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早合点、勘違い、その効能

親が私の子供の頃の通知表を残していて、それをまだ捨ててなかったので
見つけて、笑ってしまった。

60年前も今も性格というのは、変わってない。
「早合点で見直しが出来ない」
今も、バスや電車の中で、忘れ物多いし、早とちりだし、、、、、。

しかし、勘違いや早合点の効能もあると思ってる。
2年前に亡くなった井野とも胡。
一緒にDance&Peopleの活動をしていた中で、彼女は高次機能障害があると言っていて、あまりそう感じたことはなかったが、
会社の中の会議でよく「勘違い」があったらしい。
会議で彼女の提案が通ったわけではないのに、「通った!」と勘違いするんだ。そして、わたしに「通ったよ!」と連絡が来る。
しかし、しばらくすると「あれは通ってなかったんだ」とまた連絡が来る。
私は前に進める準備をしかかってるので、「なんで!!」と怒る。
しかし、それから一カ月ほどたつと、通っていなかった提案が、なぜか実現している。
それをみんなは「井野マジック」と呼んだんだ。

なんだかわからないけど、私の中にも「井野マジック」を踏襲してる何かがあるようだ。

昨日、東九条マダン始動の集まりがあって、私はよくわからないけど
昨年から参加しているチャングの稽古始めだと、勝手に思い込んで暑い中を稽古着で参加した。
稽古ではなかったんだけど、たくさんのマダンを支える人たちの場に参加出来て、話したかった人と話が出来て、なんだか、ふっと新しいことに歩き出せそうな時間がやって来たのだ。

早とちりや勘違いって、予想外のことに踏み出せる、神様が放り投げてくれたステキな仕掛のように思えた、猛暑の一日だった。


上の写真は、本文と直接関係ないけど、
7月1日 京大西部講堂での短編映像「ある光」上映会の天井あたり。



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