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①『とにかく仕組み化』 人の上に立ち続ける思考法

どうも、株式会社一心のでぶちょーです。

今回読んだ本は『とにかく仕組み化』とういう本です。
この本について自分なりの解釈で書いてみようと思います。

はじめに

この本を見つけたのは、最近よく見ている『脱税理士スガワラくん』というユーチューバーの動画で紹介されていて、本屋に行った時に見つけました。
僕、自身も今の会社に何が必要かを考え、仕組み化や効率化をすることが好きで、この本にとても興味がありました。


この本の著者について

この本の著者は、株式会社識学の代表取締役、安藤広大さんという方が書いている本で、組織運営において個人の能力に依存せず、誰もが同じ成果を出せるような『仕組み化』や組織の在り方を教えてくれる本です。株式会社識学は、独自のメソッドを使った組織運営のコンサルティングを主な生業としている会社で組織運営のプロです。なんと3年半で上場しています。異常な速さです…笑
今回は、本の冒頭にある『人の上に立ち続ける思考法』についてまとめていこうと思います。


1, 『会社の歯車になれ!』

本の中に『会社の歯車になれ』と書かれていますが、皆さんは『歯車』と聞いてどのように考えるでしょうか。会社の歯車になれと聞いて、社畜になれ?ってことと悪いイメージを持つ人もいると思います。
ですが、この本では歯車とは、組織から求められていることを明確に理解して、実行に移し、会社に貢献し、正当に評価され、報酬をいただくことだと言っています。自分のやりたいことをやって、どんなにグルグル回っても歯車になりきれていなかったら無駄な動きで終わってしまいます。また、組織だけでなく、社会の歯車にならなければ社会からも必要とされなくなります。


2,『属人化のリスク』


属人化のリスクは、特定の人に業務や知識が依存することで、業務停止や品質のばらつき、引き継ぎ困難などを引き起こす点にあります。その人が不在になると業務が滞り、組織全体の成長を阻害します。また、他のメンバーの成長機会が失われ、負担が集中した人が疲弊する可能性もあります。このリスクを防ぐには、業務の標準化やマニュアル化、知識共有、役割分担の明確化が不可欠です。組織全体で仕組みを整備し、個人依存を解消することが重要です。


3, 『仕組み化の5つのポイント』

①責任と権限
②危機感
③比較と平等
④企業理念
⑤進行感



①責任と権限
組織内での「責任」と「権限」を明確にすることが、仕組み化において極めて重要です。責任と権限が曖昧だと、誰が何をすべきか分からなくなり、業務が滞る原因になります。『リーダーは部下に仕事を任せなさい』この言葉をよく聞きますが、どんどん任せればいいと勘違いしています。
それは、ただの『無責任』です。
本来の『任せる』とは明文化した責任と権限を与えることです。
『何をしなければいけないか』『そのために何をやっていいか』
その線引きをすることが重要です。

②危機感
『危機感』という言葉は、パワハラのように人を精神的に追い詰めることのようにとらえられがちですがその逆です。
著者が言う危機感とは、焦りのようなもので例えば『この人から評価を得られなくなる』と言う怖さです。上司はできてないことはしっかりと部下に指摘していかなければなりません。感情的に怖さを与えるのではなく、仕組みの中で怖さを与えていくことが上司には求められます。

③比較と平等
社員同士やチーム間で「比較」を行い、競争意識を持たせる。ただし、平等性も担保することが重要です。比較による競争心が、各個人やチームのパフォーマンス向上につながるのです。
比較と平等は、評価があって成り立ちます。
評価は、一定以上の成果を挙げた人を会社が表彰などで評価することは効果的ですが、一方で、無駄な頑張りを褒めると、間違った方向に人は進んでしまうので要注意です。

④企業理念
組織の全員が「企業理念」を理解し、それを基盤にして行動していくことが重要です。企業理念が浸透していないと、方向性がブレたり、社員が何を目指すべきか分からなくなります。理念が組織を一つにまとめ、全体的な結束力を生産みます。

⑤進行感
進行感とは、目標に対して物事が前進している『感覚』のことを言います。」
進行感をを組織全体で共有していくことが重要です。達成感を得られるように、短期的な目標と長期的な目標を両方設定し、その目標に対する進捗を定期的に確認(ダッシュボードで可視化など)したりすることで、個人やチームのモチベーションが維持されやすくなるとともに結果が見えることで、自分たちの行動が成果に結びついていると実感できます。

まとめ

人の上に立ち続けるには、特定の人に依存せず、仕組みで成果を出せる環境を作ることが大切です。リーダーの役割は、個人ではなく仕組みを改善し、チーム全体の成長を支えることにあります。仕組みが人を助け、人がチームを動かすのです!

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