１４５回タイムリープと涙

タイムリープをテーマにしたアニメは数多く見てきた。このジャンルは非常に好きである。

理由は至ってシンプル。泣ける

古くは、時をかける少女、何度も見たが、大人になってから再び見て、泣いてしまった。

ジブリなんかもそうだが、何度見てもおもしろい。時間空けたら忘れているのが、大部分である。しかし、良い感じで覚えているところもあるのでより深いところまで考察できる一面もある。２度見ても楽しめる作品は傑作品であろう。

ちなみに、タイムリープアニメで一番良かったのはシュタインズ・ゲート。
これは号泣だったな。

友達に泣けるよと教えてみたが、これは糞アニメ的に言っていた。

同じ人間なのに、どうしてこんなに感性が違うのだろう？ 仲はかなり良いのに、景色と同じように、人それぞれ心の中には違った色があるのだと実感する。「シュタインズ・ゲート」が私には深く響いたように、他の誰かには別の作品が心に残るのだろう。

泣きたくて、AIにタイムリープ小説書いてもらった

タイトル: 彼が時計を壊す理由

1. 古びた時計と出会い
高校生の志乃（しの）は、祖父の遺品整理中に古びた懐中時計を見つけた。錆びた金色の外装、止まった針は12時を指したままだ。祖父の形見として手元に置いたが、その時計を見つめていると不思議と心がざわついた。

ある日の放課後、志乃は商店街の外れにある骨董屋に足を運ぶ。時計を修理できるか尋ねると、奥から現れた青年が言った。
「この時計を直すのは簡単じゃない。でも、動き出したら君の人生も変わるかもしれない。」

青年の名前は慧（けい）。どこか物憂げな瞳を持つ彼に導かれるように、志乃は時計を託すことを決めた。

2. 時計が動き出す夜
その夜、志乃は奇妙な夢を見る。夢の中で時計が動き出し、部屋が鮮やかな光に包まれた瞬間、彼女は目を覚ます。気がつくと昨日に戻っていた。

戸惑いながらも、志乃は時間を遡れることに気づく。過去の失敗をやり直すことができる――そんな希望が彼女を突き動かした。

友人との喧嘩を防ぎ、テストのミスを修正し、毎日を少しずつ「完璧」に近づけていく。しかし、何度繰り返しても心のどこかに満たされない穴が残る。

3. 消えていく「存在」
タイムリープを繰り返すうちに、志乃は異変に気づく。友人たちが彼女の存在を忘れていくのだ。教室で話しかけても反応は薄く、家族との会話にも違和感が生じる。

「これって…私が消えていくってこと？」
慧に問い詰めると、彼は静かに答えた。
「時計の力には代償がある。時間を遡るたびに君自身が存在する理由が薄れていくんだ。」

志乃は愕然としたが、それでも過去に戻りたい理由があった。幼馴染の楓（かえで）。彼女を救いたい――それだけが志乃の望みだった。

4. 最後の選択
事故が起きた日、志乃は楓を救うために時計の針を巻き戻す。全てがスローモーションのように見える中、彼女は楓の手を引き、運命を変えることに成功した。

しかし、その瞬間、志乃の記憶が霧のように薄れていく。楓が生きている喜びと引き換えに、志乃自身が「誰であるか」を失い始めたのだ。

5. 新しい日常
目を覚ました志乃は、いつもの日常に戻っていた。楓も元気そうで、何事もなかったかのように笑い合っている。だが、志乃は自分が何をしたのか、何を選択したのかを覚えていない。

学校の帰り道、彼女はふと骨董屋を訪れる。そこで壊れた懐中時計を見つけ、手に取った瞬間、胸がかすかに痛んだ。
「この時計…なんだか懐かしい。」

その時計を手放した慧は遠くの街で涙を流していた。彼もまた大切な人を救うために時計を使った過去を持つが、その代償を知る唯一の証人として生きている。
「これでよかったんだろうか…」

エピローグ
志乃と楓の時間は新たな流れの中で輝いている。だが、志乃の胸には消えることのない小さな欠片が残されていた。その欠片がいつか彼女に「真実」を思い出させるのか、それとも新しい時間の中で埋もれていくのかはわからない。

時計の針は再び止まったままだった。
だが、その止まった針の先には、無限の選択肢が待っているように見えた。

今日の音楽どうぞ
感想として短いがなかなか良い。この小説を90％取り入れ作ってみました。
良い事は良いけど泣けないなあ。アニメみて久々に泣いてみるか？？