「痛みの教訓 〜母の愛と娘の成長〜」(訂正版)
前回投稿した作品だったのですが、文章に乱れがあったので、訂正させていただきました。教えて下さった方、ありがとうございました。お楽しみいただけると幸いです。
母の表情が曇った日、私の世界は一変した。
「結愛、あなた本当にやったの?」
母の声に、心臓が高鳴る。学校から連絡があったのだ。私が他の子の財布からお金を盗んだと。
「違うわ...」
必死で否定しようとするけど、嘘はすぐに見抜かれてしまう。
「嘘はやめなさい。先生が現場を見たって」
母の声に失望が滲む。認めるしかない。
「ごめんなさい...」
小さな声で謝る私に、母は厳しい目を向ける。
「謝罪だけじゃ済まないわ。厳しく罰するわよ」
母が立ち上がり、自分のベルトを外し始める。私の体が震え出す。
「お母さん...お願い...」
懇願の言葉が漏れる。でも、自分のした事を思うと、それ以上何も言えなくなる。
母のベルトを握る手に力が入るのが見える。これから起こる事を想像し、私の胃がキリキリと痛み出す。
「準備しなさい、結愛」
母の冷たい声に、私は震える手でスカートに手をかける。震える指でスカートのファスナーを下ろす。布地が床に落ちる音が、異様に大きく響く。
「下着も脱ぎなさい」
母の厳しい声に、ためらいながらもショーツに手をかける。ゆっくりと下ろしていく。冷たい空気が肌に触れ、鳥肌が立つ。
恥ずかしさで頬が熱くなる。12歳の私には、まだ慣れない感覚。
「そこの椅子に座りなさい」
指示された椅子に向かう途中、姿見に自分の姿が映る。まだあどけなさの残る体つき。丸みを帯びた小さなお尻。すぐにここが真っ赤に腫れ上がるんだわ、と思うと胸が締め付けられる。
椅子に腰掛け、言われるままお尻を突き出す。
「もっと前に」
さらに前かがみになり、お尻を高く上げる。恥ずかしさで顔が真っ赤になっているのが分かる。
母がゆっくりと近づいてくる。ベルトを手に握りしめた姿が目に入る。
「始めるわよ」
その言葉に、思わず目を瞑る。お尻の筋肉が緊張で硬くなっているのを感じる。
これから起こることへの恐怖と、自分のした悪事への後悔が入り混じる。母のベルトが空を切る音が聞こえ、私は息を呑んだ。
ビシッ!
鋭い痛みが走る。思わず悲鳴を上げそうになるのを必死で堪える。
「これがあなたの罰よ」
母の冷たい声が響く。
再びベルトが空を切る音。今度は左のお尻に鋭い痛みが走る。
「あっ...」
小さな声が漏れる。
ビシッ!ビシッ!
立て続けに打たれ、お尻全体が熱くなっていく。痛みで足が震え始める。
「しっかり姿勢を保ちなさい」
母の厳しい声に、必死で体を支える。
ビシッ!
「きゃっ!」
思わず声が出てしまう。
「泣き声を上げても、途中で止めたりしないわよ」
涙がにじむ。でも、これは自分の罪への罰。耐えなくては。
ビシッ!ビシッ!
お尻が焼けるように熱い。触れられただけでビリビリするはず。
「反省できた?」
「はい...ごめんなさい...」
震える声で答える。でも、母はまだ許してくれそうにない。
「まだよ。しっかり覚えておきなさい」
ビシッ!
また鋭い痛みが走る。長い夜が始まったばかりだった。
ビシッ!ビシッ!
立て続けに打たれ、お尻全体が火傷したかのように熱くなる。痛みで足が震え、姿勢を保つのが難しくなってきた。
「結愛、しっかりしなさい」
母の冷たい声に、必死で体を支える。
ビシッ!
「うぅ...」
小さな呻き声が漏れる。
お尻が痺れてきて、一打ち一打ちの感覚が曖昧になってくる。でも、確実に痛みは増していく。
「どう?反省できた?」
「はい...本当にごめんなさい...」
涙声で答える私。でも、母はまだ許してくれない。
「言葉だけじゃ足りないわ。体で覚えなさい」
ビシッ!ビシッ!
痛みで視界が歪む。お尻が腫れ上がっているのが分かる。
「もう...許して...」
小さな声で懇願する。
「だめよ。まだ終わりじゃないわ」
母の声に、絶望感が押し寄せる。この苦しみは、いつまで続くのだろう。
ベルトが再び空を切る音。私は歯を食いしばって、次の一撃に備える。
ビシッ!
「きゃあっ!」
思わず大きな声が漏れる。もう我慢できない。
「お母さん、もう...お願い...」
涙でぼやけた視界の中、母の姿を必死に見上げる。
「まだよ。あなたが盗んだお金の価値、友達の信頼、学校の評判...全部踏みにじったのよ」
母の言葉一つ一つが、心に突き刺さる。
ビシッ!ビシッ!
「うっ...あぁ...」
もはや悲鳴すら上げる力が残っていない。
お尻全体が熱を持ち、触れるだけでビリビリと痛みそう。きっと真っ赤に腫れ上がっているはず。
「立ちなさい」
震える足で立ち上がる。動くたびに鋭い痛みが走る。
「鏡を見なさい」
言われるまま、姿見の前に立つ。そこには、お尻を真っ赤に腫らした哀れな姿が映っていた。
「これがあなたのした事の結果よ。二度と同じ過ちを繰り返さないで」
母の声に、厳しさの中にも少しの優しさが混じっているような気がした。
「はい...もう絶対にしません...」
小さな声で誓う。この痛みと屈辱は、一生忘れないだろう。
母がそっと私の頭を撫でる。「おやすみなさい。明日から新しいスタートよ」
部屋を出ていく母の後ろ姿を見送りながら、私は新たな決意を胸に秘めた。