2024/10/27

選挙 ベーシックサービス 税金 社会福祉



いきなり出だしが選挙の話題だなんてがっかりされるのも嫌だから、頭に〈選挙 ベーシックサービス 税金 社会福祉〉ってキーワードを入れてみたよ。これなら記事を開く前に読もうかどうか選べるはずだ。

なんでそんなことを気にするのかって?
だって何年か前に〈タイパ〉が流行語になったんだもんな。
おれも誰かのタイムパフォーマンスを気にしてみようってわけだ。
まあ、タイパコスパを気にしてる人たちは素人日記の文章なんて
読むはずもないか…

さて本題。
今日は第50回衆議院議員総選挙があったよな…
いまちょうどテレビでは開票の速報が流れているところだ。

会ったことも見たこともない、他人の素人投稿にまで選挙の話をされちゃ、ちょっと疲れちゃうかもしれないな。でも頻繁にあることでもないし、少しだけ話に付き合ってくれないか?

地方の小さな町に住むおれの周りでは、日常の会話じゃあまり話題にあがらなかったけど、選挙の話を振りさえすれば、みんながそれぞれの考えを持ってることが分かるもんだよな。普段はお互い冗談を言って笑いあっているような相手でも、政治や政策の話になると真剣な表情で話し始めるよな。いつもは見られない表情を見れたようで、なんだか嬉しい気分なってしまうんだ。

おれの場合、選挙があると日常の中でふと思いついたことや思っていることが、社会や政治とどれほどかけ離れているか、逆にどれほど同じ話題を共有しているか、それがよくわかるような気がしてなんだか答え合わせをしているみたいなんだ。選挙って結構おもしろいよ、 なんて言ったら、相手の眉間にシワが増えそうだな。実際に言うのは…..やめとこう。

もしかしたら、いまこの記事を読んでいるあなたの顔にもシワが増えているかもしれない。そのまま鏡を見るのはおすすめしないぜ。
(もちろん冗談だ)

政治の話って長々話されると顔がげっそりしてくるんだよな…
おれも分かるよ…..

0.5秒前に分かると言っておいてなんだけど、
最後に本を1冊だけ紹介させてくれ。

井手英策『ベーシックサービス 「貯蓄ゼロでも不安ゼロ」の社会』
2024年 小学館新書

コロナ禍の間にベーシックインカムってやつが話題になったのを覚えているひともいるんじゃないかな。それとはまた違うものなんだけど、このベーシックサービスっていう政策が結構おもしろいんだ。
ものすごく省略して言うと、<消費税を16%強にあげれば、医療、介護、教育、障がい者福祉は無償化>できるらしいんだ。
著者の壮絶な人生も語られていて、そこから溢れるエネルギーが文章を読ませる追い風になってくれる。
今回の選挙ではどの政党も消費税を減らすか現状維持する方針だったと思うけど、増税して社会福祉を手厚くする方向については話題にならなかったよな。
この本ではそのあたりのことを分かりやすく説明してくれて、今まで考えたこともなかった方法を提案してくれているんだ。

コロナ禍が始まった頃、地方の中小企業で働くおれは、本当に生活を切り詰めていかなくちゃならないんだと本気で不安に感じたんだ。想像でしかないんだけど、戦時中の心境や生活を思い浮かべたよ。コロナ禍や大規模な災害が多発する現代にこういう選択肢があるってことを知っておくのもいいんじゃないかな。

2本目に書いた記事にしては、かなり読みづらい内容だったかもしれない。
10本目くらいに真剣な口調で書くべきだったかな?
でもこんな機会じゃないと普段の生活の中じゃ、政治の話題って話しづらい気がするんだよな…

最後まで話に付き合ってくれたあなた、本当にありがとう。
次はもう少し楽しい話題が書けたらいいな。

それじゃまた次回まで。
選挙が終わって当選した議員が喜び、落選した立候補者は肩を落としているだろうけど、明日は平等にみんなにやって来る。もちろん、おれたちにもね。
お互い無理せず、明日からも目の前のできることを頑張っていこう。



参考書籍

『ベーシックサービス 「貯蓄ゼロでも不安ゼロ」の社会』(2024)
                                                  井手英策  小学館新書

2021年刊行の『どうせ社会は変えられないなんて誰が言った? ベーシックサービスという革命』を大幅に改稿、加筆して新書化。

全国書店ネットワーク e-hon での書籍紹介ページ
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034589728&Action_id=121&Sza_id=C0