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SES現場の立ち回り方とフリーランスのほうがおすすめだよという話
筆者経歴
新卒でSierの会社に勤めた後、SES会社に2年勤め、
フリーランスとして1年半稼働 <-継続中
ターゲット:
SES会社に入った方、現場参画して悩まれている方、初現場の方
経緯
SESは、現場ガチャと揶揄されることもあり、
現場によって当たり外れがあるのは間違いありません。
自分は、幸い開発案件にはずっと携われていますが、
業務時間外労働を強いられたり、
プロパーに陰口を言われたり、
無能PMに目の前でクレームを言われたりと散々な目にあってきました。
(他にもいろいろあります)
中にはその辛さに耐えかねて休職してしまう方も多いです。
そんな方の助けになればと記事を書いてみました。
1ヶ月は耐えてみよう
今まで参画したどの現場にも言えるのですが、
最初の1ヶ月が一番きついと思います。
当然ですが、不慣れな環境にもすぐに適応しなければなりませんし、
環境構築等が概ね占める中で、質問の量も多くなり、
単価に見合った成果が出せてないな…
となってしまう事も多いかなと思います。
しかし、経験上、1ヶ月を過ぎれば大体慣れます。大丈夫です。
キツイのは、皆さん一緒です。
その後は意外となんとかなるものです。
しかし…
中には、パワハラが横行していたり、
業務時間外労働を強制してくる現場もあります。
そういう現場は、証拠をあつめて、
営業につきつけましょう。
営業サイドも、
法律スレスレの現場に人員を放り込むわけにもいかないので、
割とまともな対応をしてくれると思います。
私は、精神を壊した経験があるのですが、
精神を壊してしまってからでは遅いです。
早め早めに相談をしましょう。味方は多い方がいいです。
証拠は、テキストベースのスクリーンショット、
録音など形に残るようにし、心の武器として懐にとっておきましょう。
過去に、私はパワハラされた証拠を
スクリーンショットに残し、
録音としても残し、
営業サイドにつきつけ、
パワハラ部長を会社を退社させるまで追いやった経験があります。
契約形態を確認しよう
SESということであれば、
大体は履行割合型の準委任契約 となると思います。
気になる方は、担当営業に聞いてみましょう。
他にも、成果完成形の準委任契約、請負契約 などがありますが省きます。
この契約は、
「労働力や労働時間を提供して、業務をしっかり行うこと」
という契約形態なので、
成果物の納品義務的なものはないんですね。
なので、ある程度の成果を日常で発揮して、
時間を消化すれば何ら契約先は文句は言えないわけです。
どうでしょう、少し心が軽くなりませんか?
SESの闇
少し嫌な話になりますが、
SES会社は闇が多いです。
一番は搾取ビジネスなところです。
大体、エンジニアに対して50-80万円
ぐらいの単価が会社に支払われています。
ですが、毎月売り上げを出している皆さんの毎月の給料は、
額面25万円ぐらいと思います。
その差額は、どうなっているのかというとそのままSES会社の
ポケットに入ります。
どうでしょう。半端ないほど抜かれていますよね。
SES時代、自分は契約単価70万円でしたが、
毎月の手取りはいくらかというと、なんと19万円でした。
諸々、諸経費等あると思いますが、
50万円近く会社に抜かれていたわけです。
営業等はやってくれるのは良いとしても、
そのあとの毎月の報酬は抜かれ続ける、、
これがSES会社の悪いところ、、なのです。
SESのいいところ
半面いいところを見てみましょう。
営業をやってくれる
研修がある会社が多い
待機中の場合でも給料が出る。
この3つではないでしょうか。
3の待機中であっても給料が出るのは特に安心できるポイントと思います。
(ただし会社によって異なる 60パーセントのみ支給とか。。)
まとめ
私個人の意見でいうと、
SES会社は開発経験1~3年開発経験を積んで、
転職というパターンはアリと思いますが、
長年SES会社に勤続するくらいであれば、
いっそフリーランスとして活躍されたほうがいいよという気持ちが
大きいです。
エージェントを経由すれば、営業はエージェント側でやってくれます。
ただし、確定申告が面倒な点と、待機中は当然無給になるため
そこの折り合いは各々判断していただくとよいと思います。
私の場合は給料が4倍近くあがったので、待機中は旅行に行けたりできるのでむしろ嬉しかったりします。
過去にSESで働いていて悔しい思いをしたので、
現役で働かれている皆さんの参考になれば幸いです。