メタリックピンクの太鼓
2022年6月21日。
横向けになったメタリックでピンクの太鼓にずっと寄り添いながらの1時間半。
関空から新千歳まで
このpeachのジェットエンジを見守り続けていた。
こういう硬質な素材に惹かれるんだなあ。
リベットという名前は後で知ったけど、
ジェットエンジン、特にその上部のシルバーの部分や翼とかの接合部分の
リベット(鋲)から、この飛行機を作った人たちの時間が伝わって来た。
NO STEP 、とか、いろいろ白い文字で書いてあるな。
エンジンの上の方のシルバーというか、いぶし銀の部分は、ほとんど新幹線の流線形とか、何かの頭頂部のよう。
魚類に似てる。
予想外の旅行初日のインパクトあったのは、
ピンクの太鼓だった。
ガタガタしながら無事着陸した後は、JRで新千歳から南千歳、乗り換えて苫小牧へ。秋空。
それから、道南バスを2本乗り継いで、北海道沙流川郡平取町二風谷コタンへ。宿はゲストハウス「ヤント」。茅野茂さんのお孫さんがオーナーだ。
この日は夏至で、オプシ(小さいシ)ヌプリの伝説の夕陽を浴びることが出来た。ゲストハウスの方に車で連れて行ってもらい、帰りは二風谷資料館の方に送ってもらう。夏至の前後一週間くらい、山の頂の穴(くぼみ)の部分に夕陽が通り過ぎて沈んでゆくのだ。
夏至の日に晴れることは珍しいらしい。なんて幸運なこと!