見出し画像

身延線について

突然ですが皆さんは身延線なるものを
ご存知でしょうか。

わたくしホルスも愛用している
静岡・山梨のローカル線です。

本日はこの身延線について
語っていこうと思います。

身延線とは

先程も述べた通り
身延線は静岡と山梨を通る路線ですが
もう少し詳しく説明しておきます。

富士駅〜甲府駅を結んでおり
富士駅は東海道本線
甲府駅は中央本線と接続しています。

使用車両

・313系

源道寺駅近く 前田公園より

ほとんどの普通列車はこの車両で運行され
2300番代・2600番代・3000番代を使用して
通常2〜3両編成で運行されています。



・373系

甲府駅ホームより

特急ふじかわ号として東海道線直通の
甲府〜静岡間を3両編成で運行しています。


・211系

源道寺駅ホームより

身延線の線路を走る車両では最長で、
5600番代と6000番代が連結した
唯一の5両編成で運行しています。

この列車は朝に一往復だけ
富士〜西富士宮間を運行し、
西富士宮発の登り列車はそのまま
東海道線直通で熱海行きとして運行します。


特急ふじかわ号について

身延線を走る特急ふじかわ号ですが、
なんとこの特急、”ある事”が日本一なんです!
その”ある事”とは……




<<<特急列車の平均速度の遅さ>>>

そうなんです。なんと特急ふじかわ号、
日本一遅い特急列車なんです。

そもそもこれに使われている373系ですが、
最高運転速度120km/h出せるだけの
実力を持っているんです。

しかしこの特急ふじかわ号、
身延線区間の平均運転速度は
約48km/hとだいぶ遅くなっています。

「一体何があった」とツッコみたくなりますが
実はこのデータの裏側には身延線特有の
事情が大きく2つあります。

1.走行経路

身延線の走行経路の特徴として、
山間部を走行するということが
ひとつ挙げられます。

甲府を出てからは富士川に沿うように
山の間を縫って走行している為、
尋常じゃないぐらいカーブがあります。

383系のように振子機構があればいいのですが
373系には残念ながらそんなハイテクなものは
付いていません。

つまり、常にカーブ同様の路線を
特急が運行するとなっても
高速で走行する事は困難なのです。

2.単線

実は身延線の甲府〜富士宮は単線なので、
行き違いの電車を待つために数分間
駅で停車しなければならない事があります。

せっかくの特急なのに駅で待たされるのは
勿体無いと思いますが
これが単線区間の現実なのです。

東海道線区間

東海道線区間は比較的直線が多く
線路も複線で行き違いの待ち時間も無い為、
最高運転速度110km/hで本来の力を発揮して
特急らしく疾走しています。

身延線を利用する際の注意事項

1.ワンマン列車

身延線はローカル線の為、結構な割合で
ワンマン列車が運行しています。

有人駅で昇降する場合は
特に気をつけることはありませんが、
無人駅を利用する際には注意が必要です。

まず基本的にワンマン列車は無人駅では、
先頭車の後乗り前降りなので
1番前の車両の1番後のドアから乗り
1番前の車両の1番前のドアから降ります。

出口のドアから乗車してしまうような
害悪行動をしないように気をつけましょう。

2.遅延・運転見合わせ

身延線は山間部が多いので
天候が荒れると列車が遅延したり
運転を見合わせる事が多くあります。

しかし悪天候による支障を
圧倒的に上回るものがあります。

そう。動物支障です。

とにかく鹿とぶつかります。

体感として2週間に1回ぐらいのペースで
鹿と衝突しているような気がします。

甲府発の登り列車に乗る人は
万が一鹿と衝突して遅延しても良いように
時間に余裕を持っておくと良いでしょう。

最後に

昔の身延線について等
語りたいことはまだまだありますが、
現在の身延線についてはこのぐらいなので
この記事はここで終わりにしたいと思います。

また気が向いたら他のことについての
記事も上げようと思っています。

最後までご覧頂きありがとうございました。

いいなと思ったら応援しよう!