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『日プに沼ったドルヲタの経過観察』#3「一富士二鷹三pick」
「特に、ここで個人的に紹介しておきたいチームは何と言っても元ハロプロ笠原桃奈を含む2人組、『rebloom』である。」
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…という一文で締めたかったのが前回#2の内容。
そして飽きもせず字数制限ぶった切り芸に付き合ってくれた皆様に感謝カンゲキ透けチク嵐である。
自分は長文を書くと必ず書き出しと締め方で悩むので、この手口はその両方から逃げられて画期的だなと今更ながら思う反面、やってて自分で飽きてしまったので、今回からこの手は使わず色々フリーに書いていこうと思う。
そんな訳で引き続きお送りする雑食ヲタ的・日プ私観の第三幕、はじまりはじまりでござんす。
プデュとハロプロの邂逅
言い忘れていたが、自分のドルヲタのルーツはハロプロことハロープロジェクトである。
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幼少期は世を席捲するモーニング娘。旋風を見て育ったし、後藤真希の「愛のバカやろう」PVで心臓を撃ち抜かれた思い出は今も記憶に新しい。
その後、世間的な低迷期に合わせて離れていたブランクを経て、2014年頃の道重リーダー勇退に間に合う形で出戻ってから、熱量の浮き沈みこそあれ継続的に全体像を追っている、というのが大まかなハロヲタ個人史である。
そんな自分にとって、去る2021年のアンジュルム卒業まで約5年間ハロプロメンバーとして活躍した笠原桃奈さんが、かの「プデュ」シリーズに挑戦するというニュースには新鮮な衝撃を受けた。
『愛のため今日まで進化してきた人間 愛のためすべて退化してきた人間』曲名長い!そんなかっさーこと笠原さんの初参加楽曲。ハロプロは加入一発目で新メンを前面に押し出してMVを作るのが特徴的。
思えば本家・韓国産「プデュ」シリーズと日本の女性アイドルシーンとの接点といえば、#1でも軽く紹介した「プデュ48」シリーズにおけるAKBグループの参加がその最たるものだろう。
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そんなプデュ48を通して少なからず日本のアイドルファンが想像したであろう「はたしてプデュにハロプロは通用するのか?」という問いの答えが、時を経てこの日プ女子で詳らかにされるという好奇心もあり、このトピックスは興味の入口として強烈に目を引いた。
なお、もちろん笠原さん自身は2021年にハロプロを卒業されているので、いつまでも過度に「ハロプロ」のイメージで縛り付けるのは良くないなと思う一方で、貴重な人生の時間を賭けて僕の大好きなハロプロを支えてきてくれた感謝もあるので、対外的に面倒臭く思われない程度に恩義を感じながら応援していきたい所存だ。
蛇足コラム「ガラパゴスの功罪」
余談になるが、2015年の鞘師里保卒業や2020年の室田瑞樹卒業などを思い返しつつ、今のハロプロに所属タレントの海外を視野に入れたアーティスト志向を叶えられる土壌が無いことに残念さを感じる。
思うに日本エンタメの面白さは島国ならではのガラパゴスさと、それに相反して外国文化のいいとこ取り(クリスマス然りラーメン然りメイド喫茶然り…etc)を辞められない俗物性だと思うのだけど、こと純国産アイドルカルチャーについてその成熟度は頭打ちな気がしている。
なので景気動向や人口減少から見ても国内市場規模の縮小傾向が明らかな現代においては、日本のアイドルはもっと海外へ目を向けるべきだと思うし、実利的な面以外でも、そうした動きを見せていかないと未来のスター候補の少女達にとって憧れの存在たりえないと感じる。
そうして「いつか自分もこうなりたい」と若者に思われなくなった存在は、遅かれ早かれ時代に流されて消えていくのではないか。
かつて活動後期の℃-uteに「アイドルが憧れるアイドル」というコピーが付けられた時代から約6年、近い将来、日本の少女達の憧れの対象が完全に海外へとスイッチするのが現実的な未来として怖くもある。
変わり続けるため外へ目を向けるのに、今からでも遅いことはないのではないか。
異常に過剰に箇条書き
話題を戻して、#2で触れたレベル分けテストで気になったグループおよび練習生について、箇条書きで紹介させてほしい。
なお、開始時点で101人いた練習生は#8終了時点の現在で35名に絞られており、既に70名近くが脱落している。
ここから最終的にデビューできるのは11名なので、仮にどんなに熱を上げて応援できる推しをみつけたとて、その練習生の努力が必ずしも日の目を見るとは限らない。
ただ、喪失を怖がって最初から誰にも思い入れを持たないようガードをガチガチに固めて観るよりも、逆にありったけの気持ちを乗せられる練習生を心に決めて見た方が、結果はどうあれエキサイトしながら番組を追えると思うので、各自心臓への負担には配慮しつつ極力前のめりで観るスタンスをオススメしたい。
では、前置きが長くなったが、レベル分けテストで気になったグループについて以下より紹介していく。
・rebloom(アイドル/YOASOBI)
一言でいうと今回の日プの目玉とされていたユニットだ。
名前のとおり過去に活動歴のある2人がタッグを組み、さんざん煽った編集の末、全グループ中で最後にYOASOBIの「アイドル」を披露する流れはどうやっても劇的に映る。
なお笠原さんの経歴については上記の通りだが、タッグを組む加藤心さんは本場韓国のガールズユニット「Cherry Bullet」で2019年まで「ココロ」として活動していたとのことで、こちらもファンにとっては待望のカムバックだったらしい。(畑違いゆえ後で調べて知りました)
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そんな日韓両国を沸かせる待望のツイン凱旋劇を一つのユニットで、しかも番組開始時点で叶えてくれるダイナミズムに、この「日プ女子」が誇るスケールの大きさを見た気がした。
なおパフォーマンスはトレーナー陣の感想通り、2人のスキルと経験をありありと魅せる余裕あふれるもので終始圧倒した印象だった。
・チームマンネ(Habit/SEKAI NO OWARI)
「マンネ」の意味が「末っ子」や「最年少」だと知るやいなやこのスキルである。
まだ身体も出来上がっていないような若干15,6歳にしてこの完成度かつ、更に振付を自作するクリエイティビティにも舌を巻いた。
また当たり前のようにヘッドセットマイクを使って、両手の指先までを駆使した緻密なダンスをぴったり息の合ったコンビネーションで披露する様にも驚いた。
加えて、阿部和ちゃんのクールな顔立ちにはにかんだ笑顔のギャップが光っていて、どうかデビューして長く変化や成長を見せて欲しいと思わずにいられなかった。
・Cool Girls(好きと言わせたい /IZ*ONE)
ここは個人基準で2人気になった。
まず一人目は「高見文寧(たかみあやね)」ちゃん。
(ブンネイちゃんと読みたくなるが正しくはアヤネちゃんとのこと)
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文寧ちゃんについてはもうただ一言、「歌が激烈に上手い」に尽きる。
思えばこの#1~2視聴時、ダンスを特技として挙げる子が多い一方で、歌が得意だという子の少なさに気づいた。
それは近年やっと義務教育に組み込まれるまで多くの人が一般的に触れる機会のなかったダンスに対し、カラオケなど誰しも一度は経験がある歌の方が敷居が低い分、潜在意識的な「上手い」のハードルが高いのではないかと思う。
加えてバカみたいに当たり前なことを言えば、上手いダンスは受け手が意識して目を向けないとその上手さに気づけないものの、上手い歌は勝手に耳から入ってきて無視しようとしてもできない魅力を内側から主張する。
それでいうと文寧ちゃんの歌はただ無個性に上手いだけでなく、既に独自の色が乗った淡く儚げな一級品の武器だった。
またどこか無機質さを感じさせる美しいビジュアルとのイメージもぴったりで、今後いろんな曲を歌う様を見聞きしたいと感じた。
そして気になったもう一人は桜庭遥花ちゃん。
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文寧ちゃんとは対照的に、この時点で特筆すべきスキルの見えなかった遥花ちゃんは完全に伸びしろ枠であり、また僕の脳裏に走った電流が「グループに1人こういう子がいると全体が一気に見やすくなる。だから絶対にこの子は必要!」と告げた直感枠でもある。
野球がホームランバッター8人とエースピッチャーだけで成立しないように、アイドルグループもただキレイで可愛い神スキルさんを無闇に集めればいいわけではない。安室奈美恵のクローンを5人集めても良いグループにはならないのだ。
その点、歌/ダンス/ビジュアルの全方面に主張が強いエース級がいる一方で、そんな「押し」とは違った「引き」の魅力を持つメンバーの存在は観衆にとって替えの効かない清涼剤として爽やかに届く。
そんな分かりづらく重要なポジションの適性を全練習生の中でこれ以上なく感じたのがこの桜庭遥花ちゃんだったので、絶対に受かってもらわないと僕が困る。いやマジで。
以上2名が気になったCool Girlsだが、回が進むにつれ、ここから更なる注目株が現れるとはこの時点では思いもしなかった(伏線)
アオハル(WANNABE-Japanese Ver./ITZY)
チームマンネ同様、若干JKとは思えない完成度のチームアオハル。
中でも個人技で抜きん出ていたのがオレンジの衣装を着た海老原鼓ちゃんで、小柄な身体とパワフルなボーカルのギャップに一発で撃ち抜かれた。
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上述した高見文寧ちゃんとは全く違う、陽の気質の伸びやかなボーカルがグループ全体のパフォーマンスを底上げするように輝く様に天賦のスター性を感じる。
加えて、この後の合宿編で少しずつ彼女の人間性が見えてくるのだが、はっきりと喜怒哀楽が表に出る素直さや、周り想いで屈託のないキャラクターが多くの人を虜にしており、そんな人柄がそのまま反映されたようなパフォーマンスには観ていて腑に落ちるような感覚が常にある。
・Vitamin Bomb(オトナブルー/新しい学校のリーダーズ)
古き良き臭きハロヲタおじさんに清水恵子の魅力を伝えたい、この一心に尽きる。
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ご覧の通りのキャラの圧。
そして「ナルシスト全盛の道重さゆみ→ももち結び以降の嗣永桃子」と、逆境期ハロプロが開いた「キャラ」というパンドラの箱リレーの作用と副作用に笑いと涙を交錯させた層にこそ、この子の頑張りが届いて欲しいと切に願う。
この愉快でコミカルで奇想天外な言動の裏に、煮えたぎるマグマのような情熱と真面目を感じてならないカッコ良さ。
容姿やスキルで遅れは取っても、気概だけは絶対に負けないという闘志を隠さぬ真っすぐな眼。
そしてその他人から理解されづらいシャイと闘志のミルフィーユがステージ上で花開く瞬間に感じるであろう、極上のカタルシスの色濃い臭気。
自分だけの十字架を、自分なりの背負い方で、自分なりの武器にして闘っているその立ち居振る舞いに心寄り添わせれば、いつか熱い感涙の味を教えてくれると信じたくなる存在感。
そしてその予感はのちに彼女のラップを通して確信に近づくのだが、それはまた別のお話。
どうか稀代のコメディエンヌにして愛と哀のルチャリブレ、清水恵子よ世界に見つかれ!!!
さいごに
以上、雑感でドッカンバッカン振り返るレベル分けテストでした。
こうして5段階のクラスに分けられた練習生には、息つく暇もなく番組テーマ曲『LEAP HIGH! 〜明日へ、めいっぱい〜』の内容が公開され、この曲の歌と振付を3日で習得することが課される。
しかもその練習期間後には一人ずつパフォーマンス動画を一発撮りして、その良し悪しをトレーナー陣で判断し、クラスの再評価が行われるという怒涛の展開へ。
こうして101人に同時公開した曲を覚えさせることで、(経験値の違いこそあれど)同じスタートラインからどれだけ周囲より曲を自分のものにできるかを試すテストは、可能な限りの公平性が期されていて上手くできているなと思った。
またここからは先ほどの評価で分けられたグループ別のレッスンとなるのだが、改めてこの辺の展開を振り返ると、大事なのは今の自分のクラスに一喜一憂することではなく、良い意味で自分の評価に納得せずに行動できるかどうかだと思った。
それこそB以下の練習生については「自分が〇クラスなんてありえない。見返してやる!」と反骨心を燃やすことが上達へのガソリンになるし、そもそもクラス別の差も思っているほど絶対的なものではなく、実はちょっとした事で覆るような僅差なのではとも思う。
また同じく最上位のAクラスについても、練習生投票の第一位に与えられるセンターの座を“当然に”得るのは自分以外に居ないと、ある種の自信過剰さを持って現実の成果に繋げるプロセスが強く求められているのではないかと感じた。
っつーわけで、そろそろ未視聴勢の重い腰を2、3は上げられたんじゃなかろうかと密かに期待する拙note。
ダジャレ小細工レトリックと、ますます文量マシマシでお届けする本シリーズだが、いよいよ最終回間近の本編に追いつけ追い越せとヒィコラ言いながらコツコツ書いて参りますので、引き続き変わらぬご愛顧のほどよろしくお願いを申し上げまして、今日の所はお開きでございます。
ほな、一つお先にLEAP HIGH。
P.S.
現状一番好きな動画です。