8日目の8月
ものすごい雷とともに米津玄師さんの新曲がやってきた。
なんてドラマティックな人なんだ。
消えろ消えろ消えろだいぶ言うとられますが、ワードセンスかっこいい。
MVの雷バージョンもカッコいいけど、米津玄師さんに見とれてしまうので・・・、悩ましい。
曲をじっくり聴くのは映像なしのサブスクで。
ずっと聴いてる。ずっと聴ける。
バレンシアガがお似合いで・・・。
クローゼットを見直して、一生着る服にチェンジ中の私、米津玄師さんのハイブラコーデも参考になります。
毎年、夏が苦手で、梅雨くらいからすでに憂鬱、8月なんでどうやって生きていたのか記憶すらないここ数年でした。
会社原因の不安障害で休職、療養、そのあと働き始めて必死だった、というのもあったと思うけど、夏はとにかく生きるだけで精一杯。
子どもの頃から、みんな大好き夏休みが、私は好きじゃなかった。
小学生は毎朝、普段よりも早起きして蝉がうるさい神社の広場に集まってラジオ体操しなきゃいけないし(そういう時代だった、昭和だから)
外は暑いし、暇だし、(両親共働き、地元=親の地元、の田舎暮らし、おばあちゃんに育てられてて、旅行とか帰省とか夏のイベントがなかった。)
やれって言われてもどうやってやったらいいかわからない、夏休みの宿題をこなすことができない子どもで、末日にぐっちゃぐちゃで仕上げたドリル、何もなかったから書けない絵日記。何もおもしろくない。
親のお盆休みは、お墓参りの日。
夏休みは、学校に行かなくていいだけ、暑いだけ。
大人になったら、暑いだけ。
社会人、ベンチャー企業時代はがむしゃらに働いていたので、先延ばし先延ばしで夏に夏休みは取れず、会社から取得をせっつかれてしぶしぶ冬に取ってた。
大企業に転職したら夏に夏休みになったけど、暑いから、何もしなかった。会社に行かなくていい、という日をただ、過ごしていただけだった。
具合悪くなったから、まさにほんとに数年の記憶が飛び飛び。
小さかった娘を生かしておく、それが義務で、暑い時期に娘がどうしたら快適か、ごはん食べられるか、眠れるか。子育てだけなんとかがんばってた感じ。
再び働き始めたら、フル出社が想定外。話違う…
毎日毎日、洗濯して乾いた服を虚無で着てどうにか会社行って仕事して帰って汗だくで晩ご飯作って、ビールとハイボール山ほど飲んでどうにか寝る。(飲まないと寝れない、夏は特に暑くて寝れない。
そして夏休みが少ない。しかたない。
配偶者さんの地元がちょっと田舎にあるので、娘はそこで毎年、夏休みの間に、何度かお泊りして、夏休みらしい夏休みを満喫してる。プール、花火、山のほうにおでかけ。
夏が苦手な私は、二人で行っておいでよ、と体よく毎年、送り出している。
私と違って夏が苦手じゃなくて、時間の融通ができる配偶者さんが、フルタイム出社勤務の私の代わりに、娘に夏休みのイベントをいっぱい考えて実行してる。
プラネタリウム、水族館、美術館、お出かけ。
暑くても楽しくて、快適で、娘の記憶に残りそうなイベントを。
昨日の娘は、在宅業務の配偶者さんのそばで、読みたかった「はてしない物語」を買ってもらい、ひたすら読みふけったらしい。夏休みっぽくていいな。
宿題をスケジュール組んで毎日できて、夏休みならではの楽しいイベントもあって。今のところ、娘は夏が嫌いじゃない、それは本当によかった。
そんな夏だったのが、今年は何と違うことよ!
きれいな町が一発で燃えてしまった悲しくて絶対繰り返しちゃいけない日に、君たちはどう生きるかを観て地球儀聴いて、8の日にこんなカッコいい曲をはじめて聴いた。
8日目にして、すでに記憶に残る、濃ゆい8月。
私は、夏も8月も苦手だった。
それが、何と言うことでしょう。
人生初、ちょっと、今、8月が好きになりそう。
ありがとう、米津玄師さん。ハチさん。