チャットデュエマ備忘録
突然ですが、チャットデュエマってご存知ですか?
普段バリバリCS出てるプレイヤーの方にとってはあまり馴染みのない言葉かと思いますが、字面でなんとなく察しはつくでしょう。
文字通りチャットデュエマとはこういうものです。主にLINEの個人チャットやオープンチャットでこのフォーマットはよくみられます。
しかし、このチャットデュエマには大きな欠陥があります。既にお気付きでしょうが、
このフォーマットは「イカサマし放題」だということです。
どれだけ理想ムーブしても相手からすれば当然証拠もないわけですから、本当にやりたい放題できます。
そこで本記事では、そんな無法地帯チャットデュエマでしか叶わないようなコンボ、すなわち「机上の空論コンボ」についてお話していきます。
1、ラッキー・ダーツ
はい、このフォーマットでももちろん最強カードです。というかむしろこのフォーマットだからこそ最強とも言えます。
まず、対面が禁断置いてなければとりあえずデリートで勝ちです。
そして、相手が禁断を置いてればダーツからテック団を唱え、禁断解放させた後に泡の魔神アワンデスあたりの0コス除去を当てれば終わりです。
この全く隙のない二段構えにより、チャットデュエマは先攻を相手に渡した時点で負け確定のクソゲーとなりました。
2、オファニスループ
こちらもラッキーダーツ同様、先手必勝コンボです。手順はいたって簡単で、1ターン目に友情の誓い、オファニス、アクアティーチャーを並べてゾンビぽんのすけを出し入れするだけです。
そこで有り余った手札からウェビウス等のG0を連打、エメスレムルミナリエをノーコストで唱えて参角を出します。
あとは参角の能力で適当なフィニッシャーを出して勝ちです。
⚠️ここで一つ注意点ですが、シャコフィニッシュをする際、シャコ1体しか立っていないと相手のZEROハンドで処理されてしまいます。シャコフィニッシュは必ずシャコを二体立てるか、アルファディオス等のロッククリーチャーを横に添えてからにしましょう。
3、ギガタックブースト
このカードの使い方は少し特殊で、自分が後手をとってターンが帰ってきたときに活躍します。
想定している盤面はこんな感じ。
相手が先手1ターン目にダーツ→ホーガンからジスタジオを捲り、先に紹介したダーツでの勝ち方ができなくなってしまったという状況です。
(毎回「オファニスループ」ばかりしていても飽きてしまうので、今回はそれ以外のルートで勝ちを狙うものとします。)
ここで自分がダーツからギガタックハイパートラップを打つと、封印が全てマナに行くため6ブーストできます。(チャットデュエマでは当然全て運良くアンタップインします。)
この6マナで何をするのかというと、
サガループです。
4、サガループ
さんざん殿堂環境を荒らしに荒らしているループですが、チャットデュエマ環境ではあくまでサブプランという位置に落ち着きました。
チャットデュエマでは1ターン目に6マナ用意することなどいとも容易く、サガループからのdoomでゲームを終わらせることができます。
ちなみにサガは現在殿堂入りしており、サガ2枚によるループは不可能になってしまいましたが、1マナダムダムジョーカーズ→サガと百発人形を墓地に落とす→ダークネスで2体蘇生とすると、サガの1ドロー1捨てと合わせてぴったりサガループを再現可能です。
⚠️このときダムダムジョーカーズではなくブラッディクロスを使うと、相手の山札からキューブリックを落としてしまいこちらの剥き出しの禁断を除去されて負ける裏目が発生してしまいます。相手のマナゾーンに水のカードが3枚ある場面では必ずダムダムジョーカーズを使いましょう。
5、呪文ロック解除
これは相手が先攻1ターン目にドルファディロムやナンバーナインを出してきて、こちらのダーツやエメスレムルミナリエが封じられた時に使うテクニックです。
やることはいたってシンプルで、ナンバーナインには1体、ドルファディロムには2体のアワンデスをぶち当てて呪文ロックを解除するだけです。
アワンデスを2体も出すと手札消費が激しすぎるのではないか、と思われる方もいらっしゃるでしょうが、ダーツ→ホーガン→ブライゼで手札回復しつつ好きなトリガーを打てるので後続もまったく心配いりません。
6、VANナイン大王へのアプローチ
チャットデュエマでは、呪文ロックだけに飽き足らず、対面がVANナイン大王を揃えてくることも理論上あり得ます。そのような場面への対処法として挙げられるのがこのMDWです。
このカードはトリガーなので盾から踏ませて返しのターンにDスイッチで盤面を消すことができます。また、VAN大王のおかげでこちらは墓地に軽量クリーチャーを置き放題なので、Dスイッチ起動時にわりと好き勝手できます。
ただし、VANナイン大王下だと当然ながら他のトリガーがほぼ使えないので、シールド5枚をMDW+バラド×4ということにしたとしてもジャスキル+3までしか許容範囲になりません。つまり、MDWは貯めるプレイングを知らない相手にしか使えない雑魚狩りカードであり確定枠とは言い切れません。
7、ミノガミカウンター
相手のアポロヌスメテオバーン五点!!に対して毎回クロックやバラドで返していては芸がありません。通なプレイヤーはここでミノガミサガstarを使いカウンターします。
これをGSで見せ、例えば親父のメモリーなんかを捲れば盾追加できますし、火球伝承からオリオンやクロックを出して止めることもできます。単純に盾からトリガーするよりも芸術点が高いと思いませんか?
最後に
ここまでチャットデュエマでイカサマを駆使した理論上コンボをいくつか紹介しましたが、これを実戦で使うのはおすすめしません。日常生活でも同様のことが言えますが、不正しようと思えばできるけどあえてしないというのが人間の理性だと筆者は考えています。やるにしても山札のトップをこっそりチェックするくらいの(本記事で紹介したコンボに比べれば)小さいイカサマにおさえましょう。