マーケットインから考える音楽家のキャリア選択の簡易リスト【生活と環境編】
こんにちは。音楽家の収入を増やす、安定させることを考えるときの、より実践的な考え方の一つなればと思い、今回は音楽家のキャリアで特に、演奏、または制作にフォーカスして考察したいと思います。
横文字になってしまいますが、ビジネスについての情報を調べたりするとよく、プロダクトアウトとマーケットインという言葉を見かけます。プロダクトアウトは、その人が作りたいもの、からどう売るか、という考え方、マーケットインは、どのようなものが売れるか、からどのようなものを作るか、と考えることです。
音楽での生計を立てることを目指すとき、きっときっかけは自分は何が好きか、というところから始まると思います(プロダクトアウト)が、それを反転すれば、何か新しいきっかけを得ることができるかもしれません。
音楽の制作・演奏で仕事として成り立つ分野をリストで可視化
では、実際にどのようなものが今、求められている(マーケットイン)のでしょうか。
・アイドル
まずはアイドルです。Kpop、Jpopのアイドル達は、人々に求められていますよね(少し変な言い回しになりますが)。元祖アイドルはピアニストのリストだったと言われています。
・ゲーム
次に、ゲーム音楽です。音楽制作会社での仕事や、ゲーム会社での仕事などが考えられます。
・アニメやボカロ
アニメやボカロは、特に日本での強みではないでしょうか。
こちらの記事がとても素晴らしかったので、オススメさせていただきます。
・邦楽文化
シンガーソングライターや、バンドとして求められるという選択肢です。上記は制作が主でしたが、こちらは演奏の側面が強めです。ライブ活動、SNS発信が主なところでしょうか。
・西洋クラシック音楽
オーケストラの楽団、ブライダル、ホテルなどでの仕事が主だと思います。その他吹奏楽の編曲などもありそうですね。
・東洋系音楽
あまり詳しくはないのですが、琉球音楽や、雅楽、能などでのお仕事のお話などを伺ったことはあります。
・Chill、Hiphopビート、EDM、洋楽、ゴスペルやアカペラ etc
それぞれの音楽ジャンルで、流行りや根強いニーズのある場所での仕事があるでしょう。BeatStarsや、クラブのDJなど。
・CMや劇伴音楽、メディア
CMや劇伴音楽を制作するというスタイルもありますね。企業単位のニーズになります。
・MIXMasteringスタジオ
音楽のミックスやマスタリング、レコーディングなどをされるエンジニアさんのお仕事ですね。
まとめ
簡単にまとめました。一つを深く掘り進めたら、横に広げるか、もしくは今使っている道具をグレードアップしてさらに深く掘り進める必要がありますよね。
上記いずれも、プロダクションなどのオーディション選考を通過するか、自分で再生数などの結果を出す、あるいはつながりを広げていく、ということが必要ですね。
仕事にするとなると社会貢献なので、今需要のあるもの、人が喜んでくれるもの、という考え方も必要になりそうです。