お尻を叩かれる家で育った私たち(あかり)の場合 第二話「この感覚は……。」

割引あり

私、橋本あかりは、あの日の懲らしめから数日が経っていた。お尻の痛みはまだ残っていたけど、少しずつ和らいできていた。でも、心の中にはモヤモヤした気持ちが残っていた。

あの日の放課後、親友のさやかが私に声をかけてきた。

「ねえ、あかり。今度の日曜日、みんなで遊園地に行くんだけど、一緒に行かない?」

私は躊躇した。両親、特に母がそんなことを許すはずがない。でも、行きたい気持ちは抑えられなかった。

「でも...両親が許してくれるかな...」私は不安そうに答えた。

さやかは明るい声で言った。「大丈夫だよ。勉強会だって言えば?」

その言葉に、私の心が揺れた。嘘をつくのは良くないことだと分かっている。でも、みんなと一緒に遊びたい気持ちが強かった。

「分かった。やってみる」私は決心した。

その日から日曜日まで、私の心は期待と不安で揺れ動いていた。お尻の痛みは徐々に和らいでいったけど、あの時の恐怖は忘れられなかった。それでも、遊園地に行きたい気持ちの方が強かった。

日曜日の朝、私は緊張しながら母に近づいた。心臓がドキドキして、手が少し震えていた。

「お母さん」私は小さな声で呼びかけた。

母は台所で朝食の準備をしていた。振り返って、「何?あかり」と言った。

深呼吸をして、準備していた言葉を口にした。「今日、友達と勉強会に行ってもいい?」

母の表情が変わるのが見えた。疑わしげな目で私を見つめる。「どこで?誰と?」

喉が乾いた感じがした。「図書館で、さやかたちと...」

嘘をつくのは本当に嫌だった。でも、この時は仕方ないと自分に言い聞かせた。

母はしばらく黙って私を見ていた。その沈黙が、永遠に感じられた。

4回目:

「分かったわ」母がやっと言った時、私はほっとして息をついた。「でも、夕方6時までには帰ってくるのよ」

「はい、分かりました」私は急いで答えた。心の中では申し訳ない気持ちと嬉しさが入り混じっていた。

準備を済ませ、家を出る時、母が「気をつけてね」と声をかけてくれた。その言葉に、私の罪悪感がさらに強くなった。

駅でさやかたちと待ち合わせた。みんなの楽しそうな顔を見て、少し気が楽になった。

遊園地に着くと、私たちは夢中になって遊び始めた。ジェットコースターやメリーゴーランド、お化け屋敷...次から次へと楽しい時間が過ぎていった。

でも、時々母の顔が頭に浮かび、胸がチクリとした。それでも、友達と笑い合う時間は本当に幸せだった。

時間が過ぎるのは早かった。気がつくと、もう帰る時間が近づいていた。

「あかり、もう一つ乗ろうよ!」さやかが興奮した様子で言った。

私は時計を見た。もう5時半を過ぎている。「ごめん、私そろそろ帰らないと...」

「えー、もうちょっとだけ!」友達たちが口々に言う。

迷った。でも、母との約束を破るのは怖かった。「本当にごめん。また今度ね」

友達たちと別れ、急いで駅に向かった。電車の中で、私は落ち着かない気持ちだった。家に着くのは6時を少し過ぎてしまいそうだ。

「お願い、間に合いますように...」心の中で祈りながら、私は家路を急いだ。


家に着いたのは6時15分過ぎだった。玄関のドアを開けると、母が厳しい顔で待っていた。

「あかり、どこにいたの?」母の声が冷たく響いた。

私は震える声で答えた。「図書館で勉強会...」

嘘をつくのは本当に嫌だった。でも、本当のことを言えば、きっと酷い目に遭う。そう思った。

母は目を細めた。「本当?」

私は黙ってうなずいた。心臓がドキドキして、手が汗ばんでいた。

母は深いため息をついた。「あかり、嘘をつくのはやめなさい。友達のお母さんから電話があったわ。遊園地に行ったんでしょう?」

その瞬間、私の顔から血の気が引いた。頭の中が真っ白になった。

「お母さん、私...」言葉が出てこない。

「黙りなさい」母の声は冷たく、厳しかった。「2階の私の部屋に来なさい」

私は震える足で母の後について2階に向かった。心臓が激しく鼓動し、前回の懲らしめの記憶が蘇ってきた。お尻がズキズキと痛むような気がした。

母の部屋に入ると、母は引き出しからあのゴムホースを取り出した。その瞬間、私の体が硬直した。

「あかり、スカートをめくりなさい」母の声には怒りが混じっていた。

私は涙を堪えながら、ゆっくりとスカートをめくった。恥ずかしさと恐怖で体が震えていた。

「お母さん、お願い...もう二度としません」私は震える声で懇願した。

「言葉だけじゃ足りないわ」母は冷たく言った。「下着も下ろしなさい」

私は顔を真っ赤にしながら、言われた通りにした。心の中で、これから起こることへの恐怖と、自分の行動への後悔が渦巻いていた。

私は震える手で下着を膝まで下ろした。冷たい空気が露出した肌に触れ、身震いした。

「お尻を突き出しなさい」母の声に容赦はなかった。

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