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『天才はあきらめた』
今回、読んだ本は、お笑いコンビ『南海キャンディーズ』の山里亮太さんの著書【天才はあきらめた】という本を読んでみました。
この本は、僕の尊敬している方から面白いから読んでみてとおすすめしてくれた本で、あの山ちゃんが本出してるんだ!と少し驚きましたw
僕の山ちゃんのイメージ
僕の中の山ちゃんのイメージは、頭の回転が速くて、トークもうまく、まさに『ツッコミの天才』だな、というようなイメージでしたが、その真逆のタイトルでこの本の内容がとても気になりました。
ですが、本を読んでみると、その裏にはとんでもない努力があったんだなと気づかされました。
例えば、NSC(吉本の養成所)時代の話。同期にオードリーやキングコングがいて、周りはキラキラした才能を持っている人ばかりで、そんな中、自分は「天才じゃない」と気づいた山里さんは、ひたすら努力を重ねます。授業のノートをとりまくり、売れる芸人の話を分析し、ネタを作り続ける…。
まるで受験勉強みたいに、お笑いを研究していたんです。
嫉妬心との向き合い方
この本の面白いところは、「努力だけじゃなく、嫉妬やネガティブな感情も正直に書かれている」ところです。
山里さんは、同期が活躍するのを見ては嫉妬し、時には自分が嫌になったりもしていました。
でもその気持ちをただの「ひがみ」で終わらせるのではなく、エネルギーに変えていたんです。例えば、相方のしずちゃんが映画「フラガール」に出演して、一気に有名になったとき。
山里さんは、嫉妬で苦しくなりながらも、「自分も変わらなきゃいけない」と思い立ち、今の芸風を作り上げていきます。
「あきらめる」ことの本当の意味
「天才はあきらめた」というタイトルですが、決して努力をやめるという意味ではないんです。むしろ、「天才になれないなら、それ以外の道を突き詰めるしかない」 という強い意志を感じました。
山里さんは、お笑いのセンスではなく、「ネタを書く」「ツッコミを磨く」「分析する」という別の方向で勝負した。
そして、それを誰よりも徹底した結果、今の山里亮太がいるんだなと納得しました。
この本を読んで感じたこと
「自分には才能がない」と思っている人ほど、読んでほしい一冊です。
たとえ天才じゃなくても、努力の仕方を間違えなければ、道は開けるんだと勇気をもらえました。
特に「嫉妬をどう扱うか」という部分は、仕事や日常にも当てはまるなと思いました。誰かと比べて落ち込んだり、嫉妬したりすることは避けられないです。でも、その感情をどう活かすかが大事なんだと気づかされました。
僕も自分の能力の低さに自信を無くし、仕事をやめたいなと思ったことがありました。自信を無くした時は、『できたことを振り返る』『小さな一歩を踏み出す』『嫉妬をエネルギーにする』『過去の自分と比べる』これらを頭にいれておき、とりあえず何かやることが大事だと思いました。
小さくても一歩踏み出せば、それが積み重なって、自信になっていきます!
皆さんも、もし「自分には向いてないかも」とか「才能ないな」と思うことがあったら、この本を読んでみると、ちょっと気持ちが楽になるかもしれません。