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美智子さまと「歌心」

昨夜、NHKの総合テレビで放送された『歌人 美智子さま こころの旅路』を見て、美智子さまの感性・知性の豊かさと「五・七・五」の定型の奥深さとに、とても感銘を受けました。

美智子さまが折々に詠まれた歌とともに、皇太子妃、皇后、上皇后としての歩みや、ゆかりの人々が語るエピソードが紹介され、とても中身の濃い番組でした。
NHKプラスで配信されていますので、関心のある方は是非ご覧ください。
(具体的にどんな歌が紹介されていたかは、あえて言及を控えます。)

自分自身には、残念ながら和歌を詠む才能はありませんが、作られた和歌を鑑賞するのは大好きで、毎週日曜日の『朝日歌壇』を楽しみにしています。
音数が限られる和歌では、「凝縮」による「中身の濃さ」と「飛躍」による「イメージの広がり」との両方の要素によって、散文的とか平板にならない味わい深い作品ができると個人的に感じています。
美智子さまが詠まれる歌には、この二つの要素とともに「奥ゆかしい品」が滲んでいて、それが得がたい魅力を放っているように思います。

私は、皇室に対し特に思い入れとか主張等はない部類ですが、一般国民までもたらされる情報などから、美智子さまと清子さん、敬宮愛子さまのお三方に三代で共通する美点を感じ、敬愛の念を抱いています。
(これ以上は申しません)

番組で紹介された新刊『歌集 ゆふすげ』は、母が先日買い求めたので、私も手に取り、じっくりと一首一首を味わいたいと思います。
楽しみ♪♪



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