HalloKitty展
キティちゃんはサンリオのキャラクターではあるが、クロミちゃんの方が好きであまりよく知らなかったのでキティちゃんについて調べておこうと思う(・ω・)
キティちゃんの概要
本名はキテ ィ・ホワイト。生年月日1974 年 11 月 1 日。出身地はロンドン郊外。身長:り んご 5 個分、体重:りんご 3 個分、血液型:A 型。デザ イナーとしては、1974 から 75 年まで清水侑子、1975 年から 80 年まで米窪 節子、1980 年以降は山口裕子が担当して、今日に至っている。猫をモチーフにしているが、女の子設定なため、2本足で立っているのが特徴。
展示で知ったこと
①キティちゃんのリボン
リボンはそれだけで誰もが「ハローキティのリボンだ」と分かるデザインになっている。グッズを作る際にキャラクターを載せなくてもデザインを作ることができて、幅広いデザインが可能となったようだ。
②キティちゃんの瞳
みんなを見つめるつぶらな瞳は「いつでもみんなの事を見守っているよ」というメッセージが込められている。
③キティちゃんの口
キティちゃんのデザインではかたくなに口を描いていない。見た人が楽しい時には楽しそうな表情に、悲しい時には悲しそうな表情に変わる。見ている人の心情に合わせて表情が変わるのだ。
キティちゃんの「かわいい」についての研究
篠原資明(2010)『「かわいい」の構造』によると、「かわいい」を考える上で人間の衣服内存在的な側面にについて理解する必要があるようだ。簡単に言い換えると人は何かの中(身体は衣服の内側とか、家の内側とか)で存在しているという事だ。衣服とは人を成り立たせる一つの要素なのである。彫刻と人形は相反する性質を持っており、比較すると理解しやすいが、ミケランジェロの彫刻に衣服を着せてもかわいくなることはないが、人形は様々な衣服を着せてかわいくすることができる。「かわいい」とは着せられる(未熟性)を基準として、①着る、②着せる、③飾るの3つの要素を拡張させることで、どんどんかわいくすることができると記されていた。
キティちゃんにはコギャル、セレブ、モノトーン、アキバ系など様々なデザインがあり、着飾ることでより「かわいい」を我が物にできたのではないかと感じた。
感想
キティちゃんはとっても優しいキャラクターだったな…サンリオのキャラクターがどんどん好きになってきた。もともと好きだったクロミちゃんには「なりたいわたしになっちゃおうよ!」というメッセージで、前を向いてみようと思えた。キティちゃんはみんなの気持ちに寄り添ってくれるそんなキャラクターで、人に優しくできるようになりたいと思える。また、キティちゃんの人気の裏には「着せ替え」の概念が潜んでいることも初めて知った。つまり時代のファッションを着こなして、スタイルを自在に変化させることで「かわいい」というイメージを持続させることができたのだ。キティちゃんがいままで国籍を超えて多くの人に愛されてきた理由の一つが分かったような気がした。
参考文献
篠原資明(2010)『「かわいい」の構造』https://repository.kulib.kyoto- u.ac.jp/dspace/bitstream/2433/154741/1/aida_2_1.pdf
展示内掲示