「はじめに」を制する者はKindleを制す 1ヶ月後にKindle作家になるたぬき
テーマと読者ターゲットが決まれば、今ある記事を集めて、こちゃこちゃやって、足りないパートをちょこっと書いたら、完成ってか!
「よっしゃ!!」
などと浅い算段で進めるたぬきちにmoon塾長がこう切り出す。
「読んでもらうには、"はじめに"が肝心です」
"はじめに"って肝心なんか!!
そうして、なんともかしこまったような、少し硬い自己紹介のような"はじめに"が完成した。
塾長からは、「ありきたりな感じがするので、他の本も参考にされつつ、いつものたぬきちさんらしさも出してみては?」
と、ご指摘いただく。
肝心だって言われてたのに、自分らしくない文章にしてどうするんだっバカたぬき!!!自分に叱咤する。
ちょっと考え直して、noteで掲載するように書いてみる。
「とっても良くなったと思います!以前にもお伝えした通り、表紙と同じく"はじめに"はとても重要です。読んで欲しいターゲットについても入れ込んでみましょう!!」
と、お分かりいただけただろうか、、、
そう、Kindle制作の最難関は、この"はじめに"だったのだ!!
"はじめに"に、この先を読んでもらえるかがかかっている。
他がどんなに面白エピソードがあろうとも、“はじめに”がとんちんかんちん一休さんなら、全ては台無しだ。
しかし、ここに全てを注入して書ききってしまうのは、野暮ってもんで。
だからこそ、塾長も力が入っているのだろう。
何度目かの塾長からのお直しメッセージを受け取った時、娘こだぬきが通う絵画スクールの先生の言葉を思い出していた。
その日は、中学生が受講していたので、先生はいつもより熱心に指導していた。
小学生には、基本「褒めて、楽しく」がモットーの指導なので、どんな絵でもとにかく褒める。褒めのプロ!!
その生徒さんは、デッサンでモノの輪郭を捉えることに難航して、度々消しゴムで消して修正していたようだった。先生は言う。
実物と寸分違わぬ、デッサンを描ける人でも、最初の1本目の線から正確な形を捉えて、再現してるんじゃないんやよ。
むしろ、モノの輪郭を明らかにするのは影だったりする。何本も、何本も書かれた線が影になり、その影こそが正確なデッサンを作っているという人もいる。
何本も線を書いて、完成に近づけるんです。
例えば、粘土で造形する人を考えてみようか。
粘土を足したり削ったりしながら、形を整えていく。いきなり、象なら象の形になるわけではない。
それは、デッサンも同じ。
今こんなに上手なんやから、もっと上達するわ。
最後はやっぱり褒め上手。
なるほどー!娘こだぬきに同行しながら、いつも作品作りのレッスンをたぬきちもこっそり受けている。
絵画と文章制作は違うのだけれど、いつもなんだか、気づきがあると言う不思議。
塾長からのメッセージが届く。
「先日のnoteの記事良かったです!あの内容を“はじめに”に含んで書き直しませんか!!」
「押忍‼︎」