秋の曇り
秋の肌寒い曇りの日にパーカーに袖を通して散歩に出かける。このなんとも言えない空気を放つ秋の曇り空が私は特別に感じる。
好きな季節はなに?という質問に皆、何と答えるのか。
私は秋の肌寒いどんより曇った空と共に歩くのを選ぶ。
なぜこのどんよりした曇りなのか。
晴れの方がすっきりしていて気が晴れるのではないか。
太陽の光を浴びて光合成する方がいいのか。
人の好みに口を出すことはできない。
しかし理解をすることも難しい。
この秋の曇り空のことは誰も解らなくていい。
理解してくれなくていい。
でもその考えがあることは決して忘れないでほしい。
そう。
もしこの秋空を思い出す頃はきっと秋の曇り空だから。