#23)今日の好き曲『おジャ魔女カーニバル!!/MAHO堂』
先日、≠MEの舞台『おジャ魔女どれみドッカ~ン!』が開催されました。
残念ながら僕は会場に見に行けなかったものの、早くも公演期間中に発表されたアーカイブ配信決定のニュースに狂喜乱舞。
指Pの商才と手際の良さにウレションを散布しながら感謝しておったのでございました。
かくして実際の公演からはワンテンポ遅れたものの、無事映像で舞台を観ることが叶いましたとさ。ありがてぇ。
そして本編を見てまず驚いたのがその再現度の高さで、原作アニメをリアタイで観ていた自分としても、あのおジャ魔女の個性的なキャラ達を同じくよく知っているノイミーのメンバーが何の違和感もなく演じていることの凄さに終始引き込まれました。
なお僕はアニメの実写化舞台をちゃんと見るのが初めてだったこともあり、頭がほぼウィッグに埋まってたり衣装が過剰にゴテゴテだったりと、やたらビジュアル面の味付けが濃くて演者本人の容姿が見えづらいイメージがありました。
ただこの舞台を見たところ決してそんなことはなく、衣装も髪型も元のシルエットに馴染むよう自然に各メンバーに似合っており、昨今盛り上がっている実写化舞台の技術はここまで上がっているのかと感心させられました。
なにより推しメンの永田詩央里ちゃんがギャワイイッ!!!
また演技を支える衣装や小道具が力作だったことに加え、原作でもお馴染みの変身バンクもちゃんと各メンバーverの映像を作っていたのが心憎かったです。
また遠い昔になんとなく見ていたおジャ魔女をこの機に改めて見て驚いたのは、同級生ながら全く身の上の違う各キャラの触れ合いに深い多様性を感じたことで、原作はもう20年も前の作品なのに、課題意識としてのキーワードが生まれる前から人が生きるために大事なことを遠まわしに説いていたのだと、子供向け番組としての奥深さを見た気がします。
それは一般家庭に育った主人公どれみを中心に、富裕層家庭に生まれたはづきや、シングルファーザーの父と暮らすあいこといった家庭環境の違いだけでなく、小学生にしてアイドル活動をしているおんぷやアメリカ帰りのももこ、そしてポジション的にどれみたちの娘にあたるハナちゃんと、考えてみれば一見似たもの同士のコミュニティのようで各人の立ち位置はまったく違います。
そんな登場人物たちが、最初はぶつかりながらも対話を通して互いの違いや長所短所を認めて歩み寄り、そして共通の目標に向かって協力する。
そんな壮大な人生訓をポップでキャッチーな展開の中に忍ばせている辺り、実はめちゃくちゃ高等な情操教育が織り込まれているんだなぁと大人になってから気づき頭が下がる思いがしました。
と、単純に作品として面白かっただけでなく、新たな発見とリスペクトを感じたことを記し終えたところで今日の曲紹介へ。
そんなわけで今日の好き曲はご存じ『おジャ魔女カーニバル』。
舞台のオープニングテーマは「ドッカ~ン」OPだった『DANCE!おジャ魔女』だったものの、公演後のミニライブでノイミー全員によるカバーで披露されたほど「おジャ魔女といえば!」な一曲。
イントロからメロにサビまで聞いてて終始ワクワクの止まらない絶対的なアンセムで、約20年という時を経ても全く色褪せない説明不要の大名曲です。
そんなわけで今日の好き曲は『おジャ魔女カーニバル!!』でした。
それではまた明日!