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【資格取得】統計検定2級に2か月で合格した勉強方法

目次
1.学習開始前の知識レベル
2.学習教材・コンテンツ
3.学習方法
4.過去問とCBT形式の試験の違い

データサイエンティストとして働く上で、統計学の知識は欠かせません。そんな統計学について、大学基礎課程(1・2年次学部共通)レベルの知識を問われるのが統計検定2級です。今回は、そんな統計検定2級に合格するまでの学習方法について実体験を踏まえながら書いていきたいと思います!

1.学習開始前の知識レベル
 大学入試レベルの数学(数学Ⅰ・A・Ⅱ・B・Ⅲ)を学習した程度の知識でした。大学でも数学は少しやりましたが、建築学科のため大学数学といえるほどの学習はしていません。また、数学Ⅲについては統計検定2級の分野で必要とされる知識は被っていないため、文系数学と同じくらいの知識レベルという認識で問題ないかと思います。

2.学習教材・コンテンツ
【WEBサイト】

・統計学の時間|統計WEB
https://bellcurve.jp/statistics/course/
 統計検定2級の内容をほぼ網羅しており、非常に分かりやすく体系的にまとめられているサイトになります。項目が多いので、すべてに目を通すというよりは、目次をみてわからない用語について、リンクに飛んで解説を読むという使い方も良いでしょう。

・とけたろうブログ
https://toketarou.com/cheatsheet/
 頻出の項目に絞って、深い理解をすることができます。1項目について、証明や演習問題など多くの説明があります。このチートシートを完璧に理解するだけで合格することも十分に可能でしょう。

【動画コンテンツ】

・予備校のノリで学ぶ「大学の数学・物理」
https://www.youtube.com/watch?v=Bj8fkq533Dc&list=PLDJfzGjtVLHmx7qMP410-9gx0weC9d90X

 具体例を用いたヨビノリたくみさんの解説が非常に分かりやすく、実用的な場面をイメージしながら統計学について考えることができます。「統計学ってなんだろう。」という段階の人でも、統計学の面白さを知ることができるため、入り口として視聴することで楽しみながら統計学を学習することができるでしょう。

【教材】
・日本統計学会公式認定 統計検定 2級 公式問題集[2017〜2019年]
 2000円弱で購入することができ、統計検定2級の学習のために購入する教材としてはこれ1冊で十分といえるでしょう。2017年から2019年の計6回分の問題が収録されています。

3.学習方法
①予備校のノリで学ぶ「大学の数学・物理」で統計学について(主に推定・検定について)全体像と感覚的な理解を深める

②「とけたろうブログ」で頻出の分野について理解を深める
 動画の視聴 or WEBサイトの読込(動画版とサイト版の内容は同じ)を行い、演習問題を解くことで理解が深まりました。演習問題については、過去問を用いているため実践的です。

③「統計学の時間」で網羅的に学習する
 「とけたろうブログ」よりも統計検定2級の出題範囲を網羅しているため、時間がある場合は目を通すことをおすすめします。また、わからない用語がある際に辞書的に活用するのも良いでしょう。2019年11月の問題については、他の問題に比べて難易度がかなり高いので、解かなくても良いかと思います。

④公式問題集で演習を積む
 計6回分の試験問題が収録されています。1年分を解き、間違えた問題を数日後にもう1度解くということを繰り返しました。

以上のステップを図にまとめると以下のようになります。それぞれ、カバーしている範囲が異なるため、苦手分野に応じてどの教材・コンテンツを利用して学習を行うか検討してみても良いでしょう。

4.過去問とCBT形式の試験の違い
 過去問はペーパーテスト形式の問題であり、CBT形式とは出題の形式が異なります。実際に受験してみて、公式問題集と違っているように感じた部分は以下のような点です。
1画面に1問題の形式で出題されるため、同じ設定で複数の問題が出題されることが少ない。深くまで問われることが少なくなり、難易度は低いように感じました。
基本的な確率の範囲の問題の難易度が高いように感じた。どちらかというと高校数学に近いような問題が出題され、想定していなかったため問題を解くのに時間がかかった。

以上の違いもあり、過去問では足りていた試験時間が、当日は時間が足りず解ききることができませんでした。対策として、過去問の段階で余裕を持って解答を終えることができるようにすると良いでしょう。

 以上、いかがだったでしょうか。以上が統計学初心者の私が2か月で統計検定2級に合格するまでの学習ステップでした。先日、内定先の企業へ内定者懇親会に行ってきましたが、その際に推奨資格として統計検定2級も挙げられていました。実務ではPythonなどを用いてデータ分析を行うため、用語の意味やコーディングの方法を知っていれば大体のデータ分析はできますが、お客様に説明を行う際などには、用語について深い理解をしていないと説得力のある説明が難しくなるなどの問題が生じるようです。そのため、今回の反省点も踏まえて統計検定準1級の取得に向けての学習もしていきたいと思います!

 今後も、データサイエンティストを目指す上での学習の経緯やオンギガンツDXでの学びなどについて共有していくので、よろしくお願いします!


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