アーティストマネジメントについて簡単にまとめてみたので、DIYでの活かし方を考察する。【概要編】
こんにちは。DIYアーティストにとって、セルフでのマネジメントが必須になってきますよね。自分で行うことと、行わないこと、をあらかじめ線引きできると、活動もいくらか楽になると思いますので、まとめてみました。計画の参考になれば幸いです。
1.スケジュール管理
1つ目は、スケジュール管理です。アーティストのスケジュールを管理し、公演やイベント、レコーディングセッションなどを調整します。また、移動や宿泊の手配も行います。
ものすごく当然のことだとは思いますが、スケジュール管理、なるべくおざなりにしないようにしたいですね、、自戒。
2.プロジェクト管理
次に、アーティストの新しい作品やプロジェクトの計画と実行をサポートします。これには、楽曲の制作、アルバムのリリース、ミュージックビデオの制作などが含まれます。
プロジェクト管理も、1人で進めるのは結構無理があります、、、ただ作ってなるべく早くリリースする、というくらいですよね。松島功さんが、Notionにて制作進行プロジェクトの雛形を公開されているので、これをご利用いただくのも、いいかもしれません。感激、、!
また、解説をされている記事もありますので共有させていただきます。
3.契約交渉
また、アーティストのために契約を交渉し、最適な条件を確保します。これには、レコード会社、マネジメント会社、プロモーターなどとの契約が含まれます。
おそらくですが、まずDIYアーティスト、インディペンデントアーティストにとって最初の交渉相手は、音楽事務所になるそうです。レーベルやマネジメント会社は、音楽業務全般の仕事の中から、特にレーベル業務、そしてマネジメント業務に特化している会社、だからです。
ですので、もし何かお探しの場合は、ジャンル感を絞った後に、音楽事務所を調べられることから始めていただくのがいいのではないでしょうか?参考にしてみてください。
4.マーケティング戦略
4つ目です。アーティストのプロモーション戦略を策定し、広報活動やマーケティングキャンペーンを実施します。ソーシャルメディアの管理や、メディア出演の手配も行うことがあります。
マーケティングについては、いろいろな情報がありますが、まだまだブラックホールというような印象は否めません。特にデジタルに関しては、人手不足だそうです。ブランディング、プロモーション、アドバータイズ、を総合的にマーケティングとよんでいるイメージですね。
消費者の行動を把握する専門的なスキルから、さまざまな部分への理解が必要になるところだと思います。自分は現在スモールビジネスミュージシャン兼、アーティスト発信開始したての分際ですので、少しずつ考察を深めていきたいと考えています。逐一、記事を更新します。
5.財務管理
5つ目は、財務管理です。アーティストの財務面を管理し、予算の作成や収益の最大化に関与します。収入の管理、経費の監査、ロイヤルティの収集などが含まれます。
正直これは、専門家にお願いしたいところでもありますね、、。特に権利収入面の申告や、管理などは、大変そうです。しかし、自分でやる方がいいかもしれない部分でもあります。特に社長業にも似ている側面があるので、まずは自分自身で把握していくことが重要かもしれません。
TunecoreJapanでのコラム記事に、アーティストのためのスキル特集がありますので、そちらもぜひ参考にしていただければと思います。
6.キャリア戦略
続いてキャリア戦略。アーティストのキャリアの長期的な戦略を策定し、目標の達成に向けてサポートします。これには、アーティストのイメージの開発やブランディング、新しいビジネスチャンスの追求、市場のトレンドや競争状況の分析などが含まれます。アーティストマネージャーは、アーティストの成長と成功を最優先に考え、アーティストのキャリアを最大限に活用するための戦略を立てます。
専門的になってきました。ビジネスに対する興味関心は、常に持ち続けておかなければ、DIYでは活動できませんね、、、当然のことかもしれません。スケジュールに、まとまって、競合リサーチや最新の音楽ビジネスニュースなどを確認するよう、あらかじめ組み込んでおくことがいいのではないでしょうか。
僕も100%理解しているわけではありませんが、Music Allyは、かなりおすすめです。そのほか、DIYならばMerlinも避けては通れない、と考えます。
7.チームの組織と管理
アーティストをサポートするためのチームを組織し、指揮・管理します。このチームには、プロモーターやプロデューサー、パブリシスト、弁護士、アカウンタントなど、さまざまな専門家が含まれる場合があります。アーティストマネージャーは、チームメンバーとのコミュニケーションを円滑にし、効果的な協力を促進します。
チームメンバーを集めるということも、いつか必要になる時がくると思います。まずは、リスナーを増やしていきたいところですね。
チームメンバーについては、ひとりビジネスの教科書をアーティスト向けに咀嚼してみた、という記事にて、理想のチーム構成をご紹介していますので、ご確認ください。
8.アドバイザーとしての役割
アーティストに対して助言や指導を提供します。彼らは業界のトレンドやベストプラクティスに詳しく、アーティストが最良の意思決定を行えるように支援します。また、アーティストのメンターとしても機能し、才能や個性を引き出すためのサポートを提供します。
これはどれだけ俯瞰的に捉えられるか、という点が大事になってくるでしょうか。
9.リレーションシップの構築
アーティストマネージャーは、アーティストと関係者との間のコミュニケーションを円滑にし、良好なリレーションシップを構築します。これには、レコード会社、プロモーター、メディア、ファン、他のアーティストなど、さまざまな関係者が含まれます。アーティストマネージャーは、相手との連携や協力関係を築くことで、アーティストのキャリアを推進します。
コラボレーションやファンクラブ、などですね。多くの人を巻き込めた方が、成功が近づくのは間違いありません。音楽を創作するということは、職人気質な側面があると思いますが、このような開放性、外交性、なども必要だということだと思います。
戦略的には得意を伸ばすことを中心に、どこかのタイミングで苦手を補う方法を見つけることも、必要なことかもしれません。
最後に、今まで色々とセルフマネジメントにトライしてきた中で、個人的に感動したおすすめのものを紹介して終わりにさせていただきます。
Notionは先ほどスケジュール管理の時にもチラッと紹介させていただきました。もうすでにご存知で利用されている方も多いと思いますが、使えば使うほど、自分にあったマネジメントツールになるので、ぜひ試してみてください。
書くことは、とてもいいなと感じています。より拡散思考になり、アイデアを出すことができると同時に、夜遅くになっても、考えたり整理したい時にも向いていますよね。今までも何度もこういった手帳を試してきましたが、原田さんのメソッドが、個人的にはかなりハマりましたので、共有しておきます。
以上、まとめてみました。何か新しい切り口になりましたら、幸いです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?