見出し画像

あなたがいるレジで買いたい @コンビニ

先日の記事のトップ絵恐ろしいとクレーム(笑)頂いてます。すみません。能面のように表情の消えた顔は本当に怖いですね。

怖い話のあとは、その真逆のエネルギーの女性のお話。

前回の能面お姉さんがいるコーヒーショップのほど近くにあるコンビニエンスストアで働くご婦人。

彼女の風貌を例えるなら、ダンプ松本さん?ジャイアンのお母さんがジャイアンと同じヘアースタイルにした感じ。

そんな感じ。

少ししゃがれたハスキーな声。歳の頃は60歳代じゃないかなと思う。和田アキ子さんのショートヘアが少し白髪が混じってグレイヘアーになった感じ。

そうそう、小さい和田アキ子さんって感じのご婦人。

彼女の細い目はいつもニコニコしている。

コンビニエンスストアってきっとマニュアルがあって、接客時のセリフって決まってるんじゃないかな?と思っているのだが、彼女は

「こんにちはー!」

の挨拶から始まり、

最後に
「ありがとうございます。おおきに」と言ってお客を送り出す。

これが本当に不思議なのだが、コンビニエンスストアで 、通常の接客時のセリフ以外のコメントが飛び出ると、逆にお客であるたぬきちの方が、グッと身構えて、違和感を感じてしまうのだけれど、

彼女に「こんにちは」と言われると、当たり前に

「こんにちは」

と言ってしまう。コンビニの店員さんに「こんにちは」って言われて、皆さん「こんにちは」って返してます?

挨拶されたら、挨拶を返すのは当たり前なのだけれど、店員さんがレジで言う「こんにちは」は「こんにちは」であっても、「こんにちは」でない。

なんというか、セリフだから挨拶ではないと言うか、、、伝わります?

でも、彼女の「こんにちは」はセリフじゃなくて、目の前に人が来たから挨拶している「こんにちは」に聞こえる。だからいつもレジでたぬきちも反射的に「こんにちは」と返してしまう。

そして彼女が最後に言う
「おおきに」
が、なんというか満点の「おおきに」なのだ。

「満点のおおきに」ってなんやねんって自分でもつっこむが、あえて言うなら、嫌味なく、しっくりくる。そんな感じ。

彼女に「おおきに」と言われると、コンビニで買い物しているという感じが薄れて、彼女がやってる個人商店で買い物をした。そんな不思議な感覚になる。

それに、生粋の大阪人であっても、
「おおきに」言えない問題がある。というか、嘘くさくなる問題。

むしろ「おおきに」って言ったことない人が圧倒的ではないかと思う。

もし、ドラマでコテコテの大阪弁を使う役に当たり、どうしてもセリフの「おおきに」が自然に言えない!そんな悩みを持つ俳優さん女優さんがいたなら、彼女を真似てはどうか?と言いたい。

それくらい、彼女と「おおきに」はしっくりきている。随分人生で「おおきに」って言って来た人なんだろうな。そう思わせる「おおきに」だ。

いわゆる気持ちのいい接客ってやつで、彼女が会計してくれると、他人と相対した時に受けるストレスがない。

しんどいとか
めんどいとか
ウザイとか
なんやねんとか
辞めたいわとか

そんな類の雰囲気が滲み出ていない。

「こんにちはー!!おおおきに!」
っていう、挨拶と感謝の念しか出ていないからだと思う。

まじリスペクト。

だから、そのコンビニで買い物する時は彼女に会計して欲しいっていうお話。

まさかまさかの同じタイミングで今朝おすぬさんも素敵なコンビニ店員さんの記事投稿されてます✨
シンクロ~

サポートは活動の励みになります!ありがとうございます😊いただいたサポートは恩返しではなく恩送りとして循環させていただきます〜✌️