見出し画像

#52)今日の好き曲『人はそれを情熱と呼ぶ/サンボマスター』

やってきました週に一度のお楽しみ(にしていきたい)、大喜利反省会でござい。

このコーナーでは引くほど大喜利が強くなりたい篠岡が、配信番組『奥森皐月の公私混同』内の大喜利コーナーに投稿した結果を受けての反省会を実施。

なお大まかなスケジュールとしては、毎週土日辺りに公式Twitterよりお題が発表され、火曜日正午の締め切りまでにネタを考えてメールで投稿、その結果が毎週木曜18時の番組更新で明らかになるのでそれを受けて反省会…という流れにしていきたい。

では早速だが最新回である7/7(木)更新分の総括に入ろう。

今回は放送日が七夕ということで、お題は『織姫が彦星をドタキャン…なにがあった?』というもの。

「なぜ?」のように、ピンポイントでドタキャンの理由を聞くお題じゃない分、アプローチの方向性も割と自由なこのお題。

だがその分、回答に「ドタキャン」に値する緊急性や重大性を盛り込めるかが一つの鍵となり、また同時にそこに馬鹿馬鹿しさを織り込んでギャップで笑いを狙いに行けるかが争点ではなかろうか。

といった所で今回の僕の成績を発表すると「採用1・ネタ被り3」だった。

割と固定のリスナーが分厚く採用されている番組なので、同じ人が大喜利コーナーだけで普通に3回とか読まれてる現状をみると決して喜べる数字ではない。

また、上記回答を含む全投稿ネタは以下の通り。

<お題>『織姫が彦星をドタキャン…なにがあった?』

①追いかけて来て欲しかった

②au回線が止まって待ち合わせの連絡が取れなかった★

③事前に聞いていた枚数より短冊が少なかった

④久々にラインを送ったら彦星の文面がおじさんになっていた☆

⑤今回の織姫チャンネルの企画が「彦星を撒け」だった

⑥急遽、彦星がもう一曲歌った★

⑦星座系恋愛リアリティーショー「ヒコボシくんには騙されない」の演出

⑧天の川に行く途中で寄ったメガドンキでキティーちゃんのポップコーンを見つけた

⑨約束した時はテンションが高かったが、前日になって急に萎えた

⑩長年追っていた別のホシが動いた

⑪(もう"姫"って歳じゃないしなぁ…)と冷静になってしまった★

⑫日テレのプロデューサーから「ハロウィンと合体スペシャルやりません?」と舐めた提案をされた

【注】☆⇒採用/★⇒ネタ被り・類似発想

まず採用ネタは④。

自分的には割と置きに行った回答だったので「あ、それ選ぶんだ」という感じだった。

ともあれメール投稿型の大喜利コーナーは番組側が何を面白いと捉えるか分からないので、あまり自分の趣味や好みは考えず思いついたネタは片っ端から投稿した方がいい、ということも最近肌感覚で分かってきた。

次に、他の人の採用回答と元ネタや発想の方向性が近かったものは②⑥⑪の3つ。

②は直球の時事ネタなので、シンプルな速さ勝負になるのは致し方ない。

⑥は往年のt.a.t.u.歌唱拒否ネタなのだけど、採用されていた人の答えを聞いたら『t.a.t.uと同じ方法で売れようとした』みたいな割と説明的な言い方をしていたので、やや表現が回りくどく伝わりづらかった点が⑥の敗因かなと思った。

この大喜利の回答における「どのくらい説明的にするか」という塩梅は非常に難しい。

分かりやすくしすぎても緊張がないし、かといって回りくどくなりすぎても伝わらない。

文字量や言い回しなどこの辺のバランス調整が上手くなったらもっと採用率が上がる気がする。

そして最後は、織姫を現代的な成人女性として捉えた⑪。

生々しい女性の嘆息で七夕本来のロマンチックなムードを壊しにかかった格好だが、近い路線で採用されていた他の人の回答を見るに『毎年同じことをしていて飽きた』みたいな、もっとシンプルかつ何の理由もない不条理な回答ぐらいでちょうどよかったのだなと思わされた。

笑ってもらえるか不安になるほど無意識に凝った言い回しを使ったり、言葉や要素を足したりする悪癖は場数を踏みながら徐々に矯正していくしかない気がする。

そして他の回答に関する反省は以下の通り。

①⇒もっと分かりやすく恋愛漫画っぽい雰囲気を出せればよかった。

③⇒そもそもJK3にジュリーネタはミスマッチだったなと思いつつ、更に書き方も伝わりづらかったと反省。

⑤⇒見取り図ディスカバリーチャンネルからの引用。割と関東芸人びいきな気がする奥森さんのツボとは少しズレがあったか。

⑦⇒「星座系」まで付けると回答がゴチャゴチャして強調したいポイントが分かりづらくなるから削るべきだったなと今は思う。

⑧⇒先週の放送で喋っていた奥森さん自身の近況をなぞった回答。着想は悪くなったが「ドタキャンした事情」というフリを無視しすぎているか。

⑨⇒割とリアル路線のあるあるに寄せた回答。他の人と回答の路線がカブらなければチャンスもあったかもしれないが、逆にいうと発想としては凡なのでプラスアルファでワンスパイスの個性を加えられれば良かったなと反省。

⑩⇒言葉遊びとしてはそこそこ上手いなという自負はありつつも、それだと織姫に刑事的な要素を付け足すことを事前にもっとフッておかないと、この回答だけを見た人が一瞬で刑事のシチューションを想像することは難しいだろうなと遅れて気づいた。

⑫⇒思い付きと出来心。個人的にはワンフレーズで終わらない割と文字数のあるシナリオ回答を出す力を付けていきたいので、今回は採用されなかったがこの路線の回答を作り慣れていくことはきっと今後に繋がると信じて継続していきたい。

と、ざっくりした反省でいえばこんなところ。

ただ良い面でいえば、良くも悪くも他人が思いつくような、平凡ながら最低限大喜利的な回答を出す速度や量は確実に上がっている。

この基礎的な回答力を底上げしつつ、平凡な回答の量産スピードを加速させていくことで、更にもう一段上の冴えた回答を出せる確率が上がってくるように思う。

くどいようだがこの辺は場数と知識量がものを言うと思うので、引き続き腐らずにやっていこうと思う。

では、来週の木曜日もおそらくこの暑苦しさで大喜利反省会をお送りすると思うので、その時はまた嫌々付き合ってくれたら嬉しい。

以上、今週の大喜利反省会でした。

今日の好き曲

ということで今日の好き曲はサンボマスターの『人はそれを情熱と呼ぶ』

シンプルに「大喜利への情熱がほとばしる回にしたいなぁ」という発想からの選曲。

そんでは思ったより字数を書いてしまったので今日は急ぎ足で失礼しよう。

また明日!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?