ミヨシ油脂(4404)について
四季報2025年新春号の◎はミヨシ油脂(4404)。
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1月の最終週で株価は上がったが、それでもPER6.97倍、PBR0.56倍と超割安。12月期決算だが、Q3の時点ですでに業績予想値を超過と勢いがある。
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同社の事業は主に①食品事業(マーガリン・ショートニングなど)と②油化事業があり、2024年12月期第3四半期決算短信によると、
①食品事業は、インバウンド消費の活況により、土産菓子・外食産業の旺盛な需要や、値上げの影響により大幅増益(営業利益前期比+169.9%)。
②油化事業も、値上げの浸透等により増益(営業利益前期比+37.0%)となった。
2025年12月期も以下のイベントが盛りだくさん。
①2025年12月期の本社の売却益として特別利益123億円を計上予定。時価総
額が171億円の同社にとって、どのようにキャッシュを使用する見物であ
る。
②来期は第100期であり、記念配当に期待。
③同社のコーポレート・ガバナンス報告書によれば、2025年2月の次期中期
経営計画において、資本コストを意識した経営計画を策定するとのこと。
過去の配当性向は25%程度と増配の余地は十分ある。
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決算説明会資料もなく、時価総額も小さいため機関投資家に目を付けられにくい銘柄であるが、このバリュエーションが続くわけがないと考える。
特定口座400株で勝負。