「Japanドラッグストアショーに行ってきました!前編:ウェ・ルコの技術は世界一編」2023年8月20日の日記
予言は為された!
ということで行ってきた。たぶん14時くらいだったような気がする。コミケレポの時と違って結構時間に余裕があるから、そこそこゆっくり回れるだろう。
ところで、このイベント、私も初見だったから一応説明しておこうかな。
ざっくり言えば、『そのうちドラッグストアに並ぶ新商品を紹介するよ』というもので、顧客に新たなメリットを提示して、新商品を買ってもらおうという企画。ドラッグストアというだけあって、薬品だけでなく化粧品や生活必需品、果てには酒類など、千差万別のブースがある。
移動中___
館内をうろうろして、やっと入口を見つけた。意を決して中に入ると、中にこんな文言が……。
『会場内の撮影禁止です。』
……すみません、できるだけ文字で伝えられるように頑張りますね!
イベント内は雑多にブースが配置されていて、人が集まっている場所と集まっていない場所があった。集まっている場所は、見世物を大々的に行っていて、観客……特に子連れのお客さんにかなりウケていた。龍角散とかすごかった。でっかい龍いたし。
私は今回、そこそこ空いているブースにお邪魔して、新商品の魅力などを解説してもらおうと考えていた。そもそも新生活したばかりだ。ちょうどいい機会かもしれない。
株式会社WELCO
まず気になったのは、ウェ・ルコという会社の商品だ。洗濯に関わる様々な商品が置いてあった。
私はその中でも気になったものの説明を聞きに行くことにした。
私「あの……すみません!こちらの商品はどういったものなんですか?」
お兄さん「勿論いいですよ!お時間大丈夫ですかね?」
私「……?はい!」
お兄さん「こちら、従来のクリーナーと少し違う点があるんですよ」
私「違う点……あ!この、『つけおきいらず』の表記が!」
お兄さん「そうです!今までの洗濯槽クリーナーは、つけおいたり、洗濯槽全体に行き渡らないなどの不満の声がよく挙がっていましたが、こちらの商品はその両方を同時に解決できるものなんです!」
私「なんと!」
確かにつけおきとかしたことあるけど、あれは面倒くさかった。外出している時に勝手にしておいてほしいと思っていたが、即効でいいというのは便利だ。
感心しながら聞いていると、「まだお時間ありますか?」という質問が来た。余裕もあったし「全然いけます!」と返したら、少しして、展示棚から腕いっぱいに商品を抱えたお兄さんがやってきた。
私「お、おお……!すごい数ありますね!」
お兄さん「はい!せっかくなのでおすすめ商品を全部見ていただこうかなと!」
次に見せてもらったのはこれだ。
お兄さん「これは自信があります!『紙でつくったハッカの虫よけ』です!」
私「おお!なんかデザインいいですね!」
お兄さん「気づかれましたか!?これは家に吊るしても見栄えが悪くならないように、デザインに力を入れて作ったんです!しかも紙で作っているので、プラごみも削減できるんですよ!」
私「すごい!用意周到!……あ、でも、屋外用もありますが、屋外で紙って……雨とかで濡れちゃいませんか?」
お兄さん「大丈夫なんです!外側の紙は耐水性が高いので、多少の雨くらいでは平気で使えちゃいます!」
お兄さん「これは偶々なのですが、試験中に台風が来ちゃったことがあったんですけど、この虫よけは普通に使えちゃいましたね。」
私「すご!?」
持たせていただいた虫よけをまじまじと見たら、なんかヒーローみたいに見えてきた。台風をくらったのはお前じゃないが。
お兄さん「これもめちゃくちゃ自信あります。」
私「これは?」
お兄さん「つい数か月前に発売した新商品です!『6タイプの酵素が効く! エリ・そで洗剤』といいます!」
私「でっかく書いてある通り、この『6タイプ』が売りなんですかね?」
お兄さん「そうなんです!実は、こういうタイプの洗剤って、酵素が一つしか入ってないことが多いんですよね。」
私「気にしたことなかったけど、そうかも。」
お兄さん「ピンと来てない感じですね……。ところでお客さん。洗濯したのに匂いが取れていなかったりすること、ありませんでした?」
私「めっちゃあります!」
お兄さん「それです。そういう時って、菌などが繁殖しちゃっているせいで、洗っても匂いが取れなかったり汚れが落ちなかったりするんですよ。そういう時に洗浄力を上げるために使うのが、酵素付きの洗剤です」
私「なるほど!」
お兄さん「とはいえ、酵素も万能じゃないので、それぞれ特徴があります。お客さんは洗濯後にどういったことで悩んでいますか?」
私「そうですね……。バイト柄、ワイシャツを良く着るので、首後ろの黒ずみとか気になります」
お兄さん「ちょうどいいじゃないですか!これも、対応していますよ!」
私「あ、ほんとだ!皮脂汚れって書いてありますね!」
お兄さん「これが他社製品の場合、一つにつき、一個しか酵素が入ってないから、その都度違うものを買う必要があるんですよ」
私「え?じゃあこれ六個ってことは……」
お兄さん「そういうことです!」
私、お兄さん「「六倍パワーってこと!?(です!)」」※違います
私「え?でもそれって、結構高くなりませんか?単純計算で、六個分のお値段になっちゃいますけど」
お兄さん「それが違うんです。これ一個で、600円ちょっとです♡」
ろ、ろ、、ろ、、、
ろっぴゃくえんんんんんんんんん~~~~~~~~~!!!!????
私「え?めっちゃお買い得じゃないですか!?なんで早く言ってくれなかったんですか!?」
お兄さん「でも、今知れたでしょ?」
私「ぐぬぬ……確かに……」
お兄さん「買っていただけますか?」
私「く、くそーーーー!お兄さんのプレゼン力に完敗だーーーー!買います!買いますよ!」
お兄さん「気に入っていただけて良かったです!今後ともよろしくお願いいたしますね!」
そうして、初めて話しかけた人の圧倒的なプレゼン力の前に私の購買欲は、いとも簡単に増幅させられた。
その後、お兄さんに「ちなみにあなた、どういった方なんですか?」と聞かれたので「新生活をし始めた、普通の大学生です」と答えて、その場を去った。なんかかっこいい返しできたかもしれないと少しだけ後悔した。
「将来大物になるブロガーです!」
うーん、ださい。