ホツマツタヱと馬
ホツマツタヱの18アヤに、創造神のアメミヲヤが、ドロドロのマグマ状の地球(クニタマ)を、馬に乗って駆け巡り、大地(陸地、島)を作っていくという話が、書かれています。このドロドロの固体(ハニ)と液体(ミツ)の混じった状態が、自ら固まっていくことを「オノコロ」と呼んでいるようです。
雷(ホ)の鞭打つ音「ホオロホオロ」(ゴロゴロ?)と、風(カセ)の神が作った轡の「コオコオ」という音などが混ざって、空(ウツホ)の神の作った馬(ムマ)が走る音は、「ホオコホ」という音で鳴り響くそうです。
現代人なら、地球がドロドロのマグマ状の状態から冷え固まって大地ができたことは知っていますが、創造神が馬に乗ってかけめぐってできたとするところが、面白いです。
しかも、「ホオロホオロ」、「コオコオ」などのオノマトペが、母音「オ」=ハニ(土、地)を持つ語のみから成り立っています。(※参照 インドの五大元素とヲシテ文字)
神とは結びつける存在とホツマツタヱのどこかに書かれていた気がしますが、まさにアメミヲヤは、五大元素を結びつけて地球の大地を作ったわけです。
五大元素ですべての現象を説明してしまうところが、すごい話です。
ホツマツタヱの19アヤでは、乗馬法について書かれています。詳しい話は、
とらさん原田峰虎氏の記事に載っています。
昔、騎馬民族征服王朝説というのがありましたが、ホツマツタヱや契丹古伝を読んでいると、あたり前の説に思えます。
あわぬこ的妄想では、出雲族は、スキタイ・サカ族だと思っています。サカ族は、中国では塞(ソク、サイ)と呼ばれています。
出雲口伝では、出雲族の先祖の霊を守護神とした、幸の神(サイノカミ)信仰について語っています。サイの字に「幸」をあてていますが、「塞」をあてるべきだと思っています。