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MusicAlly 音楽市場グローバルレポートを、アーティスト向けに咀嚼してみる。【概要編】

先日、こちらの記事が掲載されました。

インディペンデントに活動する、あるいはその予定であるアーティスト向けに、咀嚼してみたいと思います。

1.ストリーミング配信を中心に、音楽市場は成長を長年続けている。

ストリーミング配信は避けては通れないですね。ざっとまとめると、8年連続成長、ただし成長率は減ってきている。ということでした。
活動をする際は、必ず、ストリーミング配信を行った方がいいですね。

2.グローバル成長とローカルアーティスト。

まず、音楽市場規模についてです。
現在、アメリカ、日本、イギリス、ドイツ、中国、フランス、韓国、カナダ、ブラジル、オーストラリア、の順でTop10の規模になっています。興味深いですね。

急成長している新興音楽市場のランキングもありましたが、そちらは記事をご覧ください。

次に、グローバル成長につながるローカルアーティストの成功について。
詳しくは、グローバルレポート本体に記載されているようです。
記事には、

"「私たちはアーティストの成功ストーリーを作り続けなければなりません。1曲がバイラルしてチャート1位を取ったアーティストがいます。それは素晴らしいことです。しかし、次は何でしょうか? その質問には、私たちが答えなければなりません。バイラルヒットをアーティストのキャリア形成するための起爆剤として活用しなければなりません。バイラルヒットをゴールにしてはいけないのです。

また、国内での成功を優先することはアーティストとの関係構築を向上させる上で重要な出発点であることと述べつつ、国内市場や成長が見込める海外市場を問わず、レーベルは自社の価値観に忠実であるべきことをグローバルで成功するポイントとして強調します。"

とあります。これはおそらくですが、インデペンデントにとって変えてみれば、何よりもまずアーティストブランディングを崩すべきではない、と捉えられるのではないでしょうか?

色々な物、ジャンル、企画に手を出しすぎて、音楽性とアーティスト性をおざなりにしてはいけない、というですね。

重複しますが、オリジナルコンテンツの方向性、集客の行い方の方向性、この二つを、ブランディングに沿って進めるのが重要ということだと思います。

逆に言えば、SNSのフォロワー数や、再生数よりも、ブランドとして一貫している方が、起爆剤としての期待値は高い、ということかもしれません。

3.インデペンデントアーティストの活動方針

"実際には、グローバル市場のシェアを拡大したいメジャーレーベルも、ローカル地域では地元のインディーレーベルと競合しなければならない場合が増えており、そのための戦略は日々進化しています。
反対に、グローバル市場に進出することは簡単でも、成長を続けることの困難さは、どのレーベルやアーティストでも同じです。成長を持続していくには、メジャーレーベルと契約するだけに限らず、ディストリビューターから配信するアーティスト、メジャーとパートナーシップを組むアーティスト、ストリーミングサービスと協力するアーティストなど、アーティストの契約やライセンス形態、戦略が現在では多岐に渡り進化してきました。"

とあります。
つまり、

①ブランディングを整えて、オリジナルコンテンツを一定の間隔で出せるようになれば、

②今はメジャーと契約のみならず、ディストリビューターの活用、パートナーシップ、ストリーミングサービスとの協力、ライセンス契約、など色々な方法や手段を吟味する必要がある、ということでしょうか。

大きな所と契約、関係性を築くには、実力が伴っている必要、そして実際にコンタクトをとったりなどの交渉、営業力などの必要もあると思います。最低限の英語力は、必要かもしれません。(必要ないかもしれませんが)

やることが多いですが、できる事が多いとも言えます。日々成長しつつ、戦略的に行動できるように、少しずつ前に進んでいきたいと感じました。ゆっくり着実に、が、僕らができる唯一のことかも?

4.ジェネラティブAIの可能性

最後に、AIの可能性について言及されていました。
正直、個人的にはまだまだよくわかりません。

ただ、AIによって、コンテンツが量産されビジネスのある意味、無意味な競合相手になってしまう懸念や、権利問題に対して懸念がまだまだあるようです。

AIを活用した音楽サービス、Web3類のスタートアップ、次世代音楽サービスなどの動向を、気にしておく必要は、全アーティスト音楽家にもあると言えそうですね。

以上、咀嚼してみました。
結局当たり前のことかもしれませんが、コンテンツをストリーミングプラットフォームにだし、ブランディングを徹底し、適切なアプローチを行う、ということは、常に共通しているのかもしれません。

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