コロナ禍に翻弄される①バレオタの視点
2020年が終わろうとしています。
本来2020はわたしにとって特別で素晴らしい1年になる予定でした。
ずっと応援してきた石井優希選手。自身2度目のオリンピック出場を目指し、日々頑張ってきたのを見てきました。
オリンピックのチケットもなんとか確保し、一生に一度あるかないかのオリンピック観戦。きっと素晴らしい時間になるに違いない。そう思っていました。
その中で起こった、新型コロナウイルスの脅威。ただ1月にリーグ最終戦を終えた時、わたしはいつも通り「次の観戦は…」と考えていました。最終戦を会場て見届けることもでき、本当に嬉しかったです。
しかし実際は、その日を最後に私はバレーボールの会場に足を運んでいません。
緊急事態宣言。
試合は次々中止、延期となり、ついにオリンピックも延期が決まりました。試合どころか練習もまともにできなくなり、選手さんたちは戸惑ったことと思います。悩んだろうし、自身のキャリア計画にも大きな影を落としたと思います。
わたしの予定表もぽっかりと空白ができました。こんなにも新幹線に乗らない日々が続いたのは、バレーボール観戦をしだしてから初めてのことでした。
戸惑う間に転勤もあり、仕事の人間関係諸々でも色々あり、ストレスもかなり溜まっていました。
ある日階段で2階に上がった時、目の前に星がちかちかと飛びました。あれ。あれあれ。と思う間に、動けなくなりました。元々あった病気がびっくりするスピードで悪くなり、ひどい貧血になりました。薬を飲んだり、点滴に通ったり、色々しましたが改善しきらず。
手術せざるをえなくなりました。
オリンピックがなくなり、試合がなくなり、自分自身の楽しみが消え、体調も崩し。
こころにぽっかり穴が空きました。つらかった。
こんな状況の中で、ゆきちゃんを始め、久光スプリングスの選手さんたちはありとあらゆる方法でファンと関わろうとしてくれました。インスタライブ、YouTube、Twitter…選手さんたちこそ不安で、先が見えなくて、苦しかったでしょうに、それを見せることもなく。私たちファンはそれにどれほど慰められたでしょうか。本当に嬉しかったです。
リーグができる。観客も入れる。このニュースもすごく嬉しかった。だけど私は今シーズンの観戦を見送りました。自分自身を守るための選択でした。歓声が選手さんの後押しになると知っているので、つらい選択でした。けれど今はDAZNを中心に、配信もしっかりとある。試合自体が見られないわけではない。何も変わらない。きっと大丈夫。そう思って開幕を迎えました。
だけど現実は想像と少し違っていました。
昨シーズンから久光さんの試合状況は苦しい場面が度々あります。でも私は結果に関係なく、ひたすらすきを貫いてきました。応援の言葉もたくさん紡いだし、イラストも優勝したシーズンと変わらず描きました。今季もそうするつもりだったし自分なりに応援し続けています。でも今季はなかなか筆が進みません。そして気づきました。
私は会場で、試合そのものと、それ以外のこともすごく見たり聞いたりしていたんだ。と。
ベンチの声、選手さんの表情、ちょっとしたやりとり、そうしたものをもとに、私なりに練り上げて、考えて考えて。イラストを描いていました。配信でも試合は見られます。でも私が見てきたそれら試合以外の場面は、画面には映りません。材料がないのです。選手さんたちの思いがわからない。想像もうまくできない。
会場に行けないことが、こんなに苦しいとは思いませんでした。
今までずっと、自分で足を運んでいたからこそ感じる苦しさでした。これは正直今も感じています。苦しいし悔しいし辛いです。やるせなさが募ります。
それでも私は応援を続けます。
それはやっぱりゆきちゃんのおかげです。この状況下でもゆきちゃんは変わらず頑張っています。たくさんのエネルギーをくれます。ゆきちゃんが「やりきった」と思えるまで応援させてね。と、常に願ってきました。ここで折れるわけにはいきません。更新の頻度は下がりましたが、気持ちはこうして常に応援を忘れずにきました。そんな1年が終わろうとしています。
体力も万全でなく、今も暗い気持ちになることがあります。でも私は今日も石井優希選手のファンです。ゆきちゃんのファンを続けてよかった。明日からもファンです。明るい気持ちも暗い気持ちも私だと受け入れて、応援の気持ちを絵にしていこうと思います。
そして今年のこのバレーボールファンとしての苦しさをやわらげてくれたものがもう一つありました。それは②にまとめたいと思います。みていただきありがとうございました。明日からも楽しく描いていきます。よろしくお願いします!
2020.12.31 とみい
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