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ワールドカップバレー2023選手紹介

こんにちは!!ぱんだ(@vball_panda)です。
久しぶりに更新します。

今日(9/16)からオリンピックへの切符をかけた、ワールドカップバレーが開幕します!
というわけで、出場選手14人についてざっくり紹介したいと思います!!

※普段Vリーグを見ている方にとっては「そんなん知ってるわ」情報が多いと思いますが、ご容赦ください。
一部の選手については過去記事でより詳しく書いているので、良ければそちらもどうぞ。


1.アウトサイドヒッター(OH)/オポジット(OP)

#3 古賀紗理那 (C)

1996/5/21生(27歳)
所属:NECレッドロケッツ
コートネーム:サリナ

日本代表の主将にして絶対的エース・古賀紗理那。
アタック良しブロック良しサーブ良し、攻守に隙のない完璧超人。昨季のVリーグではMVPを獲得し、今年のVNLでも総得点・アタック・サーブ・ブロックでチームトップと貫禄の成績を残した。
ただ何より近年進化したのは圧倒的なキャプテンシー。練習からメンバーに高い意識を浸透させ、コート上では常にチームを鼓舞する姿は圧巻。
キャプテン古賀の集大成となる2024パリ五輪に向けて、ワールドカップバレーでも圧倒的なパフォーマンスを期待したい。

#2 林琴奈

1999/11/13生(23歳)
所属:JTマーヴェラス
コートネーム:リン

日本屈指のオールラウンダー。
ライトから静かに(気が付けば)得点を重ねる攻撃力と、眞鍋監督をして「リベロが2人いる」と言わしめる守備力。攻守両面で要となる林はまさに替えがきかない存在であり、今年のVNLでもチーム2位の105得点、チームトップのサーブレシーブ成功率を記録した。
コート上でのポーカーフェイスとは裏腹に、コート外では「部屋で1人で喋る」「ホテルでゾウさんを歌う」などの奇行(?)も次々発覚しており、ミステリアスな存在。

#4 石川真佑

2000/5/14生(23歳)
所属:イル・ビゾンテ・フィレンツェ(イタリア)
コートネーム:マユ

日本代表の若き大エース。
昨年のVリーグでは日本人総得点記録を更新し、敢闘賞を獲得。全スキルで他を圧倒する成績を残し、来季からは兄も活躍するイタリアに渡る。
石川の武器はパワフルなブロックアウトと超インナーに決めるスパイク、そして理不尽かつ無慈悲なスピードとパワーを誇るジャンプサーブ。昨年の世界バレーではブラジル戦で開幕サービスエースを決め、Vリーグでは対戦相手を次々と「被害者の会」入りさせた。
石川の日本でのプレーは今大会でしばらく見納め。寂しいけど海の向こうでも名を轟かせてください!!

#10 井上愛里沙

1995/5/8生(28歳)
所属:?(現時点で未定)
コートネーム:ショウマ

昨年の代表シーズンで彗星のごとく現れた遅咲きの点取り屋。
アタックの引き出しが多すぎて技のデパート状態。高い打点からクロスやストレートに打ち抜いたかと思えば、コートの隙間に落とす軟打、そして得意のブロックアウトで得点を量産する。
今年のVNLでは本調子ではなかったものの、決勝ラウンドアメリカ戦、そして8月の佐賀での紅白戦では復調した姿を見せた。
乗ってる時は手を叩いてトスを呼ぶ姿も見られる。その安心感たるや必見。
(P.S. 筆者の一推しです!)

#17 田中瑞稀

1996/1/28生(27歳)
所属:JTマーヴェラス
コートネーム:ミズキ

高卒から9シーズンずっと安定した成績を続け、気づけばVリーグでの総得点は現役選手で3番手の2605得点(1位は古賀さん)。Vリーグファンでは誰もが知るオールラウンダーだが、三大大会でのメンバー入りは初めて。
好不調の波がなく非常に計算できる選手。今年のVNLでは中国戦やセルビア戦などで途中出場し、強豪相手に通用する姿を見せた。
実はワールドカップの後に開催されるアジア競技大会にもメンバー入りしており、攻守に引っ張りだこ具合が伺える。(怪我には気を付けて。。)

#37 和田由紀子

2002/1/8生(21歳)
所属:JTマーヴェラス
コートネーム:ユッコ

2023年の日本代表に突如として現れた超新星!(Vリーグ見てる人は前々から注目してたはず)
今年のVNLでは予選ラウンドのアメリカ戦で先発し、両チーム最多の32得点。格上撃破の原動力となった。
174cmと上背こそないが、天性のバネとしなやかなスイングから放たれるパワフルなアタックは必見。ライトからのバックアタックで得点できる、日本人では稀有な選手。
あとサーブもやばい。コースに決まったら石川さんよりやばい。

2.ミドルブロッカー(MB)


#9 渡邊彩

1991/4/23生(32歳)
所属:日立Astemoリヴァーレ
コートネーム:アヤ

今大会のメンバーで最年長。
三洋→仙台→トヨタ車体→日立と4チームを渡り歩いて地道にキャリアアップし、32歳にして初の三大大会メンバー入りを果たした。
176cmとミドルブロッカーとしては背が高くないが堅実なブロックを武器とし、眞鍋監督からは「チームで一番ブロックの形が綺麗」と評された。
今年のVNLでは出場機会はそれほど多くなかったが、ワンポイントブロッカーとして出場した際には必ずブレイクを取って帰っていく、ベテランらしい仕事人ぶりを発揮した。

#11 山田二千華

2000/2/24生(23歳)
所属:NECレッドロケッツ
コートネーム:ハナ

日本代表の一番手ミドル。
代表デビューから3シーズン、世界戦では埋もれがちな日本のミドルにおいて稀有な存在感を発揮し続けている。
昨年の世界バレー準々決勝ではブラジル相手に7ブロックを決め、今年のVNLでもチームトップの16ブロックを記録。アタックでも日本人ミドルでトップの49得点と、攻守に高いポテンシャルを発揮した。
普段はのほほんとした感じで若干調子にムラがあるが、大舞台ほど強いのでワールドカップは期待特大!

#23 宮部藍梨

1998/7/29生(25歳)
所属:ヴィクトリーナ姫路
コートネーム:アイリ

昨年日本代表に電撃復帰し、ポジションを変更を経て代表に定着した。
宮部の武器は高い打点から放たれるクイック。助走をしっかり取った分だけ高さが出ており、従来のクイックの概念を覆す。
ブロックではまだ若干判断に迷う時もあるが、長い手を伸ばして粘り強く食らいつき、シャットやワンタッチを取る。
ミドルブロッカーとしてはまだまだ発展途上、秘められたポテンシャルに期待したい。

#24 入澤まい

1999/6/2生(24歳)
所属:日立Astemoリヴァーレ
コートネーム:マイ

今大会のメンバーで最高身長を誇るミドルブロッカー。
普段はおっとりしているイメージがあるが(個人的に山田さんとイメージが被る)、高い打点から放たれるクイックはマジで目が覚める。
あとサーブ。入澤が操るジャンプフローターサーブは打点が高ければ高いほど変化するので、相手コートでストンと落ちる感じになる。後はサーブを打つ前のルーティンを見て欲しい。長い手を天高く掲げる姿が本当に映える。

3.セッター(S)

#6 関菜々巳

1999/6/12生(24歳)
所属:東レアローズ
コートネーム:セナ

24歳の若さで日本代表の正セッターの地位を不動のものにした秀才。
昨年の世界バレーではほぼ1人でトスを上げ切り、個性の違うアタッカー陣を生かしきってベスト8に導く。今年のVNLでも13試合中10試合で先発した。
日本のセッターの中では特にサーブに秀でており、VNLではチーム2位の13得点。派手さはないが正確にコースを突く。
個人的に思う関の最大の武器は修正力。持ち前の真面目さと努力で、前の試合で出た課題を次の試合に生かしている。まだまだセッターとしては若く、これからもどんどん上手くなる姿に期待したい。

#21 松井珠己

1998/1/10生(25歳)
所属:ユニライフ・マリンガ(ブラジル)
コートネーム:タマキ

関がどちらかと言えばオーソドックスなトス回しをするのに対し、松井は変幻自在なトスワークが武器。
数年前のVリーグの企画で座右の銘を「敵を欺くにはまず味方から」と答えていた通り(チームメイトは置き去りにしてません!←重要)、応援していても次にどこに上げるかマジで予想できない。セッターと言えば陰の存在というイメージがあるが、松井はいい意味で野心的なプレーを見せる。
8月の佐賀の紅白戦ではミドル・ライトを上手く織り交ぜ、打ちやすそうなトスを供給していた。ワールドカップでもいい所で流れを変えて欲しい。

4.リベロ

#12 福留慧美

1997/11/23生(24歳)
所属:デンソーエアリービーズ
コートネーム:サトミ・サットン

昨年は全カテゴリ通じて初の代表選出となったが、堂々たるプレーぶりで世界バレーでも全試合に出場した。
特にディグに秀でた選手で、位置取りが良く打たれた後の反応速度も速い。すばしっこくボールを追いかける姿はまさにちいかわ。(注:身長162cmは冷静に考えて小さくはない)
あと二段トスをオーバーで上げてくれるところも推せる。

#29 西村弥菜美

2000/3/23生(23歳)
所属:久光スプリングス
コートネーム:ミナミ

アウトサイドヒッター時代から守備には定評があったが、昨季のVリーグでリベロに転向し、サーブレシーブ成功率74.8%という日本新記録を打ち立てた(それまでの記録が新鍋選手の70.0%)。マジでサーブレシーブ崩されているのを見たことがない。
代表デビューとなった今年のVNLでも10試合に先発し、ベストディガーで4位にランクイン。ディグでは元アタッカーならではの読みと、強烈なスパイクに力負けしないフィジカルを見せる。
(P.S. 筆者のVリーグでの推しチーム・久光スプリングスから唯一の選出です!)

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