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豊かすぎる自然−2

「たぶん、冬に粕汁作って その残りだったんでしょうけど・・・」
「ぁあ、なるほど・・・」
「2つ向こうの町に酒蔵があって、たぶん ここの酒粕やと思う・・・」
「2つ向こうの町って ナニ?」
「いゃえっとね、 今はまとめて市になってるけど、当時は村やったんよ。
ウチの田舎はいまでも真庭郡新庄村 やねんけど、
隣は美しいに甘いと書いて【美甘:ミカモ】っていう村で 今は美甘町になってはるけど、 その向こうが勝山町で、この勝山町に酒蔵さんがあるねん」
「へぇ。。。新庄監督の新庄?」
「そぅそぅ、村に新庄監督の手形のプレート あるで」
「へ?? まぢで?」
「まぢまぢ、ホンマもん。来はったらしいゎ」
「へぇえ、、そうなんやぁ!見に行こかな」
「遠いで!まぢで 遠いで。大阪から車で3時間半〜4時間かな・・・」
「へ? 電車とか ないの?」
「ぃやだから その勝山町に 【中国勝山】っていう 単線の駅が・・・」
「た、た、単線!?」
「ぅん、単線😁 確か津山から単線が出てたと思うねんけど・・・」
「ん? もしかして津山より もっと田舎??」
「ぁあそうですよ、田舎ですよ、悪かったな🤣」
「ぃやなんか 秘境なカンジ?」
「ぃや 秘境ではない けど なんしか 不便🤣 大阪から電車で行くなら多分5時間ぐらい・・・?」
「遠そうですねぇ・・・」
「ぅん、で その中国勝山から村に向かうバスの最終が15:00ぐらいやねんけど、このバスに 小一時間揺られて やっと到着」
「はぁ??15:00って・・・!!」
「まぁ それぐらいには村に帰らな 真っ暗になるしな・・・」
「ハシビロさん 高校とかどないしてたんですか!?」
「ぃや、そういぅ状況を踏まえて、小学校あがる一年前に京都に引っ越したのょ、だから 学校事情は わからんのょ、申し訳ないけど」
「ぃや申し訳なくはないけど、 そんなトコあるんやぁ。。。」
「あるねん。。。オモロイやろ? 田舎の香水 漂う村へようこそ!」
「田舎の香水?」
「・・・牛とか飼ってるトコあるから ニオイが・・・🤣」
「ぁあ、都会では 経験できないヤツですね」
「都会では違うニオイが 漂ってるもんなぁ🤣」
「都会のは人工的やったりして。。。体に悪そう」
「ホンマ体に毒なんやろなぁ。。。田舎の香水は多分無害やで🤣」
「まぁ、自然ですからねぇ🤣」
「ニンゲン たまには自然にまみれとかな アカンのちゃぅ?」

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