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変態7歳刺青に憧れる

☠️刺青と花魁に憧れた7歳

渋谷代々木上原に住んでいた。

昔の代々木上原は今の都会的な感じの所ではなかった。

古賀政男さんの家の近くでした。

お屋敷は坂の上までだ。

今は古賀政男記念館になっている。

近くには美しいイスラム教寺院もある所だ。

代々木上原の家にお風呂があったが父は大きな湯船がある銭湯が好きだった。

女子である私は男湯に7歳で銭湯デビューした。

1人で湯船に浸かっていたら父が何処にいるか分からなくなり

あっお父さんだと抱きついた人が全く違う若者だった。

そのお兄ちゃんはそりゃ裸の7歳女子に抱きつかれりゃ驚きますよね。

抱きついてお父さんなんて言われちゃ。

顔見たらお父さんじゃない。

泣きながらお父さんを探してたら優しいおじさんがどうしたの?

と優しく聞いてくれた

身体にいっぱい鯉や牡丹の花が印刷されていた。

そしてサラシで腹巻きをしフンドシをしていた

私はこのおじさんの身体中の柄が綺麗で泣きながらそのおじさんにこの魚の絵は何処で書いたの?と聞いた。

泣きながら聞いていた会話を隣でお父さんが聞いていた。
父は私を探していたのだ

お父さんはヘラヘラしてすみません とそのおじさんに挨拶をしてそそくさと風呂を上がり家に帰って母にこんな事を話していた。

"銭湯の三助さんにミマは刺青を何処でやったか聞いてたんだよ

しかも大きくなったらアレ私も印刷したいって言うんだよ"もう男性風呂には連れて行けないと言っているのを聞いた。

えっあのおじちゃんにもう会えないと思った。

うちには朝日グラフて言う写真集が毎月届いて7歳の私はこっそりそれを観るのが大好きだった

そこには全身に刺青師が彫っている写真があった

私はこれだと思いやった‼️

それから美しく綺麗なおべべを着た花魁の写真があった。

うわ〜これにもなりたい。

この朝日グラフを父に見せてお父さんほらあそこの風呂屋のおじさん。

それとあと大きくなったらこれになりたい!

花魁の写真を見せてお父さんはこの子は危ない子と思ったのだろう

それからうちには朝日グラフは届かなくなりそして一冊も無くなった

その後子供のディズニーの物語が月一で届くようになった

毎日父は絵本を読んでくれるようになり

私は白雪姫は白い馬に乗った王子様とか迎えに来るんだ。ふ〜ん。少し冷めてた。

シンデレラとかも意地悪姉さん達を叩きのめしたいとか普通の子供じゃなかったみたいだ

視点が全く違った

眠り姫に出て来る魔女のメイクが無茶かっこいいとか言っていたらしい

大人になっての感想だが刺青とか花魁とかに憧れる7歳はいやだな

アタシは危ない7歳だったんた

父と母はこの変態7歳には手を焼いただろう

ごめんなさいねお父さんお母さん

今は普通に生きています

むしろ温泉でお尻にブタのタトゥー見てあ〜やっちゃってるよ。

となんでブタなんだろうと聞きたい私がいました。

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