う。
でも、文句言わずについてきてくれた。信じてくれた。
一人一人にはドラマもある。
バレーボールが嫌いになりそうな子どももいたし、子どもの笑顔の大切さが身に染みてわかったのもそういう子どもとの出会いがあったから。
人の縁、繋がっていることを実感した。
再結成してからの私は、人と人の繋がりの中で生きていると、以前よりもそう感じる人間になった。
この一年を振り返らないと昨日の優勝は語れず、この一年のドラマチックな人との出会い、出会った後の変化がもたらした県制覇だった。
皆さんのおかげです。
子どもたちに囲まれて、支えてくれる親が寄り添っていてくれる今の幸せ。
昨日、コートに立ち、監督バッチをつけてベンチに座り幸せだった。
全員で県大会に来れたこと、がんばって戦えるチームに成長したことは、何よりも嬉しいことだった。
皆さんのおかげです。
昨日の大会を運営して下さった関係者の皆様のおかげです。
私の周りにいる全ての方々に感謝。人との出会いと繋がりがもたらした結果が昨日優勝でした。
ありがとうございました。