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※ネタバレ注意「【三恋符のソナタ】杜野凛世」を読み解く。~2つの音楽記号に隠された意味は?~


小文は、enza対応ゲーム「アイドルマスターシャイニーカラーズ」にて2024年10月31日〜11月19日まで実施されている、「期間限定 第2回シチュエーションドラマを作ろうスタンプガシャ」から排出される「S-SSR【三恋符のソナタ】杜野凛世」の多大なるネタバレを含みます。注意してください。
また、小文は本カードのコミュをすでに読んでいる方向けの文章です。コミュの内容についてはかなり端折って説明しているので、読んでない人は今すぐガシャを引いて読みましょう。


1.ダ・カーポ

ダ・カーポとは

音楽記号で、「振り出しに戻る」の意味。楽譜の最初に戻る。

コミュの内容

①放課後、凛世とツバサの会話

②時系列戻って朝、凛世と透の登校シーン

③登校中、透(と凛世)が足を負傷

④ツバサ登場、透を背負って保健室へ

⑤羽那先輩登場、凛世との会話

⑥凛世回想、ツバサ(と透)との出会い

⑦放課後、部活中。凛世、ツバサから目を逸らしてしまう

⑧部活後、凛世と羽那で下校。「あの人と何かあった?ツバサって男子」

⑨凛世と羽那が別れた後にツバサ登場。ツバサ、凛世の足の負傷に気づく(1-①)。凛世、ツバサの手当を拒絶

考察

後半のコミュの伏線になりそうな箇所もいくつかありますが、今回はそれは置いておいて、凛世の心情を中心に考察します。

凛世はツバサのことが、ずっと好きだった。でも、それはずっと内に秘めていて表に出すことはなかった。
そんな中、透から「ツバサのこと、どう思ってる?」と聞かれる。そこで、透もツバサのことが好きなんだと気づいた。凛世は、ツバサのことと同じくらい透のことも大切な親友だと思ってた。だからこそ、この淡い初恋は終わりにしなくちゃいけないと思った。そう思ってるのに、変わらず自分に優しくしてくれるツバサ。本当は大好きだ。でも透から彼を奪うことはできない。彼女は優しいから。だから拒絶した。

ダ・カーポという記号はこの凛世の気持ちを、振り出しに、ツバサと出会う前の最初の状態に戻さなきゃいけない。そういう凛世の心情を表しているのかなと思います。

本コミュを楽譜に見立てて、音楽記号を入れると、

🎼(ツバサとの出会い)→①②③④⑤⑥⑦⑧⑨D.C.

こんな感じでしょうか?

いや〜いいコミュですね〜
淡くて甘酸っぱい青春。これが読みたくて杜野凛世・温和優しい・幼馴染に投票したんですよ〜嬉しいね〜

1-⑧
後輩のことを気にかける羽那。いい先輩ですね(震)

2.トゥ・コーダ

トゥ・コーダとは

To Coda
Coda
To Codaが出たらCodaに飛ぶ

音楽記号で「コーダへ飛ぶ」という意味の記号。

ダ・カーポも合わせてだけど、楽譜はこういった繰り返し記号を使って、単純に先頭から順番に演奏をしない場合が多い。

コミュの内容

①羽那の回想シーン。凛世との出会い、凛世とツバサの会話(1-④)を目撃、凛世の気持ちに気づく。

②時系列現在。羽那が何かを書いている描写。「自分の中に、こんなにも醜い感情があるなんて知らなかった」「ーーしてやりたい」

③透の回想シーン。ツバサとの出会い。1-④後の会話。現状維持を望む透。「私たちの関係ってなに?」「幼馴染だよ」

④時系列現在。誰かに電話をかける透、ただ電話は繋がらず留守電となる。

⑤透、音楽の授業中。ツバサとの会話。

⑥スマホを音楽室に忘れた透。放課後、吹奏楽部が活動中の音楽室へ。

⑦凛世、透、羽那の会話。ツバサがグラウンドにいる。

⑧凛世、走る、ツバサの元へ。「私、ずっとーー」

考察・というより妄想

一見すると、羽那と透の深掘りをしつつ、凛世がツバサへの想いを伝えるーーというコミュです。

でも、これを描きたいだけなら明らかに不要なシーンが2つあります。

2-②の羽那が何かを書くシーン、そして2-④の留守電のシーンです。

2-②
何かを書くSEが流れる
2-④
「出るかな」
誰かに電話をかける透。しかし留守番電話に接続される。

このシーンだけは、羽那の想いを描いているわけでも、透の想いを描いているわけではないんです。代わりに適当な回想シーンを入れることもできたはず。

じゃあどういうことなのか?

私の考察はこうです。

2-①〜④が、To Codaの遷移先なのではないか?

このコミュを楽譜に見立てて、繰り返し記号を入れるとこうです。

🎼Coda①②③④
🎼⑤⑥⑦⑧To Coda

2-①、2-③は回想シーンのため省くと、時系列は

⑤→⑥→⑦→⑧→②→④

なのでは?

この時系列にすると、2つのシーンの意味が変わってきます。

⑧凛世がツバサに告白

②羽那が何かを書き記す(何を?)

④留守番電話(誰に?)

ここからは考察というよりも完全に妄想です。

凛世の告白後、羽那は何を思ったでしょうか?「壊してやりたい」そんな感情を抱いた彼女は、何をしたでしょうか?

羽那はなにを書いたのでしょうか?

もしこれが、置き手紙だとしたら?

誰への置き手紙か?おそらく家族でしょう。では何を?
叶わぬ恋をして、歪な感情を抱いた少女が家族に何を残すでしょうか?
失踪したことを悟られないための手紙…?もしくは……遺書…?

透は誰に電話をかけたのでしょうか?これは凛世かツバサの2択でしょう。

そしてこれに関してはもうどちらでもいいです。

どちらだとしても、電話が繋がらないということは…失踪…?それとも……死…?

どちらかが、もしくはどちらもかもしれません。

ここで先程の羽那の置き手紙です。

彼女はなにをしたのでしょうか?

続きは皆様の想像にお任せします。

4人全員が生きている未来を願って。

参考文献・引用

おまけ


「凛世のことしか見てないって感じ」

「凛世のことしか見てないって感じ」

バカ。たすけて


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