ワーキングホリデービザから家族帯同ビザ(EUブルーカード保持者)の切り替えをしました ~ 申請から受取まで8ヵ月かかった話 ~
はじめに
みなさまこんにちは!Ramawayです。
今日はビザの申請についてブログにまとめたいと思います。
2022年6月末にドイツに渡航し約1年が経ちました。
私は収入が途切れないようにしたかったので、
日本でワーキングホリデービザを取得し、
ドイツについて夫のビザが取れたのちに家族帯同のビザへ切替申請をしました。
先日、8ヵ月かかりまして
やっと滞在許可証、eAT(電子滞在許可証)をゲットすることができました!歓喜!
弁護士事務所やビザ申請サポートに頼むこともできたのですが、
ドイツで申請するのってどんなもんなのか知りたかったので
今回独力で申請から受け取りまで挑戦してみました。
私のように、独力で申請したいと考えている方に参考になればと思い、
私が滞在許可を得るまでに辿った道のりをご紹介したいと思います。
【免責事項】
・日本国籍を持っている方が読む前提でこのブログを記載しています。
・この記事は個人の体験をもとに記載をしていますので、必ずしも正確性を保証するものではありません。
・最新の情報を知りたい方は、各関連機関の情報を併せてご確認の上渡航ください。
前提
住まいはどこ?
Düsseldorfのお隣、Neussという街に住んでいます。
滞在許可の申請の管轄は、Neuss Ausländerbehörde(ノイス外国人局)です。
Neussの場合、役所と外国人局が同じ建物内にあります。
滞在許可の種類は?
EUブルーカード保持者の家族に与えられる滞在許可です。
Aufenthaltserlaubnis
§ 30 Ehegattennachzug. 1 S. 1 Nr. 3g
滞在許可証をゲットするまでにやったこと
STEP1 必要書類を用意する
STEP2 申請の予約を取る
STEP3 申請する
STEP4 滞在許可証を受け取る
詳細は別記事に記載しています。
自分でやるのって大変?
単に語学の問題だけなのであれば、個々の語学レベルによると思うのですが、移民法をきちんと知らない、日本人の受入に慣れていない外国人局の担当官に当たった場合、不毛なラリーを繰り返すことになり、無駄な労力を使います…。
今回私は初めてだったので、申請の流れを知りたいと思い自力でやってみましたが、語学の問題だけではない部分でかなり時間を奪われました。
ただ、これは町にもよるかもしれません。
デュッセルドルフでは自力でやっても割とスムーズに行くという方も結構いらっしゃったので、割と大きい町であれば外国人の受け入れに慣れているのかも。
小さい町ですとそのビザの種類の手続きをやるのが初めてで・・・と言った人もいるので、そういった方に当たってしまうと大変ですね。
誰かに頼む場合はどこに頼めばいい?
ドイツはどうやら法律事務所と外国人局の間でコネクションがあり、
自力で申請するよりも法律事務所を通した方が申請処理を優先してくれるということがあります。
とってもズブズブの関係、果たしてこれでいいのかは疑問ですが。(笑)
弁護士費用はまちまちですが、300 ~ 500EURくらいでしょうか。
Düsseldorfの場合、日本語対応してくれる事務所があります。
私の知っている限りは2件です。
私の夫はエッカート法律事務所に依頼し、
2週間弱で書類のチェックから申請までできました。
必要書類の用意 ~ 受け取りまでにかかった期間は約2カ月です。
当日の同行も弁護士の方がしてくださり、かなりスムーズにできました。
夫はEUブルーカードという種類の滞在許可を持っているのですがそちらに関しては以下の記事でまとめています。
ドイツ語ができればもう少し選択肢の幅も広がるので、
もっとお安く依頼ができると思います。
ビザ申請サポート会社ってどう?
日本語対応で色々とやっている会社が何社かありますが、
せっかくお金を払うのであれば、法律事務所に頼んだ方が早いと思います。
確かに弁護士事務所よりも費用は安く抑えられると思いますが、
ビザ申請サポート会社は、弁護士の資格を持っているわけではないので、
外国人局の担当官から法的なことで色々言われたとしても効力がないです。
依頼する場合はそういったトラブル時に自分で対応しなければいけない前提で頼むならありなのかなぁと思いますね。
サポート会社によっては運営が杜撰で、ビザ同行してくれる通訳さんも、ただのアルバイトで法的、ビザ申請の専門的な知識がない方が来ることもあります。ビザ申請が出来なくても、申請サポートとしては責任範囲外と言われ、再申請には追加料金を要求され、結局法律事務所に依頼するのと同じ料金がかかることも…。
私の体験談
今回、私は滞在許可を得るまでに外国人局を2回訪問しています。
1回目の時に「ドイツ語ができない場合は通訳を連れてこい」と言われたので、ベルリンにあるビザ申請サポート会社のC社に、通訳同行だけお願いしました。
実際に同行に来た通訳の方はアルバイトの方でした。
その方自体は感じのいい方でしたし、悪い人ではなかったです。
ただ依頼したサポート会社に所属している社員でもなく、ビザに関して特別な知識を持っているわけでもありませんでした。
サポート会社と、アルバイトの方の連携も少々疑問点があり、全体的に仕事の進め方が不安でした・・・。
そのあと、ビザ申請サポート会社のボスとちょっと揉めたりしたので、これはまた別の記事で記載したいと思います。
2回目はロコタビで通訳を本業とされている方に依頼しました。
こちらの方がお値段を安かったですし、ビザ同行のご経験も豊富な方でとても安心しました。
ドイツ語ができて、気軽に頼める友人がいたらいいんですけどね・・・
なんで8ヵ月も時間がかかったの?
元々何もない時から2~3か月かかるのがデフォルトのようですが、
さらに人材不足でどこの地域も、滞在許可の申請にかなり時間を要するみたいです。
NRW州の場合、就労ビザはその中でも優先して処理されるようですが、
家族帯同のビザとなると後回しにされるみたいでさらに時間がかかっています。
日本国籍の場合、ドイツはビザなしで3か月間は滞在できますが、
今の外国人局の状況を考えると、超えてしまうケースが多いと思います。
※ ドイツの法律上、3か月を超えても申請をすでに出していれば、結果が出るまでに期限が切れてしまっても滞在は可能。
外国人局が仮のビザ(Fiktionsbescheinigung)を発行してくれることもある。
みなさん大体仮ビザをもらって本ビザが出来るまで待つ、という方が多い印象です。
私の体験談
私のケースを話すと、
外国人局が私が提出した書類の確認~申請までに半年以上かかりました。
今回遅くなった要因は以下でした。
引越しをしたため、夫と私で申請場所が異なり役所間の連携に時間がかかったこと
外国人局の私の担当官が日本人の受入に慣れていなかったこと
夫はデュッセルドルフで就労ビザ(EUブルーカード)を申請し、
その後ノイスに引っ越したため、管轄が異なるので個人情報を役所間で受け渡す必要があるとのことで、この受け渡しに半年以上待たされました…。
遅すぎる…
申請出来た後は割とスムーズで、4~5週間後に電子滞在許可証ができるからね~と言われ、1か月くらいで受取ができました。
おわりに
やーーーーーーっとビザ問題が解決し、ホッとしています。
これからビザ申請する方の参考になりますように…♡